CV:三石琴乃
概要
30世紀の未来の月野うさぎが「幻の銀水晶」の力で地球を浄化し、クリスタル・トーキョーという都市の女王になった姿。
セーラームーンへの変身能力を失ったが、幻の銀水晶を遥かに使いこなせるようになった。
前世の母クイーン・セレニティの名前を受け継ぎ、女王らしい威厳を身に着けた。
ネオは新しいという意味である。
夫のキング・エンディミオン(未来の地場衛)、一人娘のスモール・レディ(ちびうさ)、そして未来のセーラー戦士と「クリスタル・パレス」の宮殿で暮らしている。
娘には悲しいことやつらいことがあっても、それに耐えて生きていかなければならないことを説いている。
しかし、過去の自分宛に送った手紙がやたら軽いノリで、ひらがなばかりで誤字だらけ(テレビアニメ)など、過去と変わっていない面もある。(ルナ曰く「ネオ・クイーン・セレニティってやっぱりどこかうさぎちゃんなのよね…」)
手紙の追伸にて現在のうさぎに「若いうちの勉強はやはり必要だったからがんばってください」と付け加えた。
原作・新作アニメ
前世のプリンセス・セレニティ時代と同じ銀髪とドレスだが、腰のリボンは巨大化した。銀色の「ムーンロッド」から銀水晶の光を出す。
21世紀初頭の22歳でクリスタル・トーキョーの女王ネオ・クイーン・セレニティに即位。
「幻の銀水晶」の力で1000年の命と永遠の若さを手にし、ほとんどの地球人の体も同じように作り変えた。異名は「全能の女王」。
女王として即位に至った経緯は描かれていないが、第五部ラストの地場衛との結婚式では懐妊を認知している。
30世紀にブラックムーンがクリスタル・トーキョーを襲撃した際は、「幻の銀水晶」の異変に気づいてスモールレディを探しに出たところ、プリンス・デマンドの邪視攻撃を受け、防御用のクリスタルに包まれて眠りについた。
ちびうさのセーラーちびムーン覚醒に反応して目覚め、ちびムーンに「戦士の力を失った自分の代わりに」とムーンロッドを託し、デス・ファントムに吸収されたセーラームーンとタキシード仮面の元に送り出す。
20世紀に帰還するセーラームーンに直接お礼を言い、「コズミック・パワー」入りの新しい変身コンパクトと内部太陽系戦士用の「プラネット・パワー」を授けた。
新作アニメでは旧作アニメと声質が異なり、当時の三石氏の役柄によくある大人の女性の声になっている。一部シーンでは旧作アニメのように金髪になっている事も。
なお、セーラーコスモスはネオ・クイーン・セレニティよりも更に遠い未来のうさぎの姿である。地球を飛び越えて銀河全体を守る戦士になったようだが、ネオ・クイーン・セレニティが再び戦士に変身できるようになったのか、死後転生してセーラーコスモスとして生まれ変わったのか、はたまた両者は互いが交わらない未来に生きる所謂パラレルワールドの関係なのかは不明(ネルケミュージカル版では転生設定を採用している)。
また、千年どころではない気の遠くなるような未来であり、太陽系が現存しているかどうかも不明。
旧作アニメ
うさぎと同じ金髪。ロッドを持たず、ティアラから幻の銀水晶の光を出す。前世の母のようなマーメイドスカートを着用し、腰のリボンは妖精の羽の形。
経緯は不明だが20〜21世紀に起きた大変動を経て地球の生命体が冷凍睡眠に就き、30世紀にうさぎが「幻の銀水晶」の力で再生させると同時にクリスタル・トーキョーを創り、その女王となった(テレビアニメ版では不老長寿ではない)。
ブラックムーンのクリスタル・トーキョー襲撃の際、ちびうさを過去の時代に逃がし、攻撃を受ける寸前に4人の守護戦士(未来のマーズ、マーキュリー、ジュピター、ヴィーナス)の力で、クリスタルに包まれて眠りについた。
セーラームーンたちがデス・ファントムを倒したことで眠りから醒め、エナジーを使い果たしたちびうさとセーラームーンを救った。
関連イラスト
原作版
旧作アニメ版