概要
アイヌ民族の伝承に登場する妖怪で、名前の意味は「空家の番人」といった意味である。
毛むくじゃらの爺のような姿をしており、アイヌを含めた北方アジアの一部の民族が作るという魚の皮で作られた衣を着ている。
狩猟民族であるアイヌは、季節によって海の近くのコタンと山のコタンを行き来する狩猟・採取生活を送っており、そうして住む人が一時的にいなくなった空家に勝手に上り込んで棲みつくのだという。
またオハチスエは良く切れる刀を持っており、それを使ってアイヌや獣を殺傷すると恐れられた。
基本的に凶暴であるが、人ではないのに人の動作を真似るともいわれている。