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概要編集

シミ(紙魚、衣魚)とは、シミ目(総尾目、房尾目、学名:Zygentoma)に分類される昆虫のこと。よくなどで見かけるである。


英語では種類により「silverfish」や「fishmoth」(どれもセイヨウシミ)、「firebrat」(マダラシミ)などと呼ばれている。


550種ほど知られ、極地を除いて世界中の各大陸に分布する。


形態編集

体長は肢を除いて1cm前後。

しずく型の体型で、胸部が最も幅広く、腹部の末端に向けて次第に細くなる。先頭1対の触角と末端3本の毛が目立ち、どれも糸状のセンサーに発達する。頭部は左右の複眼が小さく、脚より少し短い程度の細長い顎髭が下から左右に伸びる。

多くの場合、背面がのような構造(鱗粉)に覆われ、往々にして銀色の光沢を帯びるが、無毛で滑らかな種類もいる。


見た目はイシノミと似ているが、イシノミはシミと比べて複眼は頭頂部に大きく発達し、顎髭が正面に畳まれ、胸部が高く盛り上がる。


生態など編集

昆虫の中ではイシノミの次に最も起源が古く、同様にを持たず、変態をしない無変態(不変態)の昆虫の一つである。そして成虫になっても一生脱皮し続ける。寿命が7~8年あり、昆虫としてはかなり長生きである。


暗い環境を好み、滑るように素早く走る。室内に侵入してを食害する害虫なイメージが強いが、自然界では樹皮海岸などに生息し、アリシミのようにアリシロアリ内に共生する種類もいる。


自然界では腐植を餌とし、内の共生菌のおかげでセルロースなど植物繊維の主成分を消化できる。ヤマトシミセイヨウシミなどは人工環境によく出没し、「紙魚」や「衣魚」の名前の通り室内の材や衣類を食害するため害虫とされ、紙の中でも特に糊付けされたものを好んでいる。文字通りの「本の虫」。


主な種類編集


フィクション・創作関連編集


関連項目編集

  • 「紙魚の手帖」--1980年代に東京創元社発行の本に挟まれていたチラシ。また2021年から発行されている同社刊行の文芸雑誌の名前。

関連タグ編集

シミ/衣魚:表記揺れ。

 昆虫 イシノミ

  害虫

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