ミュージカル:河崎美貴(バンダイ)/広村美つ美(ネルケ)
概要
原作第二部及びアニメセーラームーンRにおける敵のひとり。ブラックムーン一族の上級幹部にして紅一点。翡翠色の髪をうねらせた、スタイル抜群の妖艶な美女。通称「翠のエスメロード」。
30世紀の未来人だが、ボディコンドレスというなんとも時代を感じさせるファッション。首が長くお尻が大きい。人造宝石ブラザースを始めとする数多くのドロイドを配下として従えている。
由来はエメラルドの語源となったラテン語の「緑色の石(Esmeralda)」。
原作
一族を率いるプリンス・デマンドに想いを寄せ、遠くからデマンドを見つめていたところで邪魔に入ったルベウスを敵視する。
恋敵のセーラームーンを始末しようとしたのか、セーラームーン達を伴って30世紀に帰還したちびうさ抹殺の先鋒に志願。
人造宝石ブラザーズに「クリスタル・パレス」の鏡像体を作らせて本物のクリスタル・パレスもろとも消滅させようとしたがタキシード仮面の攻撃で失敗。
手袋の下にワイズマンに与えられた「妖獣の手」を隠しており、再度ちびうさ達を襲ったがタキシード仮面に倒された。
旧テレビアニメ
常にジュリアナ扇子を所持し、バブリー臭が増した。自身を「最強にして最高の美女」と断言する高飛車な性格だが、セーラー戦士にはおばさん扱いされる。高笑いが特徴であり、敵味方双方からうるさいと突っ込まれる。ケーキバイキングではケーキをドカ食いしていた。
プリンス・デマンドを愛しており、彼が執着するネオ・クイーン・セレニティ(セーラームーン)に激しい嫉妬を向ける。
紅のルベウス失脚後に第二の幹部として登場。十番街の「クリスタルポイント」に「邪黒水晶のダルクヘンジ」を打ち込んで暗黒ゲートを開き、未来から送りこんだダークパワーで直接汚染する作戦を立案、承認を得て行動を開始する。
しかし、ドロイドに任せきりな傾向が災いして幾度もの作戦に失敗。ついにデマンドから下された撤退命令に従い未来に戻る。その後、デマンドが生け捕りを企むセーラームーンを抹殺する目的の元、ワイズマンと手を組み、強力な力を手に入れようと企てるが‥‥
エスメロード・ドラゴン
アニメ『美少女戦士セーラームーンR』第34話(アニメ通算第84話)「ワイズマンの魔手!ちびうさ消滅」にて登場。
ネオ・クイーン・セレニティに嫉妬するエスメロードが、ワイズマンを利用して強大な力を得ようとした際に、女王クイーン・エスメロードとなるという自らが望む未来を語るワイズマンに煽られ、扱い切れない程のパワーを手にした挙句に暴走し、心の内がそのまま形となった姿である。最早エスメロードとしての意識は無く、ただ破壊衝動に駆られるままに暴れ回るだけの存在となってしまっている。
口から吐き出す『邪黒火炎』が主な戦力で、たとえダメージを与えてもたちまちのうちに傷口を回復してしまう高い治癒能力を兼ね備えている強敵。出現後、本能に導かれるまま未来の四守護戦士が張るクリスタルパレスの結界を破ろうと突っ込んでくるが、最後は力の源であるティアラ部分にタキシード仮面が投げたバラを受け怯んだ所へ『ムーン・プリンセス・ハレーション』を受け消滅した。
消滅時にはドロイドと同様に一旦全身がクリスタルのように変化し砂と化して崩れおちる過程を取ったが、その際エスメロードの姿が微かに浮びあがったため、セーラー戦士たちは自らが消滅させたドラゴンの正体を知ることになった。
アニメ『美少女戦士セーラームーンS』と『美少女戦士セーラームーンSuperS』の間を描いたSFCゲーム『美少女戦士セーラームーンAnother Story』においても登場。
ヘル・デスティニーの運命改変の影響なのか(おそらく)力を制御出来る様になったらしく、過去の地球でエスメロードを倒すとこの姿になって再戦する事となる(いわゆる連戦)。
TV本編で使用した『邪黒火炎』の代わりに『吹雪』や打撃攻撃を中心とした戦法に変化しているほか、結構硬い事やセーラームーンとちびムーン、そして外部太陽系戦士以外のセーラー戦士たちが余り育っていない事も手伝って(しかもフィールドの敵も現代と変化していない為にレベル上げもできない)長期戦は必至である為、しっかりと準備して挑みたい。
余談
後に登場した海王みちるは、エスメロードを大人しくした感じと設定されている。
アニメR版の担当声優小山茉美氏は、セーラームーンCrystalにおいては月野うさぎの前世の母親クイーンセレニティを演じた。逆にCrystal版の担当声優の桑島法子氏は美少女戦士セーラームーンSuperSにおいてモブキャラを演じていた(桑島氏の声優デビュー作でもある)。
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