概要
パワーレンジャー・メガフォースの第2シーズン。
本シーズンの第1話にて5人は新たにスーパーメガフォースレンジャーになって過去のパワーレンジャーたちの能力を扱う力を与えられた。
第2シーズンでは基本的に5人は探索などする際にはパワーレンジャーメガフォース(ゴセイジャー)の姿で行動するが、戦闘ではレジェンダリーモーファー(モバイレーツ)を使ってスーパーメガフォース形態(ゴーカイジャー)にパワーアップ変身を行う。メガフォースを通じずに変身することもある。
よって、戦闘においてメガフォースにチェンジする(弱体化する)意味がなく、スーパーゴセイジャー、ゴセイナイト以外のチェンジはカットか差し替えされている。
原典ではゴセイジャーとゴーカイジャーが別人なため、動きがいきなり変わって違和感を感じることが多い(怪力で豪快な力技が得意なブラック→コミカルな動きで敵を翻弄するグリーン等)。というか原作では初期メンバー→戦隊知識0の宇宙人、シルバー→戦隊知識豊富な地球人であるという設定が、パワレン版では全く逆。
過去のパワーレンジャーに変身する際は、「レジェンダリー・レンジャー・モード○○(変身したパワーレンジャーの名前)!」の掛け声で変身する。パワーレンジャーとしては放送されていない・流用されていない戦隊(ゴレンジャー~ジェットマン・ダイレンジャーの初期メンバー)は新たな力、地球外のパワーレンジャーという扱いにされることもあるため、レンジャー名を言わない場合もある(例として五星戦隊ダイレンジャーはパワーレンジャー・スコードロン、地球戦隊ファイブマンはパワーレンジャー・スーパーソニックと名前が付けられている)。
なお、ゴーカイジャーからの流用シーンで過去のレンジャーに変身する場合はバンクも含めて流用されている。その関係で、パワーレンジャーがスーパー戦隊のバンクで変身するという珍しい光景を見る事ができる。(例えばパワーレンジャー・S.P.D.に変身する場合、バンクは特捜戦隊デカレンジャーのものになる。)
本記事では第2シーズンのみ記載。元々第1シーズンに登場していた人物などを知りたい方はパワーレンジャー・メガフォースの項目を参照。
ちなみに最終回のラストバトルの一部シーンを監督したのは何と坂本浩一で日本からニュージーランドに赴いて演出を担当した。
登場人物(味方)
()内は日本語名。主要5人とロボナイト(第1シーズン)の説明は第1シーズンを参照。
- トロイ・バロウ/レッドメガフォースレンジャー→レッドスーパーメガフォースレンジャー(ゴセイレッド→ゴーカイレッド)
- ノア・カーバー/ブルーメガフォースレンジャー→ブルースーパーメガフォースレンジャー(ゴセイブルー→ゴーカイブルー)
- ジア・モラン/イエローメガフォースレンジャー→イエロースーパーメガフォースレンジャー(ゴセイイエロー→ゴーカイイエロー)
- ジェイク・ホーリング/ブラックメガフォースレンジャー→グリーンスーパーメガフォースレンジャー(ゴセイブラック→ゴーカイグリーン)
- エマ・グドール/ピンクメガフォースレンジャー→ピンクスーパーメガフォースレンジャー(ゴセイピンク→ゴーカイピンク)
なお、ブラックレンジャーのみ色が変わった理由は変身者のジェイクが新しい能力を得たからという設定になっている。
- オライオン/シルバースーパーメガフォースレンジャー(ゴーカイシルバー)
惑星アンドレシアの鉱夫だったが、岩の中からモーファーと銀色のレンジャーキーを発掘し、そこから見えたヴィジョンでパワーレンジャーの存在を知る。入手した当初は変身しなかったが、艦隊の攻撃でアンドレシアが滅亡して友人や家族を全て失った際にパワーレンジャーに変身するようになった。
