概要
本名はロナウド・デ・アシス・モレイラ(Ronaldo de Assís Moreira)
ブラジル代表チームにロナウドが居たため、小さなロナウドという意味の登録名ロナウジーニョを名乗る。
圧倒的に圧倒的なテクニックから生み出されるスペクタクルかつファンタスティックなプレーで、敵味方問わずスタジアムを魅了した真のスーパースター。
キャリアピークはパリサンジェルマンからFCバルセロナに移籍した時で、当時暗黒時代だったバルサに文字通り太陽のような光をもたらした。
あのディエゴ・マラドーナをして「彼はまちがいなく最高のプレーヤーだ。テクニックだけではない素質を持っている。それは試合を見てる人全てを笑顔にする事さ」と言わしめたほど。
特に最大のライバルチームであるレアル・マドリードとの「エル・クラシコ」で試合前に「R・マドリーにフットボールのレッスンをしてやるよ」と発言しマドリディスタを怒らせたが、いざ試合では驚異的なクオリティのプレーを見せて敵地ベルナベウの観衆の心すら掴み、ドリブル突破から3点目を決めた際はゴール裏のマドリディスタですらスタンディングオベーションを送り、一般客は3点目を決められた瞬間一斉に帰り始めたという逸話を残す。(試合も彼の2ゴールを含む3-0でバルサの勝利)
サッカー史に名を残す巨大な才能の持ち主であり、事実サッカー選手最高の名誉であるバロンドールも受賞している事からその実力に疑いの余地はない。
一方でブラジル人ファンタジスタにありがちな特徴として、ロナウジーニョもまた自己管理意識の甘い遊び人であったため(夜遊びのせいで寝坊し練習に遅刻などは日常茶飯事だった)、プレーにキレが無くなったこともあり彼を兄のように慕う後輩のリオネル・メッシに「悪影響を与える」としてバルサから放出されACミランに移籍。
その後はブラジルに戻り2018年引退。
余談
その特徴的すぎるルックスから、ブラジル本土で行われた「抱かれたくない男ランキング」で堂々1位に輝いた。
また、2003年はR・マドリーもロナウジーニョ獲得を検討していたが、結局デビッド・ベッカムを獲得した。理由として「デビッドの方がずっとハンサムだったからだ」と真面目に語られている。