幻獣(ボウケンジャー)
れむりあのげんじゅう
レムリア文明の様々な遺伝子操作によって創り出された戦闘生物兵器。Task.29「黄金の剣」に登場。
白い有翼の怪獣を思わせる姿をしており、頭部には天使を彷彿させる輪、そして背中には悪魔を髣髴させる翼を持つ。見様によっては神々しい印象を受けるが性質は凶悪其の物。
本来は他の文明との戦争からレムリアを守るために作られた生命体であり、プレシャス「レムリアの卵」から誕生する。
しかし、凶暴過ぎる故に敵味方の区別が付かずに攻撃すると言う重大な欠陥を抱えているのが難点であり、制御する為には「黄金の剣」が抑止力として必要不可欠とされる。
太くて強力な尻尾や強靱な肉体など、通常の生命体ではありえない程に強化された肉体はそれだけで兵器と言っても過言では無い破壊力を秘めており、更に口から超高熱の炎を吐く事も出来る。
しかもただ高熱なだけの炎ではなく、特殊な超炭化能力が含まれており、あらゆる物を文字通り消し炭すら残さず全てを焼き尽くして「無」に還してしまう為、まさしく滅びの業火と言っても過言ではない。
この様に戦闘力だけで見れば、確かに戦争に打ち勝つには十分なだけの能力を有していると言えるが、「敵味方の区別が付かない」と言う欠点は兵器として致命的なまでに重過ぎて、下手をすれば味方の陣営にも破滅を齎しかねない諸刃の剣である。
レムリアの卵を手にした創造王リュウオーンは当初、その言い伝え通り黄金の剣を発見してから誕生させる予定だった。だが、命令を聞かなかったジャリュウが無断でレムリアの卵から幻獣を誕生させてしまった。
誕生直後ながらも圧倒的な力で敵味方の区別も付かずに暴れ始めた幻獣は、そのまま駆け付けたアルティメットダイボウケンとサイレンビルダーの2体と交戦し、アルティメットブラスターを打ち破ってのける。
そして口からの火炎放射と驚異的のパワーで2大ロボットを大破状態にまで追い込むが、最期は黄金の剣を入手したレッドの必殺技「ジャンピングジャックスラッシュ」で一刀両断され爆散した。
続くTask.30では大神官ガジャがその欠点を呪術で意思を消し去る事で克服し、更にゴードムエンジンを埋め込む事で強化改造を施した個体が登場する。
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