我ら無敵の12人!マージ・ジルマ・デカ・マジカ!!
概要
『魔法戦隊マジレンジャー』と『特捜戦隊デカレンジャー』のクロスオーバー作品であるスーパー戦隊Vシネマ第12作。2代戦隊、クロスオーバーとしては第11作となる。 VSシリーズでは唯一UMDが発売された作品である。
冒頭のテロップで「2005年10月4日」の出来事と示されており、『マジレンジャー』本編のStage.31とStage.32の間ぐらいの話とされる。マジレンジャーは宇宙警察を知っているという扱いで物語が進む。
『パワーレンジャー・S.P.D.』に登場したバトライザーが逆輸入された作品としても有名。
悪役と戦隊の両方のヒロインのコスプレシーンや、追加戦士同士の女装シーンも盛り込まれる。
Vシネマ作品では唯一主題歌が出ていない。
ストーリー
今日は小津家の10年に一回のファンタスティックハッピーデー。ヒカルを含めたマジレンジャーの面々は高級レストランで食事を楽しもうとしていた。
しかし、そこにアリエナイザー・チグカデ星人ビルヂークが出現。レストランを丸のみしようとした
ビルヂークは駆け付けたデカレンジャーによって無力化されたものの、その仲間であるアルゴル星人バボンまで現れる。ひとまず共闘したマジレンジャーとデカレンジャーだったが、バボンの黒幕であるエージェントXを追っていたファイヤースクワッドのデカレッドが乱入。それによって麗が人質に取られ、追跡したジャスミンとともにインフェルシアへ逃亡してしまう。
バボンは人質の交換条件として、マジトピアの秘宝「天空の花」を要求。協力して事件解決にあたろうとするマジレンジャーとデカレンジャーだったが、いつになく剣呑な雰囲気のバンに魁は猛反発してしまい…
登場キャラクター
『魔法戦隊マジレンジャー』
『特捜戦隊デカレンジャー』
- 赤座伴番/デカレッド…演:載寧龍二
- 戸増宝児/デカブルー…演:林剛史
- 江成仙一/デカグリーン…演:伊藤陽佑
- 礼紋茉莉花/デカイエロー…演:木下あゆ美
- 胡堂小梅/デカピンク…演:菊地美香
- 姶良鉄幹/デカブレイク…演:吉田友一
敵キャラクター
余談
クランクアップの日は赤座伴番役の載寧龍二(現・さいねい龍二)の誕生日と重なったため、「サプライズ誕生会」が行われた。この模様はメイキング映像とともに特典映像として収録されている。
序盤は『デカレンジャー』のEpisode1の展開に近似しており、この時の蒔人の発言からマジレンジャー側はデカレンジャーの存在を知っていることがわかる。
また、マジレンジャー側は本編だとマジトピアの掟で他の人間に正体を明かしてはいけないという設定があるが、本作ではウメコに勘づかれた際に普通に明かしている(それどころか家族で戦っているという情報まで自ら喋っている)。
先輩側の一部のメンバーがVSで髪型が変わることは割とあるが、この作品のデカレンジャーはその人数が特に多く、本編と変わっていないのはホージーとウメコのみ。
ちなみにデカレンジャーのEPISODE1は本作のマジレンジャーの第2話と3話でも繋がっている。
諸事情から轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊が次回作となったため、スーパー戦隊VSシリーズでマジレンジャーがチームで出演した本作のみで現状マジレンジャーが全員揃った最後の作品。
番外戦士の勇と深雪を除く魁役の橋本氏と芳香役の別府氏は現在、海賊戦隊ゴーカイジャーのみでヒカル役の市川市と翼役の松本氏は轟轟戦隊ボウケンジャーvsスーパー戦隊で再出演し、更に松本氏は特命戦隊ゴーバスターズで陣マサトを演じる他、手裏剣戦隊ニンニンジャーでは翼として復帰する。更に翼役の松本氏は2017年にはスーパー戦隊親善大使に就任し、宇宙戦隊キュウレンジャーではホシ★ミナトを演じる他、魔進戦隊キラメイジャーにも出演している。戦隊シリーズの他にも仮面ライダーシリーズにも出演している。ちなみに勇役の磯部氏は199ヒーロー大決戦で声のみの出演と爆上戦隊ブンブンジャーでは怪物役を担当する。
麗と薪人はこの作品で最後の登場となる。