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人魚のジョ言

にんぎょのじょごん

『天装戦隊ゴセイジャー』の敵怪人。人魚モチーフとなっているが……。
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「ウピョ~ッホッホ! 誰だって何かしら痛い所や弱い所がある…オイラの鱗はそこん所を近しい者の声を借りて突っついてやるのさ そうするとヒト共は本当に言われたと思い込んでショックを受ける!」

CV:松野太紀、スーツアクター:田中宏幸

データ

生息地:海
特技:人のコンプレックスを突く鱗
作戦:ヒト共のコミュニケーションを壊し、自滅させる
趣味:陰口

概要

有名な未確認生物「人魚」の正体とされる幽魔獣
人魚はUMAじゃないだろ!と突っ込みたくなっても気にしてはいけない。
なにせ幽魔獣は構成員の2/3弱がUMAとは呼べない連中なのだから……
 
そんなジョ言のビジュアルだが、残念ながら人魚とはほど遠く、むしろ半魚人にしか見えない。作中でも「むしろ魚人じゃ…!?」とか言われていた。
 
顔つきはジュゴンやマナティー辺りをベースにしていると思われ、両肩や腰の部分には魚の尻尾のような飾りが付いており、顔の両側にもおなじような物が見受けられる。
これだけでも十分不気味な容姿なのだが、それに加えて胸部にも人魚の貝ブラが付いていて、更に笑い声も「ウピョピョピョ……」と気色悪い。
 
戦闘では口から水鉄砲を発射して攻撃するが、本人も劇中で「腕ずくの戦いってのは好きじゃねぇ」と語る通り、彼の能力の真骨頂は直接的な戦闘ではない。
ジョ言の能力は自身の鱗に、この鱗は口からの水鉄砲でさり気無く相手の身体に付着させて初めて真価を発揮する。
そして鱗を貼り付けられた当人の耳には、近しい者達の会話が全て自身のコンプレックスへの悪口に翻訳されて聞こえてしまう為、絶えず自身のコンプレックスに苛まれる事となるのだ。
こうして多くの人間達に自分の鱗を貼り付ける事で人間同士のコミュニケーションを悪意で歪め、そのまま精神的に追い詰められた人々を互いに憎み合わせ、争わせて自滅させるという陰湿で悪質で回りくどいこと極まりない作戦を決行した。

筋グゴンとは旧知の仲であり、こうしたえげつない手段を嬉々として使うそのねじ曲がった性根を彼は気に入っており、能力も込みで「最高だ!最高だ!最高だ!」と絶賛する程。
 
なお水溜まり等の水のある場所なら自在に移動する事も可能なようで、水さえあれば機動力は優秀といえる。

劇中での活躍

謹慎を解かれ牢から出して貰った武レドランだったが、「出られたからってお前の失態が許されたな~んて思っちゃいけないよ」と膜インは厳しい言葉を投げ掛ける。筋グゴンも胸倉を掴み、「早くビービを出せ!お前が役に立つのは あれだけだ」と言って殴り飛ばす。
そして「武レドラン、お前なんぞ必要無ェって事を教えてやる。とんでもねぇやり手の幽魔獣が来るぜ…」と付け加えた。

斯くして行動を開始したジョ言は手始めに某所の学校でテニスの試合の終わって下校中、顔を洗うべく洗面所に寄ったカズミと言う少女の背後に放水し、一緒に鱗を貼り付ける。
追い付いた彼女の友人の真紀と千香子の会話が「1人で勝ったと思ってない?」、「チョー感じ悪いよね!今日のだって、まぐれでしょ?」と聞こえたのを受け、「2人とも最低!」と怒って帰って行くカズミの姿を陰で眺めながらジョ言は「ウピョピョピョッ…人の間抜け面ってのは堪らねェな」とほくそ笑むのだった。

