概要
時のらせんに新登場したプレインズウォーカー
ファイレクシア・ドミナリア戦争の最終決戦の地アーボーグで生まれ育ち、ファイレクシア兵の残骸からアーティファクトを組み立てることを生業としていた。
温和で素直。人当たりも良く、怒ることさえ滅多に無い性格。
魔法等々は不得手だが瞬間移動装置をくみ上げる高い技術を持ち、自身も瞬間移動能力を持つ。
これまでのプレインズウォーカーとは違う未知の潜在能力を持っており、歴戦のプレインズウォーカーであるテフェリーやカーンからその可能性を見出される。
ヴェンセールが再登場したのはミラディンの傷跡の時代。
自身の工房で次元移動船の研究をしていた所に、エルズペスとミラディン時限からやって来たプレインズウォーカー・コスがやってくる。しかしファイレクシアの技術を利用するヴェンセールにコスは憤慨。ヴェンセールは、彼に強制される形でミラディンに向かうことになる。
実はコスの故郷ミラディンではファイレクシアが復活しそれの対策を求めて彼はプレインズウォークしてきたのであり、対抗するため3人はカーンを発見する。しかしカーンは ファイレクシアの油に汚染され、新たなるファイレクシアの機械の父として「完成」する寸前であった。そのことを見抜いたヴェンセールは自らの命と引き換えにプレインズウォーカーの灯を捧げカーンをプレインズウォーカーとして再生させるのであった。
彼の灯は今もカーンの中で燃え続けている・・・
カード性能
クリーチャー版とプレインズウォーカー版の2種類ある。
尚、ややこしいのだが
- レジェンドルール:プレイヤーが同じ名前の伝説のパーマネントを2つ以上コントロールしている場合、そのプレイヤーはその中から1つを選び、残りはそのオーナーの墓地に置かれる
- プレインズウォーカーの唯一性ルール:プレイヤーが1つのプレインズウォーカー・タイプを共有する2体以上のプレインズウォーカーをコントロールしている場合、