概要
志葉薫がショドウフォンで描いた火のモヂカラで変身したもう1人のシンケンレッド。
女性である薫が変身した為、スーツデザインも女性メンバーのものに準じ、スカートタイプとなっている。
シリーズ初にして、2024年現在の時点では唯一の女性の戦隊レッドである。
戦闘スタイル
志葉丈瑠が変身するシンケンレッド同様にシンケンマルと火のモヂカラ、烈火大斬刀を主体としており、烈火大斬刀に関しては腕力の低さを足で蹴り上げてから振り回すことでカバーしている。
だが姫シンケンレッドの最大の特徴は封印のモヂカラも使用可能なほどの高いモヂカラにある。これは不完全ながらも封印のモヂカラを使用できた志葉雅貴の血を引いていることも大きい。
作中での動向
巨大ヨモツガリとの戦いにおいて初登場し、ヨモツガリとの等身大戦で消耗した丈瑠を欠いたこともあって、ダイカイシンケンオーが倒された際、姫シンケンレッドは獅子折神に乗り込み、火のモヂカラでヨモツガリの動きを封じると五角大火炎でヨモツガリを撃破してみせた。
その後は丈瑠に代わって、シンケンジャーの指揮を執り、三の目にもなったオボロジメも倒すのだったが血祭ドウコクが薄皮太夫を吸収したことで封印のモヂカラが完全には通用しなくなってしまう。
以降は丈瑠に指揮を任せ、志葉家のモヂカラディスクで彼らをサポートした。
海賊戦隊ゴーカイジャー
レジェンド大戦においては別動隊の1人として活動。
レンジャーキーは当初はバスコ・タ・ジョロキアが所持し、バスコ兵として使われていたが海賊戦隊ゴーカイジャーの手に渡った後はゴーカイイエローやゴーカイピンクが主な使い手となり、ゴーカイピンク仕様時はシンケンジャー本編では実現されなかったダブルシンケンレッドを披露している。
名称について
姫シンケンレッドの名は丈瑠のシンケンレッドと区別するためにユーザーが付けた愛称であり、公式での名称は不明のままである。
他にも薫シンケンレッド、女シンケンレッド、真シンケンレッド、18代目シンケンレッド、アナザーシンケンレッドとも呼ばれており、スーパー戦隊ダイスオーではシンケンレッド(薫)、スーパー戦隊レジェンドウォーズではシンケンレッド(姫)と表記された。
余談
公式で実現した『女性メンバーが変身する本家の戦隊レッド』ということもあってか、『海賊戦隊ゴーカイジャー』においてはゴーカイジャーが姫シンケンレッドのレンジャーキーを入手するまでは女性メンバーが(丈瑠が変身する方の)シンケンレッドのレンジャーキーを使ってゴーカイチェンジしたことは一度もなく、件のレンジャーキー入手後は本編第41話にて『登場する怪人が女性メンバーの祖国と両親の仇』ということもあり、その女性メンバーと男性メンバーがゴーカイチェンジすることでシンケンジャー本編では実現しなかった姫シンケンレッドとシンケンレッドによる『二人のシンケンレッドの揃い踏み(共闘)』を実現させた。
なお、登場時点では丈瑠は勿論、丈瑠との友情でチームに参加していた梅盛源太/シンケンゴールドも離脱したため、男女比が2:3になり、(男児向けの)スーパー戦隊シリーズのヒーローチームにおいて女性が多数派になるという前代未聞が発生している。
あくまでも番外戦士の為、キャラクターショーには基本的に登場しないと思われたが、放映中の戦隊を除いたレッド戦士が登場するレッドヒーローショーでまさかのサプライズ登場を果たし(なお、姫が共演したのはゴーバスターズからジュウオウジャーまでのレッド戦士)、2023年のWヒーロー夏祭り(4日目のみ)ではシンケンレッドとシンケンブルーとともに登場を果たしている。なお、ショーで番外戦士が登場するのは『魔法戦隊マジレンジャー』のウルザードファイヤー・『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』のアカレッド・『獣電戦隊キョウリュウジャー』の2代目キョウリュウバイオレットに引き続き4人目となった。
なお、海外を含めると公式作品で登場した女性レッドは彼女が初ではなく、『パワーレンジャー・S.P.D.』におけるA-スクワッドのレッドレンジャーが最初である。
ただし、2024年現在においても『スーパー戦隊シリーズ』においてレギュラーかつリーダーを務める女性レッドは登場していない。一方で『海賊戦隊ゴーカイジャー』とのクロスオーバー作品では彼女がシンケンジャー代表として登場する事も多く、かなり優遇されているのは間違いない。
リメイク版にあたる『パワーレンジャー・サムライ』ではローレン・シバという人物が変身し、桑島法子女史が吹き替えを担当する。なおそちらでは姫シンケンレッドはスタッフロールにて『新レッドレンジャー』という表記がされている。
関連イラスト
関連タグ
姫レッド、シンケンレッド(姫):表記ゆれ。
ゴーカイチェンジ:同じ戦士でも変身者の性別によって衣装が変わるのである意味先駆けと言えるだろう。
バルイーグル:こちらも交代劇があった戦隊レッドなのだが、一時的な交代であった姫シンケンレッドとは異なり、こちらはレギュラーメンバーの座を譲ったという違いがある。
ゴーオンシルバー/須塔美羽:ツーカイフリント/フリント・ゴールドツイカーが登場するまでは唯一の女性シルバー及び女性追加戦士だった。
ハチオージャー/イロキ:戦闘シーンは一瞬であったとはいえ、現状唯一の女性ブラック。本来の変身者は男性であり、しかも殿である。
黒獅子リオ/獣人メレ←姫シンケンレッド→キョウリュウシアン/キョウリュウグレー/2代目キョウリュウバイオレット/キョウリュウシルバー