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ドロイド(セーラームーン)

どろいど

ここでは、美少女戦士セーラームーンに登場するブラック・ムーン一族が使役するドロイドたちについて解説する。
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概要編集

“邪黒水晶”から生み出されるブラック・ムーン配下の下級兵士たちの総称。

原作&『Crystal』とアニメ『美少女戦士セーラームーンR』では設定が異なっている。

それぞれの解説については下記の通り。


なお、外部太陽系戦士であるウラヌスネプチューン妖魔ダイモーンたちの事は把握していたが、未来からの侵略者であるブラック・ムーンとドロイドの事は把握していなかった。そのため、アニメ『美少女戦士セーラームーンS』と『美少女戦士セーラームーンSS』の間のストーリーを描いたSFCソフト『美少女戦士セーラームーン Another story』ではドロイドをダイモーンだと誤認するシーンがある。


原作と『Crystal』編集

蒼のサフィール錬金術を用いて“邪黒水晶”のエネルギーから作りだされるホムンクルスの兵士たち。役割としてはいわゆる戦隊モノの幹部に大勢付き従うモブ戦闘員と同じであり、デザインもそれに近い没個性なもの。後述のヴェネティとアクアティキ以外は、胸や体付きから男女の区別が辛うじて付くぐらいである。


ありとあらゆる人間に化ける能力を持っており、20世紀ではこの能力を使って少しずつ本物の人間達と入れ替わり、最終的には秘密裏に社会を乗っ取る計画を推し進めていた。実際幹部との戦闘になった際には、近くにいた複数の一般人がドロイドとしての正体を現し襲ってくる。


ちなみにアニメには全く登場しなかったが、ベルトスクロールアクションゲームであるSFC用ソフトの『セーラームーンR』では“ジェイド”という名前で登場しており、さらに『美少女戦士セーラームーン Another story』では戦闘員Aと、オポシティオ戦士の1人であるイシュタルの専属戦闘員(子分)のBタイプとして登場している。


ヘビーシェイド編集

SFC用ソフト『セーラームーンR』に登場するドロイド(ジェイド)の亜種

相撲取りを思わせる体形(早い話が太った体形)をしており、見かけによらずセーラー戦士から一定の距離を取りつつ端から端までスライディングで移動しながら攻撃を繰り出すため、非常に厄介な難敵と化している。

なお、『美少女戦士セーラームーン Another story』では戦闘員、戦闘員Cという名前で登場している。


キラル・アキラル編集

翠のエスメロードの配下。旧アニメではキラルは髪の色は水色で肌の色は色白だが、アキラルは髪の色は薄紫で肌の色は色黒なのが特徴。Crystalでは2人共ベージュ寄りの茶髪であり、キラルが色白、アキラルが色黒な事を除けば瓜二つ。

TVアニメではドロイドとして扱われており、第81話(R基準では35話)でエスメロード配下の最強ドロイドとして登場しているが、原作&クリスタルでは人造宝石ブラザーズとしてドロイドとは別の扱いで下級幹部であったあやかしの四姉妹が立場としては近い。


名前付きドロイド編集

ヴェネティ&アクアティキ

CV/森下由樹子(ヴェネティ)、大和田仁美(アクアティキ)

原作及び『Crystal』(ドロイドA、ドロイドBという名前に変更されている)に登場。

製作者である蒼のサフィールの配下。サフィール曰く『完全なドロイド』であり、作り出すには莫大なエネルギーを使う上に、作成も難しいらしい。

エクトプラズムの様な姿をしており、煙のように霧散したり、逆に虚空から実体化して相手を抑えこむことが出来る。

サフィールと共に捕えられたうさぎに襲いかかるが、最後はセーラームーンの再覚醒によるエネルギーを浴び消滅した。


テレビアニメ『セーラームーンR』編集

こちらの設定では、無印に登場した妖魔たち同様にブラック・ムーンの主力戦力となる怪人たちの総称。あやかしの四姉妹やエスメロードの指揮下にて侵略作戦を実行している。


体のどこかにコアとなる“邪黒水晶”の宝石を身に付けている事から、原作及び『Crystal』と同様に“邪黒水晶”のダークパワーから生み出された人造兵士だと思われる。しかし製造法の詳細については明かされていない(エスメロードがワイズマンにダークパワーを浴せられドラゴン化した際、浄化消滅のプロセスがドロイドと同様であったことから、他のドロイドも同じように人間を素材としていた可能性がある)。


