概要
トンボから蚊まで、様々な系統の昆虫に該当するものが見られ、中でもカメムシ(タガメやアメンボなど)と甲虫(ゲンゴロウやミズスマシなど)の種類が特に多い。
水生になる段階は種類により様々で、次の通りに挙げられる。
ほとんどは淡水環境にいるが、ウミアメンボなどは海洋の水面で暮らし、これは世にも珍しい海棲昆虫でもある。
一部はきれいな水でしか生きれないため、指標生物として水のきれいさを調べるのに役立つ。
呼吸方法
アメンボやイトアメンボなど水面のみで暮らすものは、普通の昆虫と同様直接に外の空気を呼吸するが、水中で暮らすものはより特殊な方法で呼吸をし、次の通りに挙げられる。
- 空気呼吸:体の一部(腹部末端の呼吸管など)を水面に出して呼吸する。
- 空気呼吸:外の空気を体に付けて呼吸する(翅の下に空気を貯める・体表で空気の層を維持する・気泡を付けるなど)。
- 水中呼吸:鰓などの体表で直接に水中から酸素を取り込む。
- 水中呼吸:体表の空気の層を介して水中から酸素を取り込む(プラストロン呼吸)。