アカレンジャー「みんな、スーパー戦隊全ての力を結集して地球を守るんだ!」
大戦の経緯
詳しいきっかけは不明だが、ゴセイジャーが救星主のブラジラやキングビービを倒した後の地球にザンギャックが攻め入り、それに歴代のスーパー戦隊が一斉に立ち向かった(第1話の描写だけ見ると番外戦士を始めとした面々が不参加のように見えるが、そちらの様子については劇場版199ヒーロー大決戦及びTV本編第45話にて描かれている)。
戦隊側は戦闘兵相手では圧倒するも、数に勝る戦艦群に次第に押され始める(ちなみに作中では戦隊側の巨大兵器が一切登場しない。その理由は…)。
そこでアカレンジャーの指揮の下、全員が最後の力を振り絞り光となって突撃し、帝国艦隊をなんとか撤退させることに成功する。
しかし、それと同時に彼らは戦う力を失い、変身できなくなってしまった。
一方、戦う力はレンジャーキーとなって宇宙に散らばってしまったが、赤き海賊団によって回収が始められ、海賊団壊滅後もゴーカイジャーとバスコ・タ・ジョロキアによってその全てが回収され、使用されている。
大戦後の戦隊及びその関係者
- 第2話終盤~第3話
原典:『魔法戦隊マジレンジャー』
インフェルシア親善大使の姿で登場。
魔法の力も失っているため、天空聖者フレイジェルの力を借りている。マーベラスとハカセの勇気を試した。
- 第5話
登場:礼紋茉莉花/元デカイエロー、ドギー・クルーガー/元デカマスター、赤座伴番/元デカレッド
原典:『特捜戦隊デカレンジャー』
引き続き地球署に所属。
ジャスミンはマーベラス達を海賊の容疑で逮捕したが、バンによって冤罪が判明する。なお、3人の中で変身後の姿が照らし合わされたのはバンのみ(少なくともドギーに関してはバスコ登場以降や『199ヒーロー大決戦』等のネタバレになるためと思われる)。
- 第7話
登場:漢堂ジャン/元ゲキレッド、マスター・シャーフー
原典:『獣拳戦隊ゲキレンジャー』
ジャンはマスター・ジャンとして、子供達に拳法を教えている。首にはロンを封印した慟哭岩を下げていた。
マーベラス達のように強くなりたいと願うアイムとハカセに「日々高みを目指して、学び、変わる」事の大切さを伝えた。
- 第9話
原典:『百獣戦隊ガオレンジャー』
走は本業である獣医の仕事に戻っており、今作では開業医になっている。
当初はゴーカイジャーに懐疑的だったが、アイムの言葉を聞き彼らを信じる事にした。
- 第11話~第12話
原典:『侍戦隊シンケンジャー』
共に原典第1話冒頭の志葉丈瑠と日下部彦馬を思わせる形で登場。
ジョーと戦いレンジャーキーを奪おうとするが、最後はやはり信用する事に。
- 第14話
原典:『激走戦隊カーレンジャー』
役者に転身し、子供達に交通安全を題材にした紙芝居を披露していた。
第13話でも信号無視をした行動隊長を注意したらしい。そのことで開発技官インサーンに惚れられる。
- 劇場版『199ヒーロー大決戦』
登場:『天装戦隊ゴセイジャー』一同
ゴーカイジャーからレンジャーキーを奪い、一時的に変身する。黒十字王との戦いを通じてゴーカイジャーと和解、レンジャーキーをひとつにまとめておいた方がいいという考えでゴーカイジャーへと返却した。
他にも海城剛、番場壮吉、青梅大五郎、黒田官平、立花レイ、郷史朗、炎力、天火星・亮、胡堂小梅(ウメコ)、マーフィーK9、明石暁、楼山早輝、谷千明、梅盛源太と錚々たるメンバーが登場した(戦隊に入れて良いのか微妙な人もいたので一部割愛)。
- 第18話
原典:『爆竜戦隊アバレンジャー』
事故にあった伊狩鎧の夢の中にドラゴンレンジャー、タイムファイヤーと共に登場し、変身を解くと彼に3戦隊の大いなる力を与え、『俺の知り合いにも、自分の危険を顧みず誰かを守る無茶ができる奴がいた』と言う言葉を贈ると鎧にゴーカイシルバーへ変身出来る力を与えた。
その後、ダイノマインダーで再びアバレキラーに変身すると他の二人と供に天へと帰って行った。
原典のように戦死したのか明確な描写は無いが、鎧が生死を彷徨っていた事を考えると実際は生と死の間の世界にいたと思われる。