原作及び『Crystal』とは違い、知力・体力・性格・特殊能力がそれぞれの個体ごとに全く異なっており、一体一体それぞれに“個性”がある。担当している役割も多彩で、作戦を単独で実行するもの、アシスタントとして指揮官を間近でサポートする者、作戦に適した能力を持っているとして選抜される者、更に指揮官に信頼されてパートナーとして同行が許されている者等々、特撮物やアニメに登場する悪の組織の怪人たちのような存在として扱われている。


なお、原作と『Crystal』では人造宝石ブラザーズ(ブールブラザーズ)として扱われていたキラルとアキラルと“邪黒水晶”の化身であるジャーコック以外は皆女性型で、無印時代の初期の妖魔たちに比べるとかわいらしさや美形度がアップしている。


人間に擬態する時は本来(ドロイド)の姿に似た人間態になる事が多く、あらゆる人間に化けると明言されていた原作のドロイドからスペックダウンしている。例外としてドッグバーは元々動物園を運営していた人物と入れ替わっており、リュアクスは泥のように変形してネオクイーンセレニティに擬態し、ちびうさを騙そうとした。人間への擬態シーンがなかったドロイドも存在し、その内風雷鬼・アクムーダ・ジャーコック・キラル&アキラルは強襲作戦であったため擬態の必要もなかった。ジャーマネンのみ、潜入作戦であるにもかかわらず人間に擬態しなかった。


セーラームーンたちに倒されると結晶化した後に砂となって崩れ去り、最後にコアである“邪黒水晶”が力を失ってただの石と化す。

ちなみに結晶化するパターンには2通りあり、全身にヒビが入った後、パリンとガラスの割れるような音と共に表皮が砕け散り、あとには結晶化した全身が残っているものと、特に演出なく、徐々に全身が結晶化するものがある。断末魔は統一されていないが、脚本段階では全員「クレンジングー!!」となっていた。


一覧編集

ルベウス侵攻時


“邪黒水晶”の化身(ワイズマン(デス・ファントム)の分身)

名前声優登場話
ジャーコック江川央生75話
ジャーコックブラウン-美少女戦士セーラームーン Another story に登場

エスメロード侵攻時

名前声優登場話
マジパン萩森じゅん子76話
ウデリング原えりこ77話
パルマコン大野由佳78話
ドッグバー中友子79話
ギワーク安藤ありさ80話
キラル江原正士(テレビアニメ)、羽多野渉(Crystal)81話
アキラル置鮎龍太郎(テレビアニメ)、田中一成(Crystal)
リュアクス浦和めぐみ82話

※登場話数は無印からの通算

※キラルとアキラルは原作ではドロイドとは別種の存在だが、ややこしいのでアニメ版を基準にドロイドとして掲載している。


その他編集

ここでは、SFCソフト『美少女戦士セーラームーン Another story』に登場するドロイド(ジェイド)について解説する。


戦闘員B

第1章「ヘル・デスティニー」に登場。

ヘル・ディスティニィーの暗躍によって運命が捻じ曲げられた結果出現したヘビージェイドタイプの怪物。

新幹線浦和良を迎えに行った水野亜美を複数で襲撃した。

セーラー戦士たちが2番目に対決する事になるボスキャラで、戦闘員では最弱だが、魅了や毒霧、そして幻惑といった特殊攻撃を仕掛けてくる。こちらも弱いのでステータス異常攻撃に注意しよう。


戦闘員C

ヘル・デスティニーの活動で運命がねじ曲がった結果、土萠研究所に出現するようになったヘビージェイドタイプの怪物。防御力が弱く、少し強力な必達技を使えば簡単に倒せる。


戦闘員A

ヘル・デスティニーの本拠地である“暗黒城”に出現するジェイドタイプの最強の戦闘員。特殊能力は無いが攻撃力と素早さが高い。


イシュタル子分B

第2章「石をさがして ビィーナスの章」に登場。ヘル・デスティニーの幹部であるオポシティオ戦士(一応)であるイシュタル専属の怪物。

ジェイドタイプのドロイド(だと思われる)で、陽のクンツァイトを奪う為にやって来たイシュタルの命を受け、トルコの地下都市・リアスの村、クンツァイト神殿内で風雷鬼タイプの子分Aと共に集団でビィーナスに襲い掛かってくるが対して強くない


関連項目編集

ブラックムーン セーラームーンの敵キャラ 美少女戦士セーラームーン

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