概要
『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』に登場する国。
シュゴッダム初代国王ライニオールが統治しており通称「死の国」と呼ばれている。
現世のチキューとは全く異なる異空間であり、死の国と言う通り名とは裏腹に鯨と虫を合わせた様な霊や、クラゲを思わせる姿の霊が飛び回り、光り輝く森が広がる等、この世ではあり得ない幻想的な光景が広がる。
「死の国」の呼び名通り、チキューにおいて死亡した者たちはこの世界に行き着くことになり、いわばチキューにおけるあの世というべき場所である。なお、この世界で死者が己を保てるか否かは個人によって異なる。
また異次元ではあっても一方通行ではなく、しかるべき手順、またはそれを可能とする能力を持っていれば現世との行き来は可能。
手段としては3つほどあり、
- 「案内人」に導いてもらう
- 時空を超える力を使う
- チキューのあちこちにある「扉」を経由する
と言った手段があるが、基本的にハーカバーカの住人が現世に来ることはできない。
余談
ハーカバーカの名前の由来は恐らく「墓ばっか」と思われる。決して「バーカバーカ」ではない。
ハーカバーカが幻想的な光景なのは、子供たちが夏に見る映画であるため、死の国ではあってもおどろおどろしい風景を避けたためである。
また、上堀内佳寿也監督によると当初はハーカバーカに行く流れとは別の方向性があったが、監督が話の流れを決めるプロットの打ち合わせに参加したタイミングでどこかへ旅する話をしたいとスタッフに提案した所、スタッフ達もどこかへ旅をする話をしたいという思いがあったことで同意を得られ、ハーカバーカに行く流れになったと語っている。
関連タグ
チキュー シュゴッダム ンコソパ イシャバーナ ゴッカン トウフ バグナラク/狭間の国バグナラク
以下、ネタバレにつき注意
テレビシリーズ作中にも「ハーカバーカ」が登場。
第47話
王様戦隊との決戦の末に敗北、戦死したグローディ・ロイコディウムがここにたどり着いた。生前に数え切れぬほど踏みにじってきたであろう死者達の怨嗟のこもったうめき声に魘され、死後の安眠も許されず、脇目も振らずに逃げまどいその身を潜め永遠の地獄を味わい続ける事となった。
第48話
直接の舞台にはなっていないが、ダグデドを確実に倒す為、最後の切り札の超絶怒涛究極完全体キングオージャーを完成に必要な一部であったジェラミーの王の証の代用品(グローディを倒すために使用した)を用意する際にハーカバーカへの扉を開きライニオールに助言を得ようと王様戦隊は試みていた。
いよいよ本腰を入れたダグデドのお掃除。その魔の手から逃れるため、未来に希望を託すために発動した避難計画ゼロを阻止しようとカメジム・ウンカが民達の集合している避難場所に派遣されたが、デズナラク8世が引導を渡すために死の国より参る。
第49話
デズナラク8世に続き、王達の大切な人達(ディード、メタリー、カーラス、ボシマール、イロキ、ネフィラ)も援軍として駆けつけ、さらにダグデドに殺されたと思われていたライニオールまで参戦、コピー怪ジームやコピー宇蟲五道化の大群勢を食い止め、重傷の王様戦隊の回復の時間稼ぎに大きく貢献した。
最終話
デズナラク8世とラクレスに完膚なきまでに叩きのめされたカメジムが抵抗も許されず首根っこを掴まれたままデズナラクによりハーカバーカに連行される末路を迎えた。
Vシネクスト・王様戦隊キングオージャーVSドンブラザーズにも登場。恐らくドンブラザーズ側で死んでしまった人物がここに来ているためと思われるが…。
…そんなことはなく、ナレーション曰く「全員死んだから」らしい。何故だ。
もう少し解説をしておくと作中ではギラがうっかり食事をのどに詰まらせたり、ドンブラ側でもトラブルが起きていたりと結果的にキングオージャー勢もドンブラ勢もハーカーバーカに来てしまい己の譲れない主張のため、互いに争いあうことになるが最終的にタロウとギラがハーカバーカ内でおでんの屋台でおでんを共につついて食べたりしていた。