側近及び民一同「我ら民、王に命を預けよう!」
王一同「我ら王、民の命を預からん!」
ギラ「我ら、王様戦隊!」
一同「降臨せよ、ゴッドキングオージャー!」
シュゴッド大集合!
クワガタ・トンボ・カマキリ・パピヨン・ハチ・テントウ・クモ・アント!
ローリング・スネイル・ピード・シケイダー・カブト・スコーピオン!
GOD・GOD・GOD・GOD! GOD KING−OHGER!!
スーツアクター:藤田洋平
スペック
全高 | 83.0m(拡大可能) |
---|---|
全幅 | 57.5m(拡大可能) |
胸厚 | 33.2m(拡大可能) |
総重量 | 8300t |
スピード | 300km/h |
馬力 | 3800万馬力 |
武装 |
概要
『王様戦隊キングオージャー』に登場するロボ。
第25話から初登場。
チキュー最深部にてチキュー破壊計画を実行したデズナラク8世に対抗するため、ヤンマがコーカサスカブト城の変形機構を流用して開発した前人未踏の合体。
この合体は「守るべき民を戦争に巻き込む」ジレンマを含んでおり、国と民を愛する王達は苦渋の決断を求められることになるが、「敬愛する王を護るなら傷つく覚悟もある」民達の意志と主張を無碍にできないのも事実である。
操縦の優先権はギラに依存しており、ゴッドクワガタまたはゴッドコーカサスカブト部分に搭乗することでメインコントロールが行われる。
エクストリームキングオージャーを母体に、コーカサスカブト城もといゴッドコーカサスカブト)とガーディアンヘラクレスを加えた15体のシュゴッド、5体のガーディアンウエポンの計20体が合体する事で誕生する。
第25話の描写からしてコーカサスカブト城のままにもかかわらずコクピットはキングコーカサスカブトの状態になっている。演出なのか単なるミスかは不明。
エクストリームキングオージャーへ合体が完了した(バンクシーンのゴッドカマキリとゴッドハチの合体シーン、頭部の冠装着シーンは省かれている)状態からゴッドカマキリとゴッドハチをゴッドコーカサスカブトの胴体部分に挟むように下駄履きさせ、各ガーディアンウエポンをゴッドタランチュラの腕及び脚に合体、ガーディアンヘラクレスの胴体はゴッドクモと合体してフロントアーマーとして装着。
ゴッドコーカサスカブトの頭部及び羽部分は、ゴッドキングオージャーの頭部と胸部になり、ガーディアンヘラクレスの頭部はそのまま兜の角飾りになる。
コーカサスカブト城は合体時に1/4サイズに縮小し(スーパー戦隊において大型ロボが登場、合体する際にサイズの違いに言及しないことはあったが、設定的に圧縮・縮小されると明記されているのは今作が初)ゴッドキングオージャーも83Mに納まるが、サイズ自体は拡大させることが可能(操縦席である玉座やオージャクラウンランスは縮小も拡大もしない便利仕様である模様)。
第41話ではダグデドに蘇生させられた超巨大ダイゴーグと同サイズ(キングコーカサスカブト並)に第47話では一時的だが、ダイゴーグ戦以上の巨大サイズに拡大している。
そして最終回では…。
出力はキングコーカサスカブトを下回るが、高さ220Mもの巨体を誇るキングコーカサスカブトは戦場が制限される上に動きも緩慢である。そのためのこの姿はキングコーカサスカブトを通常戦力として扱うための形態とも言える。
初戦の相手は異常成虫でキングコーカサスカブトと並ぶ大きさになり、戦闘でシュゴッダムの街を踏み潰したり、もしくは余波に巻き込んでしまわないか不安になる一面を視聴者に見せている。
第25話における各シュゴッドの搭乗パイロット
王、臣下、民を問わず選ばれたシュゴッドと相性の良い適合者達。
適合者がオージャカリバーもしくはクモノスレイヤーを手にすると刀身に光が灯る。
🔴=シュゴッダムの国民
🔵=ンコソパの国民
🟡=イシャバーナの国民
🟣=ゴッカンの国民
⚫️=トウフの国民
⚪️=(後の)バグナラクの国民
※適合者はブーンで、コガネは同席といった形で搭乗している。第47話ではラクレス・ハスティー/オオクワガタオージャーが搭乗。
人神融合・王鎧無双
全側近&民「我が王よ、契りを交わせ
我ら、命燃やせど灰には帰せず!」
全王「我が民よ、言うに及ばず
守護の契りを力に変えて
共に成そうぞ、起死回生!」
ヒメノ「王と民、等しく一人!」
ヤンマ「一と一、重ねて十!」
