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ジャーマネン

じゃーまねん

ジャーマネンとは、セーラームーン65話に登場する敵キャラクターである。1話限りでやられてしまう、いわゆる怪人・妖魔・ザコ敵と呼ばれるキャラクターだが、代表的なスライム娘として一部に有名である。
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外見

センシティブな作品
GB版サフィールさん


画像のとおり、赤い粘液で形成された女性、いわゆるスライム娘である。頭から一対の羽とも髪とも見える部位が伸び、目は瞳がなくグリーン単色で、性器と乳首はない。衣類は黄色い蝶ネクタイのみであり、そこにコアと思われるグリーンの邪黒水晶が嵌っている。

つまり「赤い全裸に蝶ネクタイのみ」という刺激的な姿である。乳房の前で腕を組むことが多く、設定でもそのように描かれているが、隠す意図は見られない。自身の格好を恥ずかしがる素振りも、逆に見せつける様子もなく、服を着ているかのように自然に振る舞う。

脚本段階では「黒い油のようなもので全身が構成された、英国の執事タイプの女性型ドロイド」と設定されていた。しかしその回の演出(絵コンテ)担当であった五十嵐卓哉氏が「どうしても赤いドロイドを出したくて」と登場シーンを「ワイングラスに入った赤い液体から、アラジンのランプの魔人のように登場する」ように変更し、その意向の上で全身のデザインは作画監督である安藤正浩氏が描き起こした。

特徴

ジャーマネンズ


「身体を変幻自在のゲル状に変化させることが出来る」と、公式ではそのようにしか説明されていない。しかし劇中では、ワイングラス1杯の液体から自身の全身を形成したり、腕をナイフ状に変化させたり、部屋中に粘液を巻き散らしたり、触手を伸ばし相手を脱出できないよう拘束したりなど、体を形成する物質の粘度や硬度、体積までも自在に変化させている。

他に公式には説明されていない能力として、テレポートと、床や天井に黒いホールを作り壁の通りぬけも行っている。ただ大抵のドロイドが異次元にて待機していることからテレポートは固有能力ではないようだが、ジャーマネン以外に床や天井にホールを作り通りぬけを行ったのは最強のドロイドと言われていたキラル・アキラルのみとなっている。

また劇中、自身の作ったホールを通り天井から現われた後、逆さのままで居ることが多い。通常であれば無理な姿勢だが、苦にしている様子はない。

呼び出されたときに「おじゃまいたします」と挨拶する口癖はあるものの、主であるカラベラスにのみ敬語を使うなど、成年女性なみの知能と言語能力がある。カラベラスの側に付き人のように静かに傍らに付き、呼び出された際は敬礼するなど忠義も高い。

このように応用範囲が広い能力に、それを使いこなす知能も持ちあわせている強力なドロイドである。この能力を用い作中でも様々な攻撃を行ったが、特に画像のように自身の体を形成する粘液を使用し、相手を拘束することを得意としている。

自在に粘液状になれることから物理攻撃に対しても耐性があると思われ、テレビマガジンデラックスでも「やわらかいのでパンチやキックなどのふつうの攻撃はまったくきかない」と書かれている。しかし劇中ではヴィーナスのドロップキック攻撃を当たらないよう避けており、本当にノーダメージなのかは疑いが残る。またペッツの電撃とマーズのバーニングマンダラを、床から伸ばした触手部分のみが受けているが、それでジャーマネン本体がダメージを受けたかについては描写がないため不明。なお脚本段階では、粘液状にして伸ばした体を切られたときに「ぎゃあ」と悲鳴を上げ、分離して家具の隙間に逃げるシーンがあったが、すぐに元通り再生している。

弱点は公式カイドブックである「なかよしメディアブック」に「凍りつくと動けない」と記載されている。しかし劇中では真夏であり冷気を浴びる場面もないため、どの程度で凍りつくかは釈然としない。それでも太陽光がほとんど届かないネメシスの環境下で製造されていることから、ある程度の耐性はあるだろう。冷気を操るマーキュリーは天敵であった可能性があるが、劇中では不意打ちの形で拘束したため、正面からぶつかることはなかった。

なお、作戦上人に化ける必要があるにも関わらず人に擬態するシーンがない唯一のドロイドである。擬態する理由がないために擬態シーンがないドロイドは他にも存在するが、しかしジャーマネンの場合、対人接客を主であるカラベラスたちのみで行い、本人は人目を避けるように裏方の作業(店員の拘束)を行っている。ここから、変幻自在の身体にも関わらず、人間に擬態する能力を彼女は持っていないと想像される。

