概要
アニメ『美少女戦士セーラームーンR』第78話(アニメ通算32話)「ヴィーナス美奈子のナース大騒動」に登場したブラックムーン一族のエスメロード配下のドロイド。名前の由来はギリシャ語の「パルマコンpharmakon」であり、この語は「毒」と「薬」とを同時に意味する。
外見
『レインボー戦隊ロビン』のリリをモデルにしており、髪は固体状でガラスのように艷を放ち、ボディラインが透けて見える半透明なチューブ状の衣服を纏い、緑色の邪黒水晶の付いた帽子を被っている。
右手には巨大なメスと左手には巨大な注射器を標準装備している。口癖は「パル」。
能力
身軽な動きで相手に迫る攻撃を得意とする。
- 巨大メス
右手に装備しており、一振りで相手切り裂く。
- 巨大注射器
左手に装備。外筒部分をピストン方式でロケットのように飛ばして攻撃してくる。連射可。
ナース
人間に化けた姿でドロイド時の姿はそっくりだが、茶髪になっており、青緑の瞳をしてピンクの看護服を着ている。
パルマコンよりもリリのモデルに近い。
ドロイド時とは違って普通に喋れるが、戦闘時になると口癖の「パル」に切り替わり、ドロイドの力を半分引きだす(劇中ではちびうさに向け瞬発力で取り押さえるのが特徴)。
変身
「パァールゥーッ!!」
両手を下げながら高く上げ、背中から黒い霧が溢れ出して包み込み、やがて黒色のスマートボディの姿から紫色に光り、ガラスの髪型・半透明なチューブ状の衣服を纏い、巨大メス・巨大注射器を取り付けてから決めポーズで完了する。
作中の活躍
ネガティブポイントである十番医科大学病院に看護婦に化けて潜入、ダークパワーを封じこめた薬と注射を使って新型のインフルエンザを十番街に蔓延させていた。
徐々に巨大化するダルクヘンジを守護していた時、エスメロードが様子見に来て順調に進んでいると報告。後に彼女も女医として留まる。
そこに偶然未だ健康であった美奈子とちびうさが病院を訪ねてきたため、エスメロードの命によりパルマコンは瞬時に飛び移り、ちびうさを取り押さえてダークパワー入りの注射を迫ったところ、混乱したちびうさがエナジーを放出し、ちびうさがラビットであることに気付く。
そのままラビット抹殺のためにエスメロードは通常着に変え、彼女の指示でパルマコンはドロイドに変身。襲い掛かろうしたその時、セーラーヴィーナスに変身した美奈子と戦闘になる。
パルマコンは身軽な動きでヴィーナスを手玉に取り注射器ロケットで壁に拘束、さらにちびうさへ攻撃を試みるも、タキシード仮面に阻止された上に他のセーラー戦士が到着。マーズの「バーニング・マンダラー」を受けたところにセーラームーンに止めを刺された。
他メディア
テレビゲームではSFCの『アナザーストーリー』に登場。1章にて病院の看護婦に化け、不意打ちしてくる。