演:美波
概要
第36話に登場した、ヒメノが催した見合い大会に元々の婚約者として立候補してきた男性。
イシャバーナで1000年の歴史を持つディアーボーン家の嫡子で誰もが一目見ただけで気絶するほどの美貌を持つ銀髪の青年。
それゆえに人々を傷つけてしまう自身に悲観し、自ら命を絶とうとしていたところをヒメノに止められ、彼女と婚約を結んでいたらしいが...?
名前の由来は、ニセハナマオウカマキリの学名、「Idolomantis diabolica」と思われる。
その正体(ネタバレ注意)
これより先、及び余談と関連タグにはネタバレを含みます。
その正体は、ヒメノに仕える執事・セバスチャンの素顔であり、本名。
かつて自ら命を絶とうとしていたところにヒメノと出会ったというのは本当だが、婚約を結んでいた部分はカメジムを欺くための嘘である。彼は特殊メイクを授けられ、執事として仕えることを命じられたというのが真実であった。
カメジムはヒメノ不在時に医者と嘯き毒をばら撒き人々の対立を煽ろうとし、しかも本当の医師らは毒に侵された状態で劣悪な環境の地下牢に幽閉されており手を出せず、ヒメノもまた毒を受けて幽閉されてしまう。
その間にヒメノに擬態しお見合いと称して他の王たちを集め、暗殺するというのがカメジムの計略であった。
だがヒメノは幽閉された人々を看護しながら即席の解毒剤を作り、救出に来たクレオメイド長が檻を破壊して堂々と脱獄。
そしてカメジムも知らない素顔のセバスチャンが自らの正体を一同の前で明かした事で計画は完全に破綻してしまい、逃亡を余儀なくされてしまった。
なお国を奪還後、セバスチャンはヒメノから
「ロマーネ・ディアーボーンに戻りたい…って思ったりしないの?」
との質問されるに対し、
「素顔を隠して初めて私は私の我がままに生きられるようになりました。今は執事セバスチャンが私なのです。」
と、答えていることから、顔を変えて出来た今の生き方に自身を見出したようで、ロマーネに戻る気はないようである。
余談(ネタバレ注意)
数話前にセバスチャンの体系が著しく崩れる話が複数あり、視聴者の中には「この顔であの体系…」と想像する者もいたりする。
…特殊メイクをしていてよかった。
ロマーネはセバスチャンになって我がままに生きられるようになったが、少々緩み過ぎているところもあるかもしれない…。