概要
アイヌ神話に登場する神々の一柱。
その名は“白い鳥のカムイ”という意味で、純白の衣を身に纏った美しい姫とされている。
天上界における気高く優しい高位の女神ではあるが、後に地上に生まれた英雄神アイヌラックルの婚約者に選ばれ地上へと降り立つ事となったとされる。
しかし魔物や魔神たちが支配する“暗黒の国”からやって来た魔女・ウエソヨマにも連れ去られてしまうが、無事にアイヌラックルに救出され、2人は地上で平和に暮らし続けたとされている。
また、秋に白鳥が飛来し、村の上を通るとその時は「白鳥の神が村を見ながら通り過ぎる時は神が聞いているので何でもかんでもむやみにしゃべってはいけない」と戒められていたという。