概要
貞操帯とは、対象の股間に装着・施錠し、性交できないようにする器具である。
施錠する機能がないものは貞操帯とは呼ばない。解除できるのは鍵や暗証番号を預かっている人間のみである（とはいえ、物理的なピッキングは可能だろうが（後述））。
用途
本来の用途
性交していい相手を制限し、産まれてくる子が自身とパートナーの遺伝上の子であることを保証する器具であり、当然、男性用と女性用に大別される。
現代の用途
いわゆる射精管理など、性交や自慰など人間が求めて止まないものを制限することで管理してる主へ服従させる目的である。
また男性においては、長期的に射精を行わせないことで短小化させたり、フラット貞操帯のように陰茎を体内に押し込んで見た目上無くしてしまったり、わざと男性らしさを失わせる等のドMホイホイ的な作品もある。
形状
男性用としては、男性器を包み込むような形状であり、勃起することができなかったり、できても膣には挿入できない状態にさせられる。アナル側は塞がれていないことが多い。
女性用は、女性器周辺を覆い隠し、当然膣へは挿入できない状態になる。あるいは内側へ向けたディルドで膣を埋めてしまうものもある。アナルは塞ぐものと塞がないものがある。
いずれも、装着したまま排泄できるよう、尿道口付近に小さい穴を開けたり、アナル側に格子状の開口部を設けることになるが、長時間の装着を考慮していない場合は省略されることもある。
貞操帯の定義からは外れるが、排泄管理を目的にアナルのみを塞ぐ器具もある。
由来
昔は強姦されないように女性が着用したという説や、ヨーロッパで出征する貴族が妻の貞操を守るために装着させたと言われているが、どちらにしても定かではない。
また、逆に夫の浮気を防止するため、局部に装着させるタイプもある。
登場作品
最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。 - 松沢まりによる漫画でアニメ化もされた。略称は『妹ちょ』。作中では「TST」とのみ呼称され、「貞操帯」と呼ばれることはない（途中まで言いかけて口をふさがれた）。
貞操帯妹らばぁ - 空蝉（挿絵・野村輝弥）によるエロラノベ作品。ヒロインの設定が『妹ちょ』に類似しているがSF作品ではない。ヒロインの義妹が着用している貞操帯の形状が皮ベルトのようなもので出来ており、肛門は露出しており、性器の部分にはファスナーがついている。なお、貞操帯の使用例として、劇中では貞操帯を着用したまま主人公である兄が座薬を挿入するという、傍から見ればSMっぽい描写（供述）がなされている。
生徒会役員共- 氏家ト全による漫画でアニメ化もされている。作中では、七条アリアという登場人物が、冗談なのか否かわかりづらい言い回しで身に着けているような発言を稀にし、一度実際にそれらしいものを置いたことも。（作中の突っ込み役津田タカトシ含む、他の役員も、この道具について見た事がなかったらしく、リアクションも突っ込みもできなかった。）
余談
実際に購入したい場合は、海外メーカー製もいいが
原則オーダーメイド(完全受注生産)となるので
可能なら国産が望ましい(国内では唯一、純潔工房が製造していた（廃業）)
カップルなどが貞操帯を装着し（させ）、鍵を交換して管理するのは
双方合意の上で成り立つものであり、一方的に無理矢理装着させるのは犯罪に当たる（暴行罪や人権侵害など）
貞操帯の施錠は、市販のシリンダー錠や南京錠が主に用いられる。八万ロック（丸い鍵穴）も用いられることがある
どれにせよ、鍵（錠前・鍵穴）が付いての貞操帯なので、鍵の種類がなんであれ
いずれもピッキング可能である。官能小説等では鍵穴や接合部を溶接などで埋めてしまう描写があるが、衛生上の理由などで現実にはお勧めできない。
純潔工房などではピッキング対策のオプションがある
また、近年では電子制御式のキーをスマホなどから遠隔操作できるものもある。
しかし、ハッキングなどによりキーを盗まれたり無効化されてしまったりするニュースもあるのでその点は覚悟して欲しい。
関連イラスト
関連タグ
SM アナルプラグ 絶頂管理 射精管理 射精禁止 貞操具 女性用貞操帯 貞操ブラ バイブ貞操帯 永久拘束 フラット貞操帯
TST（『妹ちょ』で頻出する、貞操帯の略称）