その後は1人でアンドレシアでサバイバル生活を続けていたが、ある日アンドレシアを訪れた艦隊から「フリージョーカー」一機を奪取。そして地球にやってきたのである。一人で何十体ものXボーグを倒してしまうほどの戦闘力を持つが、レジェンダリーモードの変身は他のレンジャー達に見せてもらうまで知らなかった。原作とは違い、変身後に高速で移動する事が可能。
- ロボナイト(ゴセイナイト)
第2シーズンでは登場しないと思われたが、終盤にてヴラックに洗脳されてダークロボナイト(ダークゴセイナイト)で再登場を果たす。
最終的にトロイの尽力で元に戻り、オライオンを救うべく海底基地へ乗り込み基地の爆発と共に自分の命と引き換えにオライオンを爆発から救った。
その後、存命していたようでアルマダとの最後の戦いに登場。
歴代のパワーレンジャーとその関係者
- ジェイデン・シバ
前作パワーレンジャー・サムライのレッドレンジャー。
- ジイ
ジェイデンの師匠。
- ケイシー
パワーレンジャー・ジャングル・フューリーのレッドレンジャー。
本作ではグリーンレンジャー(ドラゴンレンジャー)として参戦。
- セオドア・ジェイ・ジャービス・ジョンソン
本作ではスペースブルーレンジャー(メガブルー)として参戦。
- キャシー・チャン
本作ではスペースピンクレンジャー(メガピンク)として参戦。
- レオ・コービット
パワーレンジャー・ロスト・ギャラクシーのレッドギャラクシーレンジャー。
- デーモン・ヘンダーソン
パワーレンジャー・ロスト・ギャラクシーのグリーンギャラクシーレンジャー。
- カローン
パワーレンジャー・ロスト・ギャラクシーの2代目ピンクギャラクシーレンジャー。メットを被る際、アストロネマの姿が一瞬だけ登場している。
- カーター・グレイソン
パワーレンジャー・ライトスピード・レスキューのレッドレンジャー。
- デイナ・ミッチェル
パワーレンジャー・ライトスピード・レスキューのピンクレンジャー。
- ウェスリー"ウェス"・コリンズ
パワーレンジャー・タイムフォースのレッドレンジャー。
- マイク
パワーレンジャー・サムライのグリーンレンジャー。
- エミリー
パワーレンジャー・サムライのイエローレンジャー。
登場人物(敵)
(第2シーズンはゴーカイジャーに登場したザンギャックとの戦いとなる。ちなみに敵組織名はアルマダ。)
- 皇帝マヴロ(皇帝アクドス・ギル)
ヴェッカー、ヴラックの父。ウォースターの頂点に立つ皇帝。
息子達の相次ぐ戦死の後に地球に現れる。
最終決戦は原作における旗艦での戦いのみとなっており、そこでの戦いで倒された…と思われたが、後に原作での総力戦も追加された。
- プリンス・ヴェッカー(司令官ワルズ・ギル)
マヴロの嫡男でヴラックの兄。第1シーズンでは声のみの登場。マルコーが敗北した後、メッセンジャー(10サイのロボゴーグ)を派遣。メッセンジャーの敗北後は大量の戦艦を率いて地球を襲撃。帝国の次期後継者だが、周囲からは弟のヴラックと比較して頭脳・武芸共に劣っていると見なされており、弟に強烈な対抗心を持っている。
最終的にパワーレンジャー達と戦い、敗死。そしてヴラックが台頭する様になる…。
- ヴラック(救星主のブラジラ)
第1シーズンでは最終的に行方不明になった存在だが、実は皇帝マヴロの次男でプリンス・ヴェッカーの弟。兄ヴェッカーが戦死すると本来の姿(日本でいうブラジラの姿)で再登場を果たした。
ロボナイトを操って3つの楔を使って人類を滅ぼす点はほぼ原典を意識しているが、3つの楔はこれに加えてパワーレンジャーのスーパーメガモード化を不可能にする効果を持っており、パワーレンジャー達はメガフォース形態とウルトラモード形態で戦う事を余儀なくされてしまう(スーパーメガモードに変身できないのは原作の映像を流用するため)。