カグラギ「十重二十重の誓いの力!」
リタ「やがて人の理を超え、」
ジェラミー「神へと届く!」
ギラ「人神融合!」
全王「王鎧無双!!!!!!」
ゴッドキングオージャーの防護システム。一時的にシュゴッドの全機能を解放し、無敵の耐久を得る。
機体を構成する全シュゴッドに計20人のパイロットが必要なのは、この機能を発動するため。
王鎧無双起動中はどんなに過酷な環境でもあらゆる影響を受け付けず、フルパワーを発揮しての活動ができる本物の無敵状態と化す。
ただしチキューの中核となると、これほどの防御力を以てしても79秒しか機能を維持できない。
そもそもこの機能は、チキュー最深部に飛び込み星諸共自爆を試みるデズナラク8世を地上に引きずり出す=チキュー中核に飛び込んで戦うための手段として考案されたものである。
第26話の描写から見るに、戦闘するだけならば王様戦隊のみでも可能な模様(搭乗人数を問わず、王鎧無双抜きでも耐久力はもともとかなり高い)。
必殺技
合体しているシュゴッドから発動する技。そのシュゴッドが無人の場合はエクストリームキングオージャーと同様、ギラがオージャクラウンランスを使い発動する。
リタ「無駄だ。」
カグラギ「さあさあ皆さん!息を合わせて!」
ドゥーガ「行くぞ!」
- テントウスター
ウスバ&マユタ「「ゴッドテントウ、ぶちかませ!!」」
両腕のゴッドテントウからエネルギー波を放つ。
- カブトキャノン&スコーピオンクロー&ホッパーアタック
モルフォーニャ「3大守護神、仲良しこよしぃ!!」
三大守護神の武装(カブトキャノンの砲撃、スコーピオンクローでの斬撃、ホッパーアタックによる突進)で攻撃する(描写上、ゴッドホッパーが攻撃に参加していないように見えるのはご愛敬)。
- スパイダーウェブ
アッカ&エレガンス「「スパイダーウェブ、発射!」」
ジェラミー「BANG!」
体が赤い方のゴッドクモとエクストリームキャノンから発光する糸を放ち対象の敵を拘束する。
音声上は「クモウェブ」となっていた。
- ガーディアンウエポンズフィニッシュ
シオカラ「ガーディアンウエポン隊、行くッスよぉ!!」
クレオ&ゲロウジーム&スズメ「「「了解!!!」」」
ギラ「頼むぞ!」
ゴッドタランチュラに合体しているガーディアンウエポン4機から一斉攻撃を放つ。(ピードは頭部を伸ばし、シケイダーは緑色の斬撃を放つ。)
記事冒頭からここまでは第25話にて使用。
- ヘラクレスアックス・キングコーカサスカブトフィニッシュ
ヤンマ「どういう原理だ!?めちゃくちゃやりやがって!」
宰相カメジム「さあ~て、どうしてくれましょうか?」
ギラ「構うものか!戦いは終わらせる!」
第26話で使用。
頭部と胴体から分離させたガーディアンヘラクレスが元の状態に戻り、相手目掛けて突進し斬りつける。見方によっては黄金の角で攻撃していると言えなくもない。
- キングオージャーフィニッシュ
ギラ&ヤンマ&ヒメノ&リタ&カグラギ&ジェラミー「「「「「「止めだ(よ/です)!」」」」」」
ヤンマ「エネルギー充填!ゴッドアントにタイミング合わせろ!」
ギラ「ブーン、頼んだ!」
ブーン「うん!」
ブーン「……今だ!」
ギラ「行くぞ!我ら、王冠を頂く戦士!」
搭乗者一同「王様戦隊キングオージャー!」
ゴッドアントの合図のもと、ゴッドアントがゴッドキングオージャーの全身を飛び回り、エネルギーを各機体とシュゴッドソードに充填。
シュゴッドソードに再合体した後、神々しい輝きと共に「G」の軌跡を描きながらシュゴッドソードを敵に目掛けて振り下ろす。
ゴッドアントに操縦者が乗っている場合、その登場者がタイミングを合わせられるかが一番重要である。
※キングオージャー時と異なり、ゴッドアントは剣先に移動しない。
ゴッドパピヨンの下半身は背中に装着されたまま、シュゴッドソードの全長が倍近く延長されていたりと、通常時と若干異なる。
余談
- 20体合体(余剰パーツ無し)と歴代スーパー戦隊の中でもトップクラスの合体数を誇る。
- また、戦隊ロボのパイロットとしての搭乗者もこれまた前人未到の21人の為、『宇宙戦隊キュウレンジャー』のキュータマジンをも超えている(パイロット以外の乗員としては、内部で多数の人が働いており搭乗したまま変形・合体して戦闘するギャラクシーメガやデカベースロボが存在する)。
