「可愛い女の子を待たせるなんて最低!!」
「これのこと??欲しけりゃ力づくで取ってみな! 絶対無理だけどね~!!」
演:山崎真実
概要
ネガティブシンジケートの一角であるダークシャドウのくノ一。
三国覇剣を奪うべくとある神社に巫女の姿で潜入し、初めてボウケンジャーの前に現れたダークシャドウの構成員であり、自分に出し抜かれたボウケンジャーを「甘ちゃん」と侮った。
劇場版では明らかにカメラ目線でポーズを取ったりとコミカルな性格だが、ハーメルンの笛で宝玉に変えた子供達からエネルギーを抽出しようとしたり、光の船を呼び出すために冒険者志望の若者を生贄に捧げようとするなど目的のためならば冷酷になれる本性を持っており、本性を表すとドスの効いた口調で話す。
その名の通り、風を操る術や変装が得意で、男女問わず完璧に成りすます事が出来るが、時たまドジな一面も見せる。声帯模写も出来、Task.22では蒼太の声を真似ていた。武器は二本のクナイ。
主な任務は変装を利用したスパイ活動やプレシャスの収拾、取引き、プレシャスの力を使った悪事、ゴミ捨てなどの雑務などなど行動係として活躍。
忍者なだけにいつも忍装束なのかと思いきや、寝る際はパジャマを着用。
なお、彼女のやらかしたドジの一例として…
- 三国覇剣の巻物を山谷社長の写真が貼られた偽物とすり替えられる。
- ツクモガミを生み出す際にゴミを混じらせてしまった結果、アクタガミが生まれる要因を作ってしまう。
- 光の船の生贄にするための冒険者を選ぶ為の『ボウケン学校』の入学試験を開いた際にチーフを合格させるつもりが、誤ってうだつの上がらない島田浩介(演:坂本真)を合格させてしまう。結果、冒険者の資格がないと言われたも同然のチーフはかなり落ち込んでしまう。
- 虹色の反物を持ち去る際に、有刺鉄線に反物が引っかかってしまい、破片が居合わせた三毛猫の手に渡ってしまう。
割と致命的なミスが多い気もするが、基本的には有能な人物である。
軽快に見えて実は食わせ物であるという共通点を持つ最上蒼太とはライバル関係にあり(あちらからは度々口説かれている)、西堀さくらとも交戦することが多い。
天然な間宮菜月のおかげでボウケンブルーとボウケンブラックを利用したこともあり、その際、ボウケンレッドを窮地に追い込ませ、彼女の精神を追い詰めた。さくらと菜月の活躍により作戦は失敗したが、怯まずに彼女たちに立ち向かった。
初登場時には、主にボウケンイエローとボウケンピンクの2人と互角に交戦したり、三国覇剣や虹の反物といったプレシャスの扱いにも長けている。
ライバルなりに蒼太を気にかけているらしく、第48話では蒼太の背中を押している。『ゲキレンジャーVSボウケンジャー』での掛け合いを見るに好意があるかのような様子を見せている。
その後も組織のNo.2としてゲッコウと共にダークシャドウで活動しているらしく、ボウケンジャーと如意棒の争奪戦を繰り広げていた…が、その後なんやかんやあって『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』では魔空監獄にゲッコウと共にぶち込まれてしまい、ゴーカイジャーが侵入してきた事で脱獄に成功する。
海外版である『パワーレンジャー・オペレーション・オーバードライブ』にはデザインが引き継がれず、ミラトリックスという新規キャラクターが彼女のポジションとして登場している。
風のスーパーシズカ
シズカがプレシャス「虹の反物」を使って強化変身した姿。
スーパー妖かしの術やスーパー火炎の術といった大幅に強化された影忍法を操り、背中に生えたウイングで飛行も可能となった。武器は巨大なクナイ。
ただし、虹の反物の一部を、かつて蒼汰に助けられた三毛猫に奪われており(この影響で人化し「最上みゆ」を名乗っていた)、一箇所だけ虹の反物に破れかけた場所があり、そこが弱点になっている。
三毛猫としてのみゆのアシストにより、目印としてシールを張り付けられ、そこをボウケンブルーに狙撃されて敗北。意地で巨大化を果たすが、サイレンビルダーと組み合っている間にアルティメットダイボウケンに弱点を突かれ、とどめの大聖剣斬りで倒されて元のシズカに戻ってしまった。
他にも「虹の反物」の力でガンマン姿、チャイナドレス姿、スケバン刑事、ナース姿、トラックに変身しているが、トラックの前部はあまり触られて欲しくない場所に位置しているらしい。
その後
結果的にダークシャドウは最後まで残り、自身も最後まで生き残った。その後は『獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー』にて再登場し、“ある物”を奪ってゲキレンジャーと対峙。そして『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』では幻のゲッコウと共に魔空監獄に囚われる形で再登場した。
余談
『東映スーパー戦隊シリーズ35作品記念公式図録 百化繚乱 下之巻 戦隊怪人デザイン大鑑 1995-2012』(グライドメディア)P246の篠原保氏のコメントによるとモチーフはOL服、『忍者戦隊カクレンジャー』の隠大将軍(頭部がゴッドカーク、腰部のベルトにゴッドクマードの意匠がある)。そこに『秘密戦隊ゴレンジャー』に登場するペギー松山のヘルメットの要素を加えたものだとされている。
マスクを着けた姿や手甲から手裏剣を発射する事も想定されていたようだが、劇中では未使用(同書P247より)。
同書によれば、スーパーシズカのモチーフはスーパー隠大将軍とされている。当初は『特捜戦隊デカレンジャー』のデカレンジャーロボがモデルとだったとされているが、竹本昇監督から『スーパー隠大将軍』で行くようにオーダーが来たと言う。
とはいえ、脹脛にはパトジャイラーの翼のようなものがあったり、車のように見える肩や、鳥の翼の配置がパトストライカー、パトレーラー、パトジャイラーと同じ位置にあったりするなどデカレンジャーロボがモデルだった頃の名残はそこかしこに見受けられる(尤も、どこまでデカレンジャーロボの要素が残っているかまでには言及がないので注意)。
彼女の登場回では『6人目の戦士』について紹介された。
『仮面ライダードライブ』のVシネマ作品『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』にシズカを演じた山崎さんが出演する模様。
演じる役はロイミュードに感情を与えて人間との共存を目指す超進化態ロイミュード・エンジェル。
※出典⇒シネマトゥデイ公式サイト
関連タグ
轟轟戦隊ボウケンジャー ダークシャドウ 女幹部 戦隊ヒロイン
フラビージョ:可愛い悪のくノ一繋がりで強キャラという共通点持ち。30戦隊ファイルでハリケンジャー回のときは彼女の真似をして、ボウケンジャーを落第評価した。あちらも基本的にブルーとライバル関係にあたる。
ビビン:同時期に現れたダークヒロイン。変装多彩だったり、最終決戦では共闘するところが繋がっている。