演:吉満寛人
概要
イシャバーナの女王ヒメノ・ランの側近をしている(外見だけは)壮年の男性。
態度も非常に礼儀正しく、指名手配犯のギラにも「様」付けかつ丁寧な口調であり、ヒメノの命令に基づいた行動を除けば丁重に接している。
いかにもベテラン執事かと思いきや、彼女に仕えてまだ3年程で実年齢は25歳。王様たちとそれほど年齢は離れていない。
上記の外見はヒメノの命令で特殊メイクを施したもので、流石のわがまま姫も整形までは望まなかったようだ。ヤンマに老人呼ばわりされると毎回ツッコミを入れる。
更に「セバスチャン」の名も生来の名前ではなく、ヒメノの命令で改名させられた。
雇用条件だけでも以上のような流れの上、ワガママな女王ヒメノに振り回される苦労人ではあるが、彼女の良い所も十分理解しているため、多くの国民と同じく彼女を支持している。
ヒメノの行くところにはどこでも付いていく主義らしく、ゴッドカブトに襲撃されたヒメノがゴッドクワガタに乗ってトウフに逃亡した時は、自分の足でトウフへ駆けつける等身体能力は相当高いようである。
2年後の第二部ではヒメノが投獄されたため代わりにイシャバーナをまとめるようになった…が、一体何があったと言わんばかりの成金にも見える黄色のスーツと、ものすごく出たお腹がいやでも目立つ姿となっていた。
恐らく彼なりに「ワガママ」を貫いた結果だろうがここまで来るともうただの自堕落であり、クレオがガチの舌打ちをするほど。
ただ、6王国会議にて代理で来た際には他の側近たち共々土下座をしているあたり根っこの部分は変わっていない様子で、以降は元通りの体型と謙虚な性格に戻っている。
余談
- 名前は執事のキャラによく使用されており、『キングオージャー』の登場人物で唯一、名前が昆虫に由来していないが、上記の通り改名されたものであるため、本来の名前が昆虫に由来するものと考えられる。
- 演者の吉満氏は『仮面ライダー555』に喫茶店のマスター役、『仮面ライダーリバイス』には裁判長役で出演していた。
- 上記の通りヒメノと常に同行している、実年齢がメンバーとそこまで離れていないなどの要素から、一部の視聴者から「セバスチャンが追加メンバーになるのでは?」と見られていたが、ジェラミー・ブラシエリの登場でその可能性は潰えた。
- トレードマークとなる黄色の眼鏡だが、当初はなかなか決まらず演じる吉満氏が自前の「金持ち用の眼鏡」を持ち出し提案したところ、採用されたという逸話がある。ただし吉満氏の物をそのまま使用するのではなく、ブランド品の眼鏡を着色(煮て染めたとのこと)し制作したらしい(「側近戦隊ソッキンジャー」より)。
関連イラスト・漫画
果たして彼の素顔と本名が明らかになる日は来るのか……?
ネタバレ注意
素顔
第36話で素性が明らかになり、彼の本名はロマーネ・ディアーボーン。
イシャバーナで1000年続く公爵家の嫡子にして罪深いほどの美しさを持つプラチナブロンドの美青年。彼が近づいただけで人々はどよめき、通常の女性は彼の微笑みを見ただけで気絶して倒れてしまうほど。また社交ダンスも完璧にこなす(このことから、彼の名前の由来などもある程度推測できるようになった。詳しくはロマーネ・ディアボーンの記事を参照)。
だが本人は図らずも他人を傷つけてしまうと自らの美貌がコンプレックスで、一度は命を絶とうとした彼をヒメノが止め、人の役に立ちたいという彼の内なる本来の美しさを認め、新しい容姿と名前を与えて傍に仕えさせた。
今ではもはやそちらが本性とのことでヒメノの傍で幸せそうに働いている。
また別人と見間違うほどの特殊メイクと同時に変声術で声色を変えているらしい。
関連タグ
五色田介人/桃井陣←ドゥーガ/シオカラ/セバスチャン/モルフォーニャ/クロダ/ゲロウジーム→ブンドリオ・ブンデラス/ビュン・ディーゼル/細武調