他の弱点としては、身体を動かすと粘液の流れるような音が出るため、通りぬけ能力を使用して不意打ちをしようとしても気取られることがある。

なお視覚については人と同レベルのようで、劇中でも目眩しで視界を奪われたり、明かりの無い倉庫の状況を見るために扉を開け外の光を入れて確認する場面がある。地中に潜ったまま一方的な攻撃が出来なかったのは、地中にいる間は地上のことが見えず、狙いを定められないためと思われる。(唯一ジュピターに地中から直接触手拘束を行っているが、それはジュピターが床に着地した音が響いた直後に実行している)

経歴

セーラームーンRの65話(ブラックムーン編)において、あやかしの四姉妹であるカラベラス配下のドロイドとして登場する。戦闘時には前述の強力な能力を駆使し、あやかしの四姉妹撤退後に単独でセーラー戦士4人を拘束するところまで優位に立つも、隠れていたセーラームーンに不意打ちで必殺技を撃たれ、消滅した。

以下に詳細を記載する。

登場

カラベラスが私室(UFO内の異次元空間)にて手を虚空に掲げると、蜃気楼が現物になるかのように、その手の内へ赤ワイン入りのワイングラスが出現する。カラベラスは手に持ったそれを飲もうとはせず、揺らめくワインに向かい、静かに「ジャーマネン」と唱える。

するとワインはひとりでに揺らめきを増し、グラスの中で荒々しく波立つまでになると、今度は竜巻のように上へと立ち昇る。赤い竜巻がばしゃあと吹きとぶと、そこには赤ワインで出来た全裸の女性が、カラベラスに向かい「おじゃまいたします」と敬礼をしていた。

以上がジャーマネンの初登場シーンであり、先述のとおり演出の五十嵐氏から「ランプの魔人がランプから登場するように」と指定されたシーンでもある。

彼女はこのまま作戦目標である店舗の乗っ取り作戦に参加することになる。

作戦中

作戦実行についてはペッツとカラベラスの共同で進めている。ペッツとカラベラスの二人が店員として表に立ち、ダークパワーを発するよう工作をする中で、ジャーマネンは裏側で本来の店員を倉庫と思しき場所に拘束を行ったようだ。

闇に閉ざされていた倉庫に赤い光が飛び交った後、がちゃりと扉が開き、外から入る明かりで室内が照らし出される。中は蜘蛛の糸のように粘液が張り巡らされ、女性店員3人が全裸で磔にされていたのだ。ドアノブを持つジャーマネンは、扉が開いたにも関わらず眠っているかのように声ひとつ上げず無反応な店員たちを見届けると、そのまま扉を閉め、室内はまた闇へと閉ざされた。

なおシーン自体は「ジャーマネン」でイメージ検索をすればすぐに見つかるであろう。かなりのサービスシーンのため興味がある方は探していただきたい。なお絵本や脚本段階においては、店員に化けて接客しているペッツ・カラベラスの足元のカウンターの影で、半液状化したジャーマネンが服を着た本物の店員を奥の事務室へ引き摺りこむ描写へと変更されている。

再登場

例によって偶然にもうさぎ・美奈子・まこと・ちびうさが対象の店舗に来店するが、前述のように接客に関わらないジャーマネンには登場シーンがない。ペッツ・カラベラスとうさぎたちの間でいくつかのやりとりのあと戦闘が不可避なものになったところで、ジャーマネンはカラベラスによって戦闘要員として呼び出される。

「ジャーマネン!」そうカラベラスが唱えると、天井に黒いホールが開き、そこからどろどろと赤い粘液が流れ出す。粘液は蝋を垂らしたかのように垂れ落ちながら、徐々に胸に手を当てた女体の形へ変わってゆく。最後に羽根のような部位をばしゃりと横に広げると、脚を天井に貼りつけた女の形に完成した粘液は小さくおじぎをしながら言った。「おじゃまいたします」

この形成シーン、非常に素晴しい出来のため、スライム娘好きの方は是非ご覧いただきたい。

戦闘

ジャーマネンは壁と床を通り抜ける能力を使い変身前のうさぎたちを頭上の天井から強襲するも、音によって気取られ避けられてしまう。その直後、美奈子が機転をきかせ消化器で目眩しをされる。視界を奪われペッツ・カラベラス・ジャーマネンが戸惑っている間に、うさぎはちびうさを連れて奥へと逃がれ、まことと美奈子は消化器の霧に隠れて変身する。

