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大アマゾンの半魚人

だいあまぞんのはんぎょじん

『大アマゾンの半魚人(原題:Cleature from the Black Lagoon)』とは、1954年に製作されたアメリカのSFホラー映画。
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概要編集

1954年にアメリカの映画会社ユニバーサル・ピクチャーズドラキュラ狼男フランケンシュタインに続くモンスター映画として制作された。


「大昔から生きていた生物と現代文明が接触する事で発生する悲劇」「美女と怪物の悲恋」等『キングコング』に通じる内容となっている。


当時制作された3D映画群の中では最も興行的に成功し、2つ続編が作られている。


あらすじ編集

アマゾン奥地の秘境からデボン紀の物と思われる水かきが付いた化石が発見された。

発見者のカール・マイア博士や海洋生物学研究所長のウィリアム博士、助手のケイ・ローレンス、魚類学者のリード博士らが捜査に向かったが、マイアの留守を預かっていた現地スタッフが何者かに殺害された。


一行は「魔物が住む」と言われる入り江に向かうが、ウィリアムとリードが留守中川で泳いでいたケイが何者かに襲われる。それは古から生きながらえていた半魚人「ギルマン」だった。

ケイは難を逃れたが、リード博士は川に毒薬を流してギルマンを仮死状態にし生け捕りにする。

しかしギルマンは息を吹き返し、科学者たちに復讐を開始した。


半魚人ギルマン編集

英語表記は"Gill-man"(=鰓男)。

アマゾン奥地で現地の人々が「魔物が住む」と呼び、恐れられている入り江に古くから暮らしていた半魚人。

怪力の持ち主で、入り江に入った人間たちを次々と殺していた。


その一方、人間の女性のケイに好意を抱き、彼女を求めて行動を開始する。また人間が入ってこられないよう防壁を築くなど知能も高い。


最終的には防壁を壊していたウィリアムズを殺害したが、マイアの銃で撃たれて深手を負い、入り江の中に消えていった。


『半魚人の逆襲』(Revenge of the Creature)1955年、『半魚人我らの中を往く』(The Creature Walks Among Us)1956年という続編が公開されている。2007年にはリメイクの企画が発表されたが、後に中止された。


1940年代までのユニバーサル・モンスターズは、特殊メイクを施してはいても基本的には俳優個性(素顔)を活かしたデザインだったが、本作以降は着ぐるみパペットによって表現される怪獣系のキャラクターが増加している(1954年は極東の怪獣王がデビューした年でもある)。


関連動画編集


余談編集

古い子供向けの書籍などではこの半魚人にラゴーンという名称を付けてるものがある。その由来は原題「Cleature from the Black Lagoon」の中の「Lagoon」という単語をローマ字読みしたものらしい。

  • そのためかFCソフト「女神転生」に悪魔の1体として登場する…のだが、その種族は何故か聖獣。攻略本「女神転生必勝攻略法」の説明によれば「かつては地中海守護神として崇められた」とのことだが、実際に地中海にそのような神がいたかどうかは不明。

関連タグ編集

SF映画  半魚人


人魚のジョ言:名前の由来。


海底原人ラゴン/巨大ラゴン/ディゴン/幻影怪物・魚人:半魚人繋がり。


シェイプ・オブ・ウォーター:半魚人の映画繋がり。こちらは逆に人間の女性が半魚人に好意を抱く内容である。

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