「俺達は一分前の俺達より進化する!一回転すれば…ほんの少しだが前に進む。それが…ドリルなんだよ!」
概要
「みんな、アレをやるぞ…」
「アレ?」
「決まってるだろ!合体だああぁぁぁぁッ!!」
超銀河大グレン団の天元突破した全てのガンメンと、ロージェノムが生命と引き換えに変換した螺旋力を合わせて誕生した最強形態。
元の形態である「天元突破グレンラガン」はその頭部に取り込まれており、腹部のサングラスのみが表出して超天元突破形態のサングラスを形成している。
全ての核であるシモンがそのまま巨大化したかのごとき人型の青いエネルギー体で、かつてカミナが羽織っていたような赤いマント状のエネルギーをまとっている。
設定
前述した青いエネルギーは螺旋力そのものが奔流している塊であり、それが全身を形成している。
まず超天元突破の前段階である天元突破グレンラガンは「{(グレンラガンの体長×10)の25乗}のサイズとなるので約52.8億光年)」という、TVアニメ放映直後に有名になったネットの流布情報があるのだが、こちらはムック本で編集者が独自に予想して算出した大きさであり、公式設定ではない点に注意されたい。
後年、この噂は既に声優やスタッフ陣の間にも届いてたらしく、オーディオコメンタリーにて声優に改めてサイズについて質問された際に、原作者の一人であり脚本家の中島かずき氏によってこの推測は正式に否定されている。「そこまで大きくないです、銀河の三倍くらい」とのこと。
しかしそれでも「銀河の三倍」の大きさを誇る天元突破グレンラガンが頭部に格納され(正確には超天元の頭部は天元突破より更に大きく、天元突破自体もそれまでより巨大化している)、全長について、設定資料集での中島かずき氏の言によれば「、宇宙よりも遥かに巨大な"大宇宙サイズ"となる。
同じく中島氏の解説によると、合体時の背景に描かれている銀河らしき天体は、脚本上では本当は「一つ一つが宇宙」なのだが、作画・描写・想像力の限界でああいう映像になったとのこと。
余談だが後年にテレビのバラエティ番組で「最強のロボット決定戦」を有識者によって選出する際に、大きさを検証する必要があったのでこちらでも大雑把ではあるが概算が出されており、大体観測可能な宇宙(約930億光年)を優に超える約1500億光年程とされていた。
劇中の活躍
こいつに併せて敵であるアンチスパイラルもグランゼボーマを多少体長的に勝るサイズの「超グランゼボーマ」に巨大化させている。もうわけがわからないよ。
こんな巨大なエネルギーの塊だからか少しの攻撃だけで一つ一つの銀河が滅んでしまう。
万が一こいつと同規模のエネルギー体がお互いに全身全霊の一撃をぶつけ合った場合比喩なしで宇宙そのものが吹っ飛びかねない
必殺技「超天元突破ギガドリルブレイク」(全長約1兆5000億光年)は全身を巨大なギガドリルとしてぶつける大技、グランゼボーマの「反螺旋ギガドリルブレイク」とぶつかり合い全ての多元宇宙を一度終わらせ再び始めるほどのエネルギーをぶつけ競り負けるも、
超天元突破グレンラガン→天元突破グレンラガン→超銀河グレンラガン→アークグレンラガン→グレンラガン→グレン→ラガン→シモン
というマトリョーシカアタックを喰らわし、壮大な肉弾戦の末、遂にシモンはアンチスパイラルを倒すことに成功する。
余談
今のところ日本のロボットアニメで最も巨大な存在である。
(劇場版では超グランゼボーマの方が体長は多少優っていたので実際超グランゼボーマが最大ということになる。対象となったのがほとんど主人公機ということを鑑みれば最大は超天元突破グレンラガンなのであまり気にしなくても良い。)
(参考動画)
ニート運送氏の「ロボットの大きさ比較 174作品を並べてみた」
流石にスーパーロボット大戦には出せないかな?と思っていたら、「第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇」にて、天元突破グレンラガンの武装「超天元突破ギガドリルブレイク」の演出に登場。一話限定ながら凄まじく演出に力が入っている。使用時の基本BGMは涙の種、笑顔の花になるが、カスタムサントラで曲を変えることはできない(これはトランザムの「FIGHT」も同じ)。天獄篇でも同じく演出のみだが、天元突破が終盤任意で超銀河から変化できるようになるので、時獄篇よりも長く使える。
この演出は「スーパーロボット大戦X」でも継承されたが、曲は変わらなくなっている。
物理法則下ではあの体長でまともに動けないはずだが、行動1つ1つを行う度に宇宙を転移させテープのコマ送りのようにすることで行動を可能としている。
認識が実体化する隔絶宇宙外では存在できない疑惑があるが、TV放映版ではアンチスパイラルがグランゼボーマで隔絶宇宙内から彼らの戦闘による余波によって空いた時空の穴を使い(結果的に隔絶宇宙からは出ていないものの)地球に攻撃を加えようとしていたので恐らく通常の観測可能な宇宙下でも存在可能である可能性濃厚。一応スパロボでは因果律が混乱した空間、または異世界とすることで問題を解決している。
関連タグ
ゲッターエンペラー:オマージュ元かつ(アニメ版アークでは)正確なスペックをぼかしている点など色々な意味で同格の存在。ただし、「漫画版ゲッターエンペラーは永遠の戦という混沌をもたらすもの」「グレンラガンは戦をおわらせ日常という中庸を取り戻すもの」と作品にパッケージされた概念が違う。
バック・アロウ:対極たるロボットアニメ史上最小の巨大ロボット(素粒子以下)。
超絶怒涛究極完全体キングオージャー:恐らくオマージュしている。