概要
轟轟戦隊ボウケンジャーにおける悪の組織の総称。「ネガティブ」とだけ呼ばれることもある。
本作は複数の敵組織が並立しており、プレシャスを狙って世界の支配などを企む。
基本的に組織同士も対立しているが、時には邪魔をするボウケンジャー打倒のため、共同戦線を張ることもある。
複数の敵組織と戦うスタイルは、かつて『特捜ロボジャンパーソン』で試みられたことであるがスーパー戦隊シリーズでは初である。
作中に登場する怪人幹部(一部のプレシャスやそれに紐づくモンスター含む)、敵メカ達の造形には「裏モチーフ」として『秘密戦隊ゴレンジャー』を初めとするスーパー戦隊シリーズ過去作品の戦隊ロボ達がモデル。
また、それぞれのカラーが各組織ごとに一色に統一されている。
該当組織・幹部
ゴードム文明
イメージカラー:白
数万年前に宇宙から飛来した破壊神ゴードムを崇め、プレシャス「ゴードムの心臓」の力で4万年前に栄えた古代文明。その力を恐れた人類によって封印されていた。
ジャリュウ一族
イメージカラー:赤
リュウオーンが約200年前に築き上げた集団で、レムリア文明の幻獣を参考にした、頑強な肉体を持つ。竜の遺伝子を持つ自分達がこの世を支配するに相応しいという考えを持つ。
戦力として戦闘員の竜人兵ジャリュウと、怪人の邪悪竜や怪物の大邪竜を保有する。
リュウオーン(声・演:森田順平) |
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ジャリュウ一族を支配する長。元々はレムリア文明を調べる人間の学者だったが、仲間の裏切りの憎悪により、現在の姿になった。Task.47で人間の姿に戻り、プレシャスと共に命を落とす。 |
ダークシャドウ
イメージカラー:青
仙人峡を聖地とする「影の衆」と呼ばれた忍者集団で、影忍法と呼ばれる忍術を有する。金儲けが目的で、世界征服に興味はなく、表向きは「DSカンパニー」としてプレシャスの商取引を行う。
戦力として怪人のツクモガミを保有する。
幻のゲッコウ(声:銀河万丈) |
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ダークシャドウを操る首領。元々は人間で、魔鳥を自らの体内に取り込んだ結果、フクロウの姿になった。Last.Task以降も活動を継続する。 |
闇のヤイバ(声:黒田崇矢) |
ダークシャドウに属する忍者。表向きは「DSカンパニー」の部長を名乗る。裏ではダークシャドウの実権を握ろうと目論む。Task.46で殉職。 |
風のシズカ(演:山崎真実) |
ダークシャドウに属するくノ一で、闇のヤイバの部下。Last.Task以降も、ゲッコウと共に活動を継続。 |
クエスター
イメージカラー:黒
元々は人間と敵対する怪物・アシュだったが、
ガジャによって蘇ったものの、
ゴードム文明の技術力を盗み、第4のネガティブシンジケートとなった。
戦力として戦闘兵器のクエスターロボを保有する。
クエスター・ガイ(声:三宅健太) |
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クエスターの1体で、元・アシュ。粗暴で、戦闘を得意とする。映士にとって父親の仇である。Task.42で殉職。 |
クエスター・レイ(声:鈴木千尋) |
クエスターの1体で、元・アシュ。幻術や結界を使い、クエスターロボの開発も担当。Task.42でガイ共々殉職。 |
余談
本編には登場しないが上記のほかにも多数の組織が存在する。
Task.2では以下の組織が名前のみ登場する。いずれも過去の組織がモデルとなっている。
- レッドダーク(暗黒科学帝国デスダーク)
- クロイム・ギア(犯罪組織クライム&新帝国ギア)
- エゴル・ゴズル(秘密結社エゴス&大星団ゴズマ)
- ジャンシンガー一族(有尾人一族ジャシンカ帝国)
- コボルト帝国(武装頭脳軍ボルト)
- バズラード文明(バンドーラ一味)
- 灰十字軍(黒十字軍)
- ゾーンマグマ(銀帝軍ゾーン&機械帝国ブラックマグマ)
関連イラスト
↑リュウオーンはいません。
関連タグ
スーパー戦隊の敵陣営 |
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勇者特急マイトガイン、特捜ロボジャンパーソン:1作品に複数の悪の組織が登場している作品
悪しき魂:同じく1作品に複数登場する悪の組織。ただしこちらは交代制。
ヒトツ鬼:本作より16年後の戦隊に登場する怪人。こちらは戦隊その物をモチーフとしている。尚、作品に対する皮肉を含んでいる点から上記のアナザーライダーにも類似している。
轟轟鬼:前述のヒトツ鬼おいてボウケンジャーそのものを怪人化した存在。また変身者は変身前に忍者(ダークシャドウ)から魔法使い(ゴードム文明)になり最終的に人を辞めた存在(クエスター)の赤い素体(ジャリュウ一族)と主要ネガティブの要素を合体させた(あるいは普段仲が悪いネガティブが1つにまとまった)存在と考えられる。