概要
ヒルビル・リッチの洗脳により王の証を結果的に悪用してしまったヤンマ・ガスト。
ギラによって洗脳が解かれ最悪の事態こそ免れたものの、自身が心の奥底に秘めていた野望=「テッペンを取る」意思が思わぬ形で悪用され民衆を危険に晒す事態を引きずるヤンマを見て、ラクレスは自身の過去を回顧し「力に酔っていた」と前置きした上で、自身のこれまでの経験を踏まえながら彼にこの言葉をぶつけ、最後に「だから権力は最悪なんだ」と締め括った。
これを聞いたヤンマは「俺の目指すテッペンはここには無い」との結論に至り、これが新たな六王国同盟締結へと繋がった。
余談
劇中の台詞は「自身は正しい事をしているのだと信じて疑わず、それにより犠牲になった者達への罪悪感は感じず、目的を為すためならばどんな事も実行する」と嚙み砕いて言うならば、こうなるだろう。
しかし、本台詞は現実にも言えることであり、例として会社および政治家の汚職事件やSNSなどの誹謗中傷などの社会問題とも繋がってくる。
例として「権力」は手にした優越感に溺れ、周りやルールを無視して会社にとって何億何千万という売上および利益から地位の高さを利用して「バレなきゃいい」、「どうせここまで見やしない、このぐらい」と横領などの犯罪行為に手を染める事も厭わなくなってしまう。この事例は実際に存在する。さらに、その権力に感けて部下に対してもパワハラに値する扱いを講じるリスクが非常に高い。
X(旧Twitter)やインスタグラムが普及したネット社会でも「~が気に入らないから、早く〇んで欲しい」、「~の顔がマジで気持ち悪い」、「ホント、~って奴、この世から消えてくれんかな?」と自己満足や自分勝手な価値観から「自分が正しい」、「あっちが悪い」と思い込み、それをネット上で呟くものも近年増加している。心の中で思うのは勝手だが、言葉というものは一度出したら二度と戻らないものなので軽はずみな発言には十分に注意しよう。
関連タグ
正義中毒:この言葉の末路そのもの。