そのままジュピター・ヴィーナスと戦闘となると、まず仕掛けてきたヴィーナスの飛び蹴りを液状化しながら天井の中へ潜りこみ避ける。そして今度はジュピターの足元の床から、触手状に変えた自身の体を伸ばす。ジュピターが足元の異常に気付いたときには既に遅く、赤い粘液状の触手はじゅるじゅると大きな音を立てながら、ジュピターの全身を絡め取り、拘束に成功。直後腕組みをしたジャーマネンの本体が、まるで成果を見定めるように床から現われた。

しかし拘束されながらもジュピターはペッツと口論を行い、激昂したペッツはジュピターへ電撃を放つ。ジャーマネンの粘液触手により身動きが取れないまま、ただ電撃を受け悲鳴を上げるジュピター。その危機を救ったのは、偶然にも通りがかったマーズとマーキュリーである。マーズが放った火輪はジャーマネンの触手を切り裂き、ジュピターを開放した。

マーズとマーキュリーに加勢されたことにより数的不利となったカラベラスとペッツは退却を決定。ジャーマネンに「後の処理を」と託すカラベラス。「お任せください」、いつの間にかその場から居なくなっていたジャーマネンはそう言いながら床から現われ、虚空へと消える主を背に自らはその場に留まる。主に使い捨てられたような状況だが、ジャーマネンは笑みを浮かべ、さらに彼女の体内からは粘液が渦巻く不気味な音が響き初める。そして自らを無視するように主を追おうとするセーラー戦士たちに叫んだ。「お前たちの相手は、私だ!!」セーラー戦士の前でジャーマネンは、顎の前に構えた腕を広げながら背を反らせると、鳩尾から自身の体を形成する粘液を爆発的に噴射する。

最後

店の備品、床、至るところに赤い粘液が付着し、暗く歪んだ空間となった店内。主が退却したことで始めて可能となった爆発的な無差別全体攻撃の結果、セーラー戦士4人はなすすべなく全員粘液に拘束されていた。そこに改めて天井から垂れ落ちるようにジャーマネン本体が現われる。彼女は小さく笑いながら、さながらターミネーター2のT-1000のように右腕をナイフへ変形させる。

しかしそこにタイミング良くセーラームーンが現わる。ジャーマネンはナイフに変えた腕でムーンに襲いかかろうとするも、すぐさまムーンは必殺技を放つ。ナイフ攻撃は届くことはなく、光を浴びたジャーマネンはクリスタルのように変化し、砂へと崩れさった。店中に付着していた赤い粘液も消えさり元通りとなり、セーラー戦士たちも拘束から解放された。

当時の反響

放送当日は夏コミと重なっている。そのためいわゆるコアなファンは遠出をしている者も多く、録画視聴組とリアルタイム組で分かれてしまったことでNiftyServeなどのパソコン通信上での感想も時期がばらけ、いまいち盛り上がりに欠けてしまった。視聴率は10.1%であった。

それでも外観に関しては「いかにも人造人間である『ドロイド』らしい」と概ね良い評価を受けている。ターミネータ2に登場するT-1000やプリンセスメーカーに登場するアミーバとの類似性を指摘する者もいた。他に髪のようにも羽のようにも見える部分がうさぎの髪型に似ているため、予告の時点で偽うさぎとして登場するのではないかと推測する者もいた。

人外であり、なおかつ性器や乳首は描かれていないにしても、全裸に蝶ネクタイのみという姿や、触手を連想させる攻撃方法は、土曜日19時に放映されていた女児向けアニメとしては非常にエロちっくであり、彼女を今でも記憶している者や、彼女に性癖を狂わされた者はそれなりに多い。

他メディア

SFCセーラームーンRにおいて、3面後半のザコキャラとして登場。ノーマル、キ、シルバーの3色のバリエーションがある。ベルトアクションであるゲームに登場するザコキャラであるため、キックやパンチなどの普通の攻撃でもダメージが通る。ただキジャーマネについてはアニメで見せた粘液噴射のモーションでセーラー戦士一人を粘液触手で取りこみ、締めつける攻撃を行う。この取りこみ攻撃は吸いこみが広く、なおかつ彼女らはほぼ地中へ潜りながら移動するため、こちらが狙いづらい上に相手からは掴まりやすいという、強力な敵となっている。また取り込み攻撃のモーションがアニメを知らない人には乳房を伸ばしてセーラー戦士を縛りつけているように見えるため、それを「おっぱい攻撃」と呼ぶものも多い。

