概要
Stage26から登場。紫色でマージフォンに似ている。
劇中ではウルザードの魔法力を魔導神官メーミィが錬成することで作成し、ナイとメアにそれぞれ一台ずつ授けた。
二人がバンキュリアの姿へ戻ると一人で二台を使用することになり、ウルザードも使用していた復活呪文『ドーザ・ウザーラ』巨大化呪文『ドーザ・ウル・ウガロ』を一台ずつ連続して発動できる。
ウルザードの魔法力そのものを使って作られているためか特に使用するための素質などはないらしく、『VSデカレンジャー』ではヴァンキュリア自身が衣装を取り替えたツインカムエンジェルの二人に使用され、『ウーザ・ドーザ・ザザレ』の呪文で反撃(※)を喰らうという一幕があった。
Stage32にてウルザードが回収し、魔法力に還元し自身の身体に取り込んだ。そのためウーザフォンとしての出番も終了した…と思われたが、Final Stageにて深雪のシルバーマージフォンと通話するシーンにて一台のみ登場した。
※ 同じパターンの呪文が使われたこともなく詳細な効果は不明。ウーザは自身、ドーザは他者、ザザレは召喚の呪文であり、おそらく『入れ替えた服装を元に戻す(持ち主の元に召喚する)』という効果が発揮したと思われる。ただし劇中の演出としては『ウーザ・ドーザ・ウジュラ(移動の呪文)』で作られた異空間から脱し、ヴァンキュリアにもダメージが与えられていた。ちなみに最初に服装を交換した時の呪文は変化を意味する『ウザーラ』、真似して小津姉妹が使用した呪文はそのマジレンジャー版にあたる『マジーロ』であった。
余談ながら、同Vシネマではウーザフォンが存在している=魔法力を取り上げられているはずのウルザードが『ウー・ザザレ』の呪文を移動に使用している場面がある。実は移動手段のみこっそり残していたのだろうか。
玩具版
マージフォンの仕様変更品として2005年8月下旬に発売。
基本的な機能はマージフォンに準じるものの、後発品の強みか特定の呪文の組み合わせで発動する効果音の数はいくつか増えている。
形状が同じであるためエンブレムを取り替えるギミック自体は残っているが特に交換用のものが付属することはなく、玩具オリジナルの遊び方としてマジレンジャーのものと入れ替えるのみ。
なお、この時点では使用者であるナイとメア、作成したメーミィ、力の主であるウルザードの全員が純然たる敵キャラクターであり、その変身アイテムでも武器でもないアイテムが発売されるのはかなり異例の事態となっている。
ちなみにパッケージにはナイとメアやヴァンキュリアの姿はなく、あたかもウルザードの使用するアイテムであるかのようなレイアウトとなっていた。
ファイヤーウーザフォン
ウルザードファイヤーの変身アイテム。ウーザフォンと同型だが、色は真紅の赤色。
劇中ではマージフォンとことなりテンキーを使用することはなく、もっぱら小津勇が魔法を唱える際の魔法の杖のように用いられていた。これは後述の玩具の都合に基づくものと思われる。
番組終盤に登場したこともあり使用された呪文は変身の『ゴール・ゴル・ゴル・ゴルディーロ』と部屋を結婚式場に変化させた『ルルド・ゴルディーロ』2つのみ。
玩具は元のウーザフォンとは異なり、「てれびくん」誌上でのプレゼント企画の景品(製品名としては「ウーザフォン ウルザードファイヤーVer」、抽選20名のみ)として製品化された。
一部金メッキで塗装されている。またこれとは別にウルザードファイヤーのソフビ人形も、同誌のプレゼント企画の景品として製品化されている(抽選100名のみ)。
ちなみに『マジレンジャー超全集』で確認できるデザインとプレゼントの告知画像(なにぶん世界に20つしかないため現物での確認は不可能に近い)のデザインは相違点がいくつか存在する。
プレゼント版はテンキー部分のデザインがウーザフォンそのものであり、エンブレム部分は赤い背景に金色のWのマークとなっている。対して劇中のものはテンキー部分がマージフォンのものと同じデザインとなっており、エンブレムも赤いマークだった。
発光部分もプレゼント版がウーザフォンと同じ透明に緑の発光に対し、劇中はクリアレッドカラー。
これらのうちいくつかはあくまでもウーザフォンの仕様変更品であるためと思われるが、エンブレム部分など機能に関係ないデザインの差異の理由は不明。
関連タグ
巨大化の系譜
ジャメーバ菌を含む雨←魔導陣/ウーザフォン →生命エネルギー注入/オオガミの術