概要
エゾリス(蝦夷栗鼠)は、ネズミ目(齧歯目)リス科リス属に属するキタリスの亜種で、北海道に生息するリスの一種。
学名Sciurus vulgarisは「平凡な栗鼠」を意味する(Sciurusが「リス」、vulgarisが「平凡な」の意味)。
体長22 - 27cm、尾長は16 - 20cm、尾の付け根の直径は7 - 8mm、尾に生えている毛の長さは5cmほど。
アイヌ文化では
トゥスニンケ(まじないで姿を隠すもの)と呼ばれる。常に何かを拝み倒している卑屈な動物とさして忌み嫌う地域もあるが、日高地方では異常な行動をすることで危険を人間に伝えるとされた。
「小枝を振り回しているエゾリスを見て用心をしたところ、クマの餌食になることを免れた」という民話がある。(アイヌ民族博物館 エゾリス・カラフトリス)