シュゴーッド!
GOD・GOD・GOD・GOD! GOD KING−OHGER!!
(OHGER···!! OHGER···!!)
概要
『王様戦隊キングオージャー』第48話にて設計と存在が示唆された、宇宙サイズのダグデドを倒す為の巨大戦力。
公式サイトでは「究極のキングオージャー」と称されている。
その圧倒的雰囲気を醸し出すためか、王鎧武装・凌牙一閃の時のように音声にはエコーが掛かっている。
外見
外見に関しては超巨大化したゴッドキングオージャーその物であり、そのサイズはキングコーカサスカブト(220m)を優に越すどころか足のゴッドカマキリやゴッドハチだけでもチキュー約2個分というとんでもない大きさになっている。
第48話で映された画面には左側に比較用のチキューが置かれており、この時点で超大型サイズで運用される事が示唆されていた。
なお、その余りのスケールの無茶苦茶さにリタからは「悪ふざけか?」と言われている。
機能
ギラのシュゴッドを統べて動かす力、電気系統にヤンマの雷(を操る力)、動力源にカグラギの炎、冷却にリタの氷、武器にヒメノの命を刈り取る力、コアにジェラミーの永遠の命と王の証の力を全力で使う事で稼働させる事が出来る設計となっている。
作中では、スコーピオンクローで強力な技、タランチュラアームでの連続攻撃、カブトキャノンやスネイルガトリングから無数のエネルギー弾、シュゴッドソードによる最大の一撃などを披露した。
活躍
上記の通り、第48話の序盤から計画は進められていた。
しかし、ジェラミーの永遠の命は前話でグローディを倒すのに摘出し使ってしまったので代用品が必要となっており、ギラはライニオールに聞こうとハーカバーカの扉を開けないか試していたが、作戦会議の直後にダグデドが襲撃に来てしまう。
その後、リタがヤンマに「今から24時間以内に完成させられるか?」と問いかけたが「奇跡が一万回起こらない限り無理」と返された事から計画は事実上の破綻を迎える。
そして王様戦隊は秘密裏に王の証を側近に渡してチキューの全国民をどこか別の惑星に移住、いずれダグデドを倒す為に永遠の命の代用品の製作を託す最終計画「避難計画ゼロ」を発令するが…。
最終話では第49話にてチキューの全国民が“反旗を翻し”ラクレスに率いられて王様戦隊と共に戦う中、「果てなき連なりの先で、命は永遠に繋がってゆく」というライニオールの言葉をヒントにシュゴッドソウルを模したものの器に(恐らくベースとなったゴッドキングオージャーの「人神融合・王鎧無双」のシステムを応用した可能性が高い)永遠の命の代用として「民=無数の小さな命のエネルギー」を集約させる事で、巨大なシュゴッドソウルが完成。一時は計画を諦めるも一万回分の奇跡を手繰り寄せ、遂に降臨へと漕ぎ着ける。
そのまま宇宙へ飛び出しダグデドの部屋へ突入して最終決戦に挑む。
そして一進一退の物理的にも比喩としても熱戦を繰り広げた末、燃え尽きてしまった。
だが各シュゴッド達の核であるシュゴッドソウルは回収されており、新造したボディにソウルを移植する方法でシュゴッド達を復活させる算段も付いていた(※ボディの再現度自体もシュゴッドZERO/キングオージャーZEROの開発実績がある事から元と寸分違わぬ代物を造れる可能性が高い)。
ダグデドを撃破して2年後のエピローグではコーカサスカブト城/ゴッドコーカサスカブトが再建されたシュゴッダムに鎮座している他、シュゴッドの加護で王鎧武装を行う王様戦隊がいつも通りに有事へ対処している事からシュゴッド達も無事復元(新造)された様子。
余談
その余りに長い名前から、ギラには名前が覚えられておらず「究極最強のすげぇキングオージャー」とか呼ばれた。なお、設計者のヤンマや「王様戦隊=五王国異様事案対策用戦略救命部隊」の名付け主であるリタはすんなり言える。
超絶怒涛究極完全体キングオージャーの明確なサイズは不明だが、6年前のスーパー戦隊の劇場版に登場したロボや最終決戦仕様のプリキュアをも上回る可能性がある。
ラクレスにより王の証の伝承が語られた第44話にて「王の力が1つになる時、宇宙を貫く力となる」という言葉が登場したが、王の証全ての力を利用して誕生した超絶怒涛究極完全体キングオージャーはまさにこの「宇宙を貫く力」であると言える。実際宇宙=ダグデドの部屋の壁を物理的に貫いた。
第49話放送終了後、ライニオールの発言から「民の一つ一つの命を捧げ、永遠の命の代用をする」という予想は視聴者間で既に出ており、放送前は「ロボがとても巨大ということは、チキュー国民全員が乗り込んで永遠の命の代わりとなりつつ戦うのでは?」と予想されていた。
実際は上記のとおりだったが、ある意味意志だけなら全国民が乗っていると言えよう。
最終3話の製作陣のオーディオコメンタリー内で脚本の高野氏曰く本作りの段階で超絶怒涛究極完全体キングオージャーのピースにジェラミーの永遠の命を使うつもりは全くなかったようであり王様戦隊と同じ気持ちでその場その場にあわせて五道化に有効なカードを切ったためその中で不死身のグローディーを倒すための最適解として永遠の命というジョーカーを切ってしまったため最終3話の構成をするなかでダグデドを倒すために永遠の命無しで対抗するためにどうすればいいんだ?と思考する中で上述の展開にたどり着いたと語っている。
関連タグ
ヤンマのかんがえたさいきょうのキングオージャー:まさにこれ。
天元突破グレンラガン/超天元突破グレンラガン:多数の仲間の力を束ね、天を超え星を超え宇宙をも超えて神の如き力を持つ敵を打ち倒したという点でよく似ている超巨大合体ロボット。ダグデドの発言や性格、外装が剥がれロボが基本形態に戻っていくという点もその敵やグレンラガンとも共通しており、話の展開はリスペクトの可能性がある。
なお、元々『キングオージャー』は第二部発表以降『天元突破グレンラガン』との類似性を指摘されていたが、実際に今作で脚本を担当した高野水登氏は、グレンラガンのファンを公言している。
サムライハオー:最終決戦において、最強形態から順を追って基本形態へと戻っていった14年前の作品に登場した戦隊ロボ。
ガロ_ゴールドストーム:似たようなポジションの特撮ヒーロー。