「ここまでよく頑張ったな、皆!」
「超天空変身!ゴール・ゴル・ゴル・ゴルディーロ!」
「猛る烈火のエレメント!天空勇者!ウルザード・ファイヤー!」
魁「赤い...ウルザード...!」
概要
マジレンジャーこと小津兄弟の父親である小津勇=天空聖者ブレイジェルがファイヤーウーザフォンで「ゴール・ゴル・ゴル・ゴルディーロ」の呪文により、超天空変身した姿。
『マジレンジャー』Stage.46~49、および『海賊戦隊ゴーカイジャー』に登場。
所謂もう一人のレッドであり、ブレイジェルが魔法の鎧を纏って変身した本来の姿(魔導騎士ウルザードの姿はン・マの力で洗脳されてそのまま堕天した姿である)。
息子であるマジレッド=小津魁と同じく炎の属性の魔法を得意とする。
全身のパーソナルカラーが紫から赤に変わった以外は装備も含めてウルザードと全く同じ姿であるが、用いる魔法や呪文は天空聖者のものになっている(ただし、シールドの目は元々ン・マに与えられた目だった為に開かなくなっているがゴーカイジャーでは何故か開く)。
その実力はマジトピア最強の勇者の名に恥じないものであり、以前からの優れた剣術に加えて烈火の魔法により、マジレンジャー6人でも苦戦を強いられていた冥府神相手でも単独で優位に渡り合える程の凄まじい力を発揮する。
初登場したStage.46では、生身で冥府神ワイバーンの攻撃を難なく相殺した上で変身して一騎討ちをした末にワイバーンを軽々と瞬殺している(ワイバーンに対してはそもそもウルザードの時点で善戦しており、冥府神に対して複数同時に相手しても持ちこたえていた)。
ウルザードファイヤーとして再登場した後は巨大戦には不参加であり、この形態でウルカイザーになれるかについても、関連する文献も含めて言及はされていない(バリキオンがその後どうなったのかも不明)。
使用魔法
前述の通り、変身時にはファイヤーウーザフォンを使用しているが、それ以外は基本的に呪文を唱えるだけで発動出来る魔法のみを使っている。
- ゴール・ゴル・ゴル・ゴルディーロ
ウルザードファイヤーへの変身呪文。使用の際にはファイヤーウーザフォンを必ず併用する。
- マージ・ゴル・ジー・マジカ
炎の竜巻を巻き起こし、敵を一刀のもとに斬り伏せる必殺技「ブレイジングストームスラッシュ」を放つ。前述のワイバーンに対する決まり手となった。
- ルルド・ゴルディーロ
魔法部屋を結婚式場にする呪文。麗とヒカルの結婚式を行う際に使用された。
- ゴール・ルーマ・ルジュナ
決闘場の様な魔法空間に移動する呪文
息子であるマジレッド=小津魁に互角かどうかの実力を図るのと同じに二刀流での秘奥義「フェイタル・ブレイド」を伝授する際に使用された
この他、呪文を用いた魔法からは外れるが、絶対神ン・マとの戦いで見せた盾からの光弾「ブレイジングシュート」や、同じくン・マとの戦いに際して放った、二刀流での秘奥義「フェイタル・ブレイド」が存在する。
登場までの経緯と作中での活躍
Stage.1から度々マジレンジャー達を苦しめてきた魔導騎士ウルザード。その正体は、天空聖者の中でも最強の勇者と謳われたブレイジェルにしてマジレンジャーこと小津兄弟の母・深雪の夫…つまりマジレンジャー達の父親である「小津勇」その人であった。
15年前、インフェルシアとの戦いで冥獣帝ン・マを封印せしめるも、その際にン・マから「呪縛転生」と呼ばれる術を受け、それまでの記憶の一切を失いその配下とされていたのである(この事について深雪は、子供達には父の職業は探検家で南極で行方不明になったと伝えた)。
Stage.34にてからン・マから受けた洗脳が解けた後、復活しかかっていたン・マを封印すべくその魂を体内に取り込み、その後もしばらくはウルザードの姿のままでインフェルシアに潜みン・マの復活と絶対神への転生を阻み続けていた。
しかし、冥府神ダゴンの策略により潜伏先を突き止められ、善戦もむなしくン・マの魂の奪還を許してしまう。自身も深手を負い動けずにいたところ意識をインフェルシアに飛ばして捜索に当たっていた深雪に発見され、彼女の魔力を受ける形で回復して、かつての力を取り戻して復活する。
そして間近に迫っていたン・マの転生を阻止すべく、ワイバーンの猛攻に窮地に陥っていた小津兄弟達の前にウルザードファイヤーとして姿を現す事となる。
転生を遂げたン・マがマジトピアを陥落させるに至り、ヒカルと共に崩壊したマジトピアにてこれを迎え撃つ際にもウルザードファイヤーに変身しているが、ン・マによって魔法力を奪われてしまい本来の姿であるブレイジェルに強制的に戻されている。
この戦いで一度はヒカルと共に敗死するも改心したナイとメアの術を受けて再度復活し、家族8人による同時変身で三度ウルザードファイヤーとなり、全員が力を合わせた発動した「無限の魔法力」によってン・マを完全に打ち破った。
『海賊戦隊ゴーカイジャー』(及び『199ヒーロー大決戦』)
「我々も力を捧げよう……この星の全ての家族の未来を守るため!」
レジェンド大戦では、妻の深雪(マジマザー)と共に参戦。別働隊として番外戦士達と共に宇宙帝国ザンギャックと戦い、ゴセイジャーがスーパー戦隊と合流するのを援護した。
最後はスーパー戦隊と共に力を放出し、他の戦士たちと同様に変身能力を失った。番外戦士の中でもリーダー格として扱われている。
その後、第20話にてバスコ・タ・ジョロキアの手持ちの戦力として、他の番外戦士(※)のキーと共に初登場。バスコからは切り札として扱われていたようで地球守備隊を壊滅させた時にもバスコの傍にいた。
第31話では大剣人ズバーンと共に巨大化し豪獣神と戦うが、「豪獣トリプルドリルドリーム」の前に敗れ、キーもゴーカイジャーの手に渡った。
その後、第37話でキャプテン・マーベラスがウルザードファイヤーキーを用いて変身している。
※ 一緒に登場したのは、黒騎士ヒュウガ、デカマスター、マジマザー。
関連タグ
ゲキバイオレット、ジュウオウザワールド:同じ狼モチーフの戦隊ヒーロー。当初で戦隊に対して孤立する立場を取ったが、後に仲間として加えられる事や敵勢力と過去のトラウマの影響で因縁があるなどの共通点がある。前者には戦隊の初期メンバーの中に親属がいることも共通する。
ホウオウソルジャー:もう一人のレッド(ただしこちらは追加戦士)で剣と盾が一体化した武器を使う。また、モチーフは彼の息子が変身するマジレッドと同じでマスクのデザインもよく似ている。