するとデータスによって居場所を探知したのか、その場にゴセイジャーが駆け付ける。自身を「人魚のジョ言」と自己紹介したのに対し、人魚=女性の上半身に魚の下半身のマーメイドと言うイメージが強かったのか、5人は「信じられない」と言わんばかりのリアクションを取り、モネに至っては「魚人じゃん!」とバッサリ言い切る始末。
「あぁ?くぅ~ッ……全く失敬な奴らだぜ! 」と怒るジョ言はそのままゴセイチェンジした5人と交戦。ゴセイブラスターを水溜まりの中に入って攻撃を避けながら「勘弁してくれ~。 腕ずくの戦いってのは好きじゃねぇ!」と言ってブラックに口からの水鉄砲を放射して鱗を貼り付けると笑って撤退。直後にゴセイナイトも駆け付けたが後の祭りだった。

だが、アグリの悪夢は此処から始まった帰った後でシャワーを浴びて戻って来ると、物陰から聞こえる4人の会話が自身への陰口に聞こえるのだ。

モネ「お兄ちゃんってさ、もう存在自体無意味だよね」
ハイド「最初から必要だと思った事は無いがな」
エリ「力任せなだけだし、4人で戦った方が良くない?」
アラタ「何もしなきゃ良いんだけどねぇ~。しょうがないよ…」

4人の言葉を聞いたアグリはそっとドアを閉め、廊下の壁に寄り掛かる。「みんなそんな事を考えていたのか」とアグリは心を抉られてしまう。

一方。幽魔獣陣営では筋グゴンが「何度見ても面白ぇモンだな…お前のこの鱗はよ!」とジョ言の能力を絶賛。
上記のジョ言の台詞を聞いた膜インが彼の作戦を理解し、「疑心暗鬼になって勝手に自滅するという訳だね。 」と言うと筋グゴンは「流石、俺が見込んだ人魚のジョ言だ!お前の根性の悪さは最高だ 最高だ 最高だ!」と褒めちぎる。
だが、そんな彼らの様子を眺める武レドランの目が怪しく光っていた……。

そしてジョ言は再度街に繰り出すと、同じ様に多くの人間に自身の鱗を貼り付けて犠牲者を増やして行く。とある髪を気にする女性は、彼女と親しいと思しき男性から「可愛いよ」と言われるも背中越しから「つーか短かろうが長かろうが変わらねぇっつーの!」と言う陰口が聞こえて「何よ! ひどいわ!そんな事言うなんて!」とその男性と言い争いになり、某所の会社のオフィスでは部下が「使えない部下で悪かったですね!」と上司に掴み掛かる始末。
この様に町中で多くの人々が言い争いになる様子をジョ言は「幾ら取り繕って生きてても、ヒト共ってのはコンプレックスの塊。もっと揉めろ!」と陰で楽しんで眺めていた。
だが、そこへゴセイジャーが駆け付けた為に魔虫兵ビービを嗾けて再度逃亡する。

その後、ジョ言は自身が鱗を付けたアグリの傍に潜んで彼が苦しむ様子を楽しむ。アラタから連絡が来ても例によって悪口にしか聞こえないアグリは心をへし折られそうになっていたのだ。
そこへゴセイナイトが現れ彼を叱責した為に2人は殴り合いになり、その思わぬ展開をジョ言は「ウピョピョピョ…オイラが仕掛ける前に喧嘩を始めやがった。あいつら2人ともバカだな」と面白がる。

一方、膜インを探す筋グゴンもまた武レドランの策に嵌まり、ジョ言の鱗を貼り付けられていた。漸く見つけて近付いた途端、2人から聞こえて来るのは自身の陰口。

膜イン「筋グゴン、あいつは駄目だねぇ~。短気で頭が悪い。吾輩の相棒には全く相応しくないよ!」
武レドラン「同感です。腕っ節だけは認めざるを得ませんが…」
膜イン「駄目だ駄目だ!あの程度では護星天使にもすぐに追い抜かれる。奴とは早く縁を切りたいよ!」

武レドランの術中に嵌まっているとは露知らず、筋グゴンは「野郎…!」と怒りに震えるばかりだった。

一方、ジョ言も先程からアグリと喧嘩していたと思われていたゴセイナイトに見つかった為に交戦。戦いながらも「自分の力がどうだの、やれる事がどうだの、くだらん事に悩んでいてどうなる!?」とアグリを叱咤するゴセイナイトだったがジョ言の爪で弾き飛ばされ、そこへ武レドランの策に嵌まった筋グゴンが現れた為にアグリは再度ピンチに陥ってしまう。変身しないまま棍棒で吹っ飛ばされ、止めを刺されそうになるアグリの元へ4人が駆け付けるも、依然として彼らの言葉はアグリには悪口にしか聞こえない。
そして助けに入った4人は筋グゴンの猛攻に押されてピンチに陥ってしまう。

