概要
稲荷信仰により神格化されやすい狐であるが、白い動物は世界各地の伝承を見て回っても幸運の証などとされており、通常の狐よりも徳の高い存在とされる。
そのため全国的に普及している稲荷神社には狛犬の代わりとして、この白狐の像が多く置かれている。
また道端やビルの屋上などの社には稲荷神そのものではなく、狐を祀っている場合が多く、そのほとんどは白狐である。
ただし直接狐を祀った場合の稲荷信仰とは一種の悪魔崇拝の側面を持ち、神格化された狐は人々に福をもたらすが、その怒りを買えば祟りを受けるといわれる。
有名な白狐には安倍晴明の母親とされている葛の葉や白蔵主、阿久良の白狐などがいる。