前述の楔の効果でスーパーメガモードにチェンジできないパワーレンジャー達を圧倒し、ウルトラメガフォースレンジャーの攻撃さえも易々と退けるなど大苦戦させるが、メガフォースブラスター(ゴセイバスター)とメガブラスター(ゴセイブラスター)の同時攻撃で怯んだ隙にトロイの必殺技(レッドダイナミック)を受け一刀両断されて死亡した。
ちなみに原作ではこの後も肉体と引き換えに自身のパワーを楔に送り込むが、本作では彼の死と共に3つの楔はそのまま消滅した。
- ダマラス(参謀長ダマラス)
ヴェッカーに従うエイリアン。部隊の中ではプリンス・ヴェッカーに次ぐ権限を持つトップコマンダー。ちなみに彼のみ名前が原作と同一である。
- アーガス(特務士官バリゾーグ)
ロボットのような外見をしたヴェッカーの配下。エネルギーをチャージすることで光り輝く剣「ソーラースラッシュ」が武器であり、必殺技の「ソーラーフレア」はパワーレンジャーのメガモードを解除させるほどの威力を持っている。
初出撃でノバを圧倒するが、逆に敗れてしまい、それ以後は彼に執着する。
- リヴィエラ(開発技官インサーン)
ヴェッカーに仕える女性のエイリアン。「マキシマイザー」(蘇生・巨大化させる兵器で原典における巨大化ビームに相当)の開発者。
- レドカー(親衛隊員ダイランドー)
マヴロ皇帝の側近であるロイヤルガード。
- メタコア(親衛隊長デラツエイガー)
非常に強い戦闘力を持つロイヤルガード。
- ジェネラル・ペルソ(行動隊長バウザー)
原典と一般モンスターだったのが幹部に格上げされている。
- イェルゾー(賞金稼ぎキアイドー)
皇帝直属のロイヤルガード。だが少し出て来ただけで、戦闘シーンもなくフェードアウトしてしまった。
- ドクター・コッグ(二代目害統領ババッチード)
パワーレンジャー・RPMと戦ったヴェンジックス軍団の残党。スコット(レンジャーオペレーターシリーズレッド)とサムライレンジャーとの戦いで敗北したが新たな体となって復活した。
- ブルーサー(下士官スゴーミン)
上級戦闘員。手から放つ光弾が武器。飛行形態にも変形できる。第1シーズン最終話にて、大量の戦艦とともに来襲して地球を襲撃する。
- Xボーグ(ゴーミン)
戦闘員。
- コマンダー(行動隊長)
アルマダの前線指揮官だが、ドリルホーン(ロー・オ・ザー・リ)とトレスナグ(バリ・ボル・ダラ)ヴラックがマルコーの下で働く以前から所属していた彼直属のコマンダー(ダークヘッダー)も所属している。
新たな力
本作では、パワレンとして放送されなかった戦隊の変身態が登場している。
- パワーレンジャー・スコードロン(五星戦隊ダイレンジャー)
ダイレンジャーの巨大戦力や敵怪人およびキバレンジャーはMMPRで登場しているが、初期の5人のスーツがパワーレンジャーで登場するのは本作が初。
なお公式YouTubeでのタイトルは直にDairangerと書かれている。
- パワーレンジャー・ライトニング(光戦隊マスクマン)
- パワーレンジャー・プリズム(超新星フラッシュマン)
- パワーレンジャー・ドラゴン(電撃戦隊チェンジマン)
- パワーレンジャー・スーパーソニック(地球戦隊ファイブマン)
漫画版に登場。過去に実在したジブリア星(ハバード星)出身のパワーレンジャー。パワレンオリジナルの6人目のグリーンレンジャーに裏切られ殺された。グリーンレンジャー自体はその後サイコグリーンとして寝返るが、他のレンジャーによって変身能力を解除され、爆発に飲み込まれた。
グリーンレンジャーを除いた5人の変身能力は辛うじてゴセイの手に渡っており、現在に至る。
- パワーレンジャー・バタリオン(科学戦隊ダイナマン)
メガゾードの必殺技発動の際に使用した。
ダイレンジャーを除く以上の戦隊はPre-Zyus(ジュウ以前)と呼ばれている。
ちなみにバルイーグルの登場シーンはティラノレンジャーに差し替えられている。