- 第20話
原典:『星獣戦隊ギンガマン』
引き続きギンガの森に住んでいるが、先のレジェンド大戦から変身能力やアースは失われている。
ゴーカイシルバーの力を手に入れるも葛藤する鎧に対し、ヒュウガは再び闘う力を得るため、鎧からゴーカイセルラーを手に入れようと敢えて鎧を試したが、最終的には『戦えないヒュウガの分までこの地球を護る』という戦士としての覚悟を認めた。リョウマはバスコ達に敗れて川に落ちたゴーカイジャーを助けている。
- 第21話
登場:明石暁/元ボウケンレッド
原典:『轟轟戦隊ボウケンジャー』
『199ヒーロー大決戦』以来の再登場。
ゴーカイガレオンに乗り込んで、ゴーカイジャーにプレシャス「黄泉の心臓」の回収を依頼し同行する。
物語終盤、嘗て対面したアカレッドとの接点を匂わせる台詞がある。
- 第23話
原典:『救急戦隊ゴーゴーファイブ』
救急救命士として、多くの命を救っている。
バスコの強引な交渉により大いなる力と人命を天秤にかけられてしまうが、マジピンクの力を使用したルカとアイムの機転で難を逃れた。
- 劇場版『空飛ぶ幽霊船』
登場:楼山早輝/元ゴーオンイエロー、須塔美羽/元ゴーオンシルバー
原典:『炎神戦隊ゴーオンジャー』
彼女を含む3人で意外な方法により登場した。早輝は『199ヒーロー大決戦』以来の再登場となる。
- 第25話~第26話
登場:椎名鷹介/ハリケンレッド、野乃七海/ハリケンブルー、尾藤吼太/ハリケンイエロー、風雷丸
原典:『忍風戦隊ハリケンジャー』
ゴーカイジャーからハリケンジャーのレンジャーキーを返すよう迫る。
ハカセとアイムによりレンジャーキーを返却され、変身してマーベラス達を救いゴーカイジャーとの共闘を果たした。その後ゴーカイジャーの面々を認め、大いなる力及びレンジャーキーを預けている。
- 第28話
原典:『鳥人戦隊ジェットマン』
レンジャーキー無しで変身。ジェットマンに関わらないようゴーカイジャーを妨害するが、実はある理由があった。
- 第29話
原典:『爆竜戦隊アバレンジャー』
笑里は幸人と結婚して苗字が三条になっている。そしてアイムに自作のキーを貸して変身させた。
- 第30話
原典:『超獣戦隊ライブマン』
かつては科学アカデミアの落ちこぼれだったが、現在は再建されており、今でも科学者をしている。
改造されたシド=バリゾーグを元に戻すことはできないことをジョーに伝えるも、自身の過去を話し、自分と同じ過ち(=魂までも救えない)を繰り返さないようジョーに語った。
- 第31話、第32話冒頭
原典:『超力戦隊オーレンジャー』
引き続き国際空軍に所属、U.A.O.H.の制服も着用。
桃はゴーカイジャーを足止め、その間に吾郎がバスコと接触して取引を行うが…
ちなみに第31話冒頭で電撃戦隊チェンジマンの男性メンバーの誰かが登場しているが、後ろ姿のみで顔は判別できない。この際、地球守備隊の制服を着ていた。
- 第33話
登場:天火星・亮/元リュウレンジャー
原典:『五星戦隊ダイレンジャー』
『199ヒーロー大決戦』以来の再登場。
自身の中華料理店「赤龍軒」を開業し、引き続き世界一の餃子を作ることを目指している。
出前の最中、ゴーカイセルラーを敵に奪われ自信を喪失していた鎧と知り合う。転身(変身)できない状態ながら生身で敵に立ち向かい、鎧にヒーローとして一番大切なことを思い出させた。
- 第35話~第36話
登場:江角走輔/元ゴーオンレッド、スピードル・バスオン・ベアールV、ボンパー
原典:『炎神戦隊ゴーオンジャー』
走輔はモータースポーツのドライバーをしており、スピードルとベアールは結婚して息子もできていた。
ボンパーはゴーカイガレオンに突然出現してゴーカイジャーに接触、ゴーカイジャーは走輔と共に別次元の世界・ガンマンワールドへ向かう。
- 第39話
原典:『電磁戦隊メガレンジャー』
原典では浪人こそしたものの、母校である諸星学園高等学校の教師になっていた。
ゴーカイジャーの面々に学校体験をさせ、デジタル研究会も健在で自身は顧問になっている。
- 第40話