- DX玩具で新品を買い集めるとなると、(取り扱っている店や通販サイトなどにもよるものの)4万5千~5万円に達してしまい気軽に手を出すには躊躇うほどの高価格になってしまう。
- ミニプラの場合はDX玩具よりも安価に収まるが、既に店頭販売を終えているキングオージャーや三大守護神などを揃えるとなると通販サイトの力を借りる必要が出てくる。
- DX玩具及びミニプラだと、エクストリームキャノンはデフォルトでは上を向いたままになっているが、工夫すれば本編のようにキャノン部分を下ろした状態にできる。実際の例がこちら(※DX玩具版)
- 各シュゴッドのサブカラー等を含めると、なんと
・赤(臙脂除く)
・青(水色、紺、藍色含む)
・黄
・桃
・緑(黄緑、青緑含む)
・黒
・白(※ゴッドクモは赤+シルバーもしくは灰色のため、灰色もここに含む)
・金
・銀
・橙
・紫
と、スーパー戦隊に登場した基本的な色(対象は太文字)も全て合体している。
- 実は、強化形態の初合体のバンクでこれまではゴッドアントが合体シーンに登場しないことで不遇と言われていたが、左側のゴッドテントウ、ゴッドトンボ、ゴッドパピヨンの3機にも個別の合体シーンが存在していない(※テントウはゴッドスコーピオンが合体する際に映ってはいるが)。
- ゴッドアントのパイロットにブーン(と同席しているコガネ)が選ばれたのは、「重要な役割を担う子供は大人達が守る」という意味が込められていると思われる。実際、必殺技ではかなり活躍していた為、その説もあり得なくはない。
- 初戦で「王と民、等しく一人」から「やがて人の理を超え」とまで言う順番が、ヒメノ→ヤンマ→カグラギ→リタになっているが、これは4人が王になった経緯が明かされたエピソードの順番と一致している。これが単なる偶然か、意図的にそうされたのかは不明。
- チキュー中心のマグマに耐えられる制限時間の79秒は、主題歌「全力キング」のOPサイズと一致している。それを裏付けるように、チキュー中心への突入からデズナラクを引き連れて地上へ浮上する場面の経過時間もしっかり79秒で〆られていた。
- プレバン限定商品のDXタランチュラアビス・DXキングオージャー(王様級重塗装メッキver.)の2つには金メッキ仕様のガーディアンウェポンが付属しており、キングオージャーZERO・三大守護神・キングコーカサスカブトを合わせて購入すると、完全に黒金仕様のゴッドキングオージャーを組み上げることができる(顔だけは通常のキングオージャーのままなので、特典か何かで補填があることを願いたい)。…が、プレバン製品は軒並み1万円近くかかる高額商品のため、黒金仕様ゴッドキングオージャーを組み立てるためにかかる費用はもはや「考えたらダメ」のレベルであることは言うまでもないだろう…。
- 通常の合体に合わせて後から追加される従来の戦隊ロボとは違い、20体合体であるゴッドキングオージャーの試作品が最初に作られ、通常のキングオージャー等はそこから逆算して作られたことがバンダイ公式番組である『玩具愛好会』で語られた。
関連動画
はじめてのキングオージャー ゴッドキングオージャー編
関連タグ
王様戦隊キングオージャー キングオージャー(ロボ) 超絶怒涛究極完全体キングオージャー
- エンジンオーG12:約15年前に登場した合体用メカ12体(もしくはロボ4体)の余り、余剰パーツ一切無しの全合体を初めて行った記念すべき戦隊ロボ。余剰無しの全合体をするスーパー戦隊のロボという概念を作った(まさかこれを超えるロボが出るとは誰が思っていただろうか…)。
- テンクウシンケンオー・サムライハオー:約14年前に登場した、「正面から見て左側にカブトムシ型戦力が(前者は背中で、後者はは台座に)合体しているロボ」という点が共通しているロボ達。また、(後者は小技で使うが)「1号ロボが使っていた武器で技が出せる」点も共通している。
- グランドハイパーゴセイグレート:13年前に登場した戦隊ロボ。合計18体合体(ゼンカイジャーのキャラソンでは19体)とゴッドキングオージャーが登場するまでは過去最多の合体数であった。
- ギガントキョウリュウジン:同じ世界観を共有する『キョウリュウジャー』の最強ロボ。こちらも黄金(正確には黄色)の角で攻撃できる。
トラドラオニタイジン極←ゴッドキングオージャー→ブンブンジャーロボチャンピオン