更にジョ言がアグリに追い打ちを掛けるが、ゴセイナイトが阻止して叱咤の言葉を掛ける。

「ゴセイブラック、お前が今すべき事は何だ!?悩む事じゃない!戦う事だ!!」

その言葉で自身の使命を思い出し、立ち直ったアグリの精神力で鱗は砕け散り、アグリはそのままスーパーゴセイブラックに変身。
そのパワーで「お前の強さなんか偽物だ!」と筋グゴンを圧倒。ジョ言もゴセイナイトのナイトメタリックの斬撃を受け、怯んだ所へ5人のミラクルゴセイダイナミックを筋グゴンと共に受け敗北した(筋グゴンの鱗はこの時砕け散った)。

その直後、「フッフッフ……全て計画通り」と不敵な笑みを浮かべた武レドランの放つビービ虫に噛み付かれ、ジョ言は「ウピョピョピョピョピョ…!」と笑いながら巨大化。
ゴセイグレートとゴセイグランドを両目からの光線で攻撃するジョ言だったが、ゴセイグレートのスネークヘッダーキックとゴセイグランドのグランディオンパンチを喰らって怯んだ所へ、更にランディックゴセイグレートのクワガヘッドで空中へ放り投げられると、止めのランディックストライクを受け「ウピョ――――ッ!」という断末魔と共に爆散した。


一方、武レドランの策に嵌まった膜インはジョ言共々やられて行方を眩ました筋グゴンに対して「吾輩に相談も無く勝手な事をしやがって!筋グゴンの奴…一体、何を考えているんだ!?」と激昂するばかりであった……。

余談

モチーフは人魚と虫のシミ
そして名前の由来は映画『大アマゾンの半魚人』に暴言を掛けているそうだが、大抵の人は「ジュゴン(もしくは「呪怨」)+暴言→ジョ言じゃないの?」と思ったことだろう(幽魔獣の名前の由来はホラー映画orモンスター映画のもじり)。
 
ちなみに「大アマゾンの半魚人」には捕らえられた半魚人が爪を残して去るシーンがあり、人魚というより半魚人な見た目であることやアグリの首筋に鱗を貼り付けて逃走するシーンの元ネタになったと思われる。
 
なお彼は人魚の正体とされる幽魔獣だが、どういうわけか自身の鱗の能力が「人魚が歌で船乗りを惑わせる」という伝説として歪曲されて人間達に伝わっている事に対して腹を立てているという。
人魚だけに「尾ひれがついて」実態とかけ離れていったということなのかもしれないが、客観的に見ても相当無理がある……。
 
そうでなくとも、人魚はUMAとは呼ばないし(似たようなヤツはいるが)、「(半)魚人のジョ言」ではいけなかったのか。

声を演じた松野氏は『救急戦隊ゴーゴーファイブ』で災魔一族の執事・呪士ピエールを演じて以降、『忍風戦隊ハリケンジャー』のシュリケンジャーなど演じ常連化している。
前年の『侍戦隊シンケンジャー』でスナススリという怪人の役で出演し、一昨年の『炎神戦隊ゴーオンジャー』ではバキュームバンキ、更に3年前の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』でも臨獣クレーン拳ルーツ役と、4年連続で怪人の声を務めた。

関連タグ

天装戦隊ゴセイジャー 悪しき魂 幽魔獣
大アマゾンの半魚人

ズボシメシ前回登場した、悪口繋がりの戦隊怪人
幼化サイマ獣ザイレン:『救急戦隊ゴーゴーファイブ』に登場した人魚モチーフ繋がりの先輩。同作で松野氏は巨大化要因として出演していた。

ギワーク:美少女戦士セーラームーンRに登場した相手に疑心暗鬼に誘う。彼女の場合は触角からの光線を使う。

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