原典:『未来戦隊タイムレンジャー』
ドモンは立体豪獣ドリルでゴーカイジャーを過去へ向かわせ、ある神社の破壊を防ぐよう依頼する。
ゴーカイジャー客演の謎、及び原典最終話の一件が思わぬ形で回収された。
- 第44話
原典:『バトルフィーバーJ』
サンタのコスプレをして、着ぐるみのパンダとともに良い子にプレゼントを配って歩いていた。
遭遇したルカと鎧に素性は明かさなかったが、「クリスマスプレゼント」としてバトルフィーバーの大いなる力をゴーカイジャーに密かに託した。
- 劇場版『ゴーカイジャーVSギャバン』
登場:青梅大五郎/元デンジブルー、曙四郎/元バトルケニア
原典:『電子戦隊デンジマン』、『バトルフィーバーJ』
大五郎は『199ヒーロー大決戦』、四郎は第44話以来の再登場。
2人ともギャバンと全く同じ顔をしているが、鎧には区別がついていた(四郎からはサバンナの香りが、大五郎からはアンパンの香りがするらしい)。
ちなみにエンディングでは、天の声から3人の同時変身を果たしている。
- 第45話~第46話
原典:『忍者戦隊カクレンジャー』
ニンジャマンはまたもや壺に封印されており、ゴーカイジャーにより10年の封印から解かれる。鶴姫はニンジャマンとゴーカイジャーの動向を影から見守っていた。
- 第49話
登場:飛羽高之/元2代目バルイーグル、疾風翔/元チェンジグリフォン、ダイ/元グリーンフラッシュ、アキラ/元ブルーマスク、星川レミ/元ファイブイエロー
原典:『太陽戦隊サンバルカン』、『電撃戦隊チェンジマン』、『超新星フラッシュマン』、『光戦隊マスクマン』、『地球戦隊ファイブマン』
バスコから奪還した5つの力を使うべきか悩むゴーカイジャーの前に現れ、改めて彼らに大いなる力を託した。
この回が放送された2012年にオリンピックが開催される事に由来するのか偶然なのか、5人の変身スーツの色は五輪のマークと同じ色である。
- 第50話
原典:『恐竜戦隊ジュウレンジャー』、『魔法戦隊マジレンジャー』、『天装戦隊ゴセイジャー』
ゴウシは鎧と遭遇。子供の母親が瓦礫に埋まった所を助けており怪力は健在。地球が守れるなら自分達はどうなっても構わないと、宇宙最大のお宝を使うよう彼を説得したが…。
山崎と秀一郎は、ジョーとハカセに目撃される形で登場。それぞれ戦隊メンバーの日常に関わっていた存在で、嘗て彼等に勇気づけられたようにそれぞれ一般人を励ましていた。
なお今話のゴウシの出演を以て、ゴーカイジャー本編(劇場版3作品も含む)ですべてのレジェンド戦隊の一戦隊から最低でも一人はオリジナルキャストが出演を果たした事になった。
- 最終話
登場:飛羽高之/2代目バルイーグル、天重星・将児/テンマレンジャー、天時星・知/キリンレンジャー、星川レミ/ファイブイエロー、巽ショウ/ゴーグリーン、小津芳香/マジピンク、ゴウシ/マンモスレンジャー、須塔美羽/ゴーオンシルバー、シグナルマン、ドギー・クルーガー/デカマスター、海城剛/アカレンジャー
高之、レミは第49話、ゴウシは第50話、ドギーは第5話、美羽は『空飛ぶ幽霊船』、剛は『199ヒーロー大決戦』以来の再登場。
原典:『太陽戦隊サンバルカン』、『五星戦隊ダイレンジャー』、『地球戦隊ファイブマン』『救急戦隊ゴーゴーファイブ』、『魔法戦隊マジレンジャー』、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』、『炎神戦隊ゴーオンジャー』、『激走戦隊カーレンジャー』、『特捜戦隊デカレンジャー』、『秘密戦隊ゴレンジャー』
返却された自身のレンジャーキーを手にし、宇宙に旅立っていくゴーカイジャーをそれぞれの場所から見送った。なお、シグナルマンとドギーは同じ場所から見送っている。
剛は戻ってきたキーを手にしてゴーカイジャーに言葉を送り、立ち去る際にアカレンジャーへと変身した。
「ゴーカイジャー、よくやってくれた。掴み取れよ!今度は、君達の夢を!!」
時系列・世界観