GBのセーラームーンRではステージ2以降で登場する。特にサフィールとのボス戦の際、彼はジャーマネンを召喚しながら戦うため、サフィールの一番のお気に入りのドロイドではないかと推測する者もいる。なお他にゲームではSFCセーラームーンアナザーストーリー、PCEセーラームーンコレクションにも登場している。

先述のとおり、脚本段階では「黒い油のようなもので構成された、英国の執事タイプの女性型ドロイド」と設定されていた。恐らくは自分の体の一部で形成された黒い執事服を着用しているようなデザインを想定していたと思われる。また、攻撃時に毎回「お邪魔ー!!」と叫んだり、自分の体が切られた際に痛がって家具の隙間に逃げたり、カラベラス撤退時に居残り戦闘を継続することを命令されると「そんなー!!」と叫ぶなど、本編より口数が多く幾分か軽い態度と性格になっている。

幼児向けの絵本でも登場している(15巻アルテミスのおくりもの)。こちらではスライム娘であることは同じだがデザインが完全に異なり、全身水色でスキンヘッドになっている。こちらもジャーマネンでイメージ検索をすれば見つけることが出来るだろう。

その後への影響

漫画版のセーラームーンでは、サフィールがヴェネティ・アクアティキという2体のドロイドを「完全なドロイド」と呼称している。この2体は不定形であるためジャーマネンとの類似性を指摘されることがあるが、どちらかと言えば魂か気体のような描かれ方であり、別物と思われる。ただしまったく別の回にて、ジャーマネンのように液体から生成されるかのような敵キャラが登場している。

アニメではセーラームーンSの終盤において、ジャーマネンと似た造形の敵が大量に登場する場面がある。赤色の粘液状で、体を巻きつけて攻撃を行うなど共通点が多いが、セーラー戦士の必殺技に少し触れるだけで滅びるほど耐久力が低く、知能もほぼ無い。その代わりに幾千もの大群であるという特質がある。なお、この回の脚本段階では、ダイモーンは「ゴーストダイモーン」と設定されており、粘液っぽさは皆無。また、この回の演出はジャーマネン登場回と同じ五十嵐卓哉氏である。(補足:通常回では演出が絵コンテも手掛けるが、この回はSシリーズのクライマックス直前話のため佐藤順一氏がコンテを切った)。

他作品だが、シャーマニックプリンセスの5話に、外見や特徴が非常に近しいキャラクターが登場する。この話の原画にはジャーマネン登場回の作画監督を努めた安藤正浩氏が参加している。

二次創作など

非常に刺激的な彼女であるが、放送当時、エロ方向ではほぼ話題にはなっていない(ようだ)。恐らくは敵キャラ・人外への性癖が今ほど一般的ではなかったためと考えられる。
しかし当時刺激を受けた少年たちが大人になった今、それなりに着目されはじめ、二次創作にてさらなる能力を付加されている場合も多い。例えば以下の能力が挙げられる。

  • 体がアルコールであることから酔い能力
  • 食品であることから飲ませて同化させる能力
  • 店員を処分せず拘束に留めていることから自身を飲ませて操る能力
  • スライム娘であることから溶かして同化してしまう能力
  • 拘束されていた店員の肌が白っぽいことから石化などの状態変化能力
  • 触手状に包んだり次元移動から丸呑み能力
  • さらに発展させて丸呑みしたまま壁抜けをしての短縮移動能力
  • 同化能力を発展させての治癒能力
  • 赤い色から吸血能力
  • さらに血と擬態させて流しこんでの操り、寄生、同化能力
  • 形成自由であることからの性器や乳首の形成
  • さらにふたなり

登場も描写も少なかったことから、その可能性を今でも追い求めている者もいる。

登場作品

美少女戦士セーラームーン

その他情報

声優・CV

大野由佳

誕生日

不明

別名・表記ゆれ

ジャーマネ:SFCセーラームーンR攻略本での表記。アニメの作画スタッフ向け設定資料にもこう記載されている。

関連タグ

スライム娘 怪人 女怪人

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