ゴーカイジャー本編でクロスオーバーしたのは、当然ながらそれ以前のゴセイジャーまでの作品に限ってだが、『ゴーバスターズVSゴーカイジャー』や『動物戦隊ジュウオウジャー』第28・29話、『テン・ゴーカイジャー』等では後輩戦隊であるゴーバスターズ以降の面々とも共演している事から、ゴーカイジャーの世界内ではクロスオーバーでも明確に別世界とされていたキュウレンジャー・ゼンカイジャーを除いた、全ての戦隊が地続きになっていると思われる(キングオージャーは歴代戦隊と世界を同じとする別惑星)。
ちなみにレジェンド大戦が起こったのがゴセイジャー最終回から数か月後(2011年)、そして第45話によるとゴーカイジャーの物語はその数年後(推定2014年頃)という設定である。その為、メタ的にはゴーバスターズやキョウリュウジャーは既に登場して活躍していてもおかしくない時代の話になっているのだが、当然これらの戦隊が本編で登場する事はない。
これについては、竹本昇監督のツイートによると、ゴーバスターズの年は西暦2015年からで、レジェンド大戦以降の3年間には空白期間があったという設定になっており、この年から新西暦2012年と改定され、その後も新西暦で時代が進んでいるというような解釈がなされている(同氏によるとニンニンジャーは、劇中で2015年と描写されている為に新西暦2015年と考えて作中世界は西暦2018年)。
ただし、上記の設定はあくまで竹本氏個人の解釈に過ぎず、公式の設定として正式に採用されている訳ではないので注意。新西暦の設定自体もあくまで竹本氏が想定しているだけのオリジナル設定なので、それ以降の作品でそんな紀年法は一切登場しないし設定として採用もされていない(各作品の作中のカレンダー等や公式の媒体での紹介などを見ても普通に西暦である)。
当然ながら、上記のゴーバスターズやニンニンジャーが新西暦での2012年や2015年の作品という設定も、各作品の本編や公式の媒体でそんな設定が出てくる事は無いので注意されたし。
余談
第1話のレジェンド大戦におけるアカレンジャーは、声優による吹き替えではなくオリジナルの俳優である誠直也氏が演じている。
なお、これまでに宇宙規模の組織を率いる惑星、星々を滅ぼしてきた宇宙怪獣、人類すら一瞬で滅ぼせる悪魔、人間の憎しみそのもの、地球をしばらく支配し続けた大帝国、星々の命を食らって生き延びる船長、マイナスエネルギーの集合体、宇宙を新生しようと目論む邪悪な意志、時空をも喰らう絶対神、不老不死の生命体、地球を作り直そうと目論む元護星天使などスケールがバカでかい敵を倒してきた戦隊が何故今更、宇宙帝国の大艦隊程度の相手に劣勢に陥るのかと度々突っ込みが入っている。
ただし、一応これらの敵は配下となる組織を使い、1年ぐらいかけて計画を推し進めてきたのに対して、ザンギャックはいきなり終盤で出てくるような桁違いの大艦隊で地球を攻めて来たという点には留意するべきではある。まあそれにしても別に今更ザンギャックくらい問題にもならないだろうという戦隊も少なくないので擁護としては微妙だが……。
竹本昇監督のツイートによれば、レジェンド大戦で一番手になった戦隊こそ当時の最新戦隊であったゴセイジャーであり、続いて参戦したのが軍事組織を母体とする戦隊であったという。なお、この戦いで破損したロボットはいわゆる1号ロボだけでなく、ゴセイアルティメットやデータスハイパーなどのサブロボも含まれている(データスが劇場版に出なかった理由はつまりはそういうことである)。
また、ゴーカイジャーがスパロボに参戦した際、この大戦も組み込まれているだけでなく、他作品のキャラであるクライン・サンドマンもこの戦いに参加し、力を失ったという設定が追加されている。
パワーレンジャーシリーズ
『天装戦隊ゴセイジャー』、『海賊戦隊ゴーカイジャー』を元にした『パワーレンジャー・メガフォース』、『パワーレンジャー・スーパーメガフォース』の二部作にて発生。
パワーレンジャー・メガフォースでは、パワーレンジャーとなる前からレッドメガフォースレンジャー、トロイの夢としてその光景が予知されていた。
そして続編のパワーレンジャー・スーパーメガフォース最終回にて、アルマダ(宇宙帝国ザンギャック)の大艦隊を殲滅し、皇帝マブロ(アクドス・ギル)を倒したパワーレンジャーであったが、そこへ残存勢力であるXボーグ(ゴーミン)の大群が襲い掛かる。
疲労困憊の中立ち上がるパワーレンジャーの前に現れたのは、加勢に来たグリーンレンジャー(ドラゴンレンジャー)、トミー・オリバーを筆頭とした歴代パワーレンジャー達の姿であった。
作中の映像はおもに『海賊戦隊ゴーカイジャー』や『199ヒーロー大決戦』の映像を流用しているが、以下の変更点がある。
・登場するのはパワーレンジャーシリーズとして登場した恐竜戦隊ジュウレンジャー以降の戦士のみ(キバレンジャー以外のダイレンジャー達も除く)。ただし原作の映像を流用した箇所では他戦士も映り込んでいる。
・トミー・オリバーは作品を跨いで複数の戦士に変身しているが、そのためグリーンレンジャー以外の該当戦士は参戦していない。ただし同じく変身者がいないはずのターボレッドレンジャー(レッドレーサー)は参戦している(二代目であるT.Jもスペースブルーレンジャー(メガブルー)として参戦している)。
また原作の映像を流用した箇所ではジオレンジャー5・レッド(オーレッド)の姿も確認できる。
・シルバースーパーメガフォースレンジャー(ゴーカイシルバー)、およびパワーレンジャー・ライトスピード・レスキューのオリジナル戦士タイタニアム・レンジャーが参戦している。
上記の変更点に合わせ、新録された映像も使用されている。
その結末
すでにアルマダの皇帝や幹部を倒し、大艦隊も全て殲滅した後の戦いであるため、原作と違い力を失うこともなく勝利を収めた。とどめの一撃はパワーレンジャーメガフォースによるメガフォースブラスター(ゴセイバスター)とシルバースーパーメガフォースレンジャーのスーパースピアブラスター(ゴーカイスーパーノヴァ)の合体攻撃となっている。
原作で戦士達が自らのパワーを放出しザンギャッグ先遣隊を全滅させ、レンジャーキーが宇宙へ散らばる際の映像も使用されているが、本作では単に参戦したパワーレンジャー達が帰る際の演出となっている。
ゴーカイジャー本編においては「全ての始まり」「スーパー戦隊の力を集める理由」とも言える出来事であったレジェンド大戦だが、本作においては逆に「全ての終わり」「過去のパワーレンジャーが助けに現れた」と言うべき出来事となっている。
もう1つのレジェンド大戦?
『パワーレンジャー・イン・スペース』の終盤でレジェンド大戦に匹敵する宇宙規模の一大決戦(というよりもヴィラン連合による蹂躙劇)が繰り広げられ、一発逆転の策として、ゾードンが自らの命と引き換えに全宇宙に奇跡の光「大浄化」を放ち、ゴーカイジャーのレジェンド大戦と似た代償ありきの結末で締めくくられた。
もっとも、大浄化をもってしても全ての悪が一掃されたわけではなく、後続作で次々と新たなヴィランが現れ続けており、大浄化を放った段階で既に封印状態だったヴィランには影響が無かった。
当初、ダークスペクターがヴィラン連合軍を率いていたが、出撃前にサイコレンジャーの影響で弱り切っていた所を突かれる形で下剋上を狙うダーコンダに爆殺された。ダーコンダも道連れで死亡。
その為、連合軍の総指揮を当時完全悪へと洗脳されていたアストロネマが執る事となった。
アストロネマは兄・アンドロスとの一騎打ちで即死攻撃を跳ね返されて逆に即死するが、大浄化で元のカローンとして復活した。(※)
カローンは次作『ロストギャラクシー』で戦死したケンドリックスからピンクレンジャーの座を継ぎ、前述のスーパーメガフォース最終回でトミー達と共にレンジャー側として参戦している。
※正確にはアンドロスの涙で蘇生したのだが、放送当時モーフィングリッドを観測してその力を取り出したゾードンの大浄化の影響で涙に死者蘇生の効果が付与されたと噂されていた。『ロストギャラクシー』最終回でギャラクシーサーベルをミリノイ星へ返した際にケンドリックスが復活した件でも同様の噂が立っていた。そして後年『ビーストモーファーズ』でモーフィングリッドに死者蘇生の効果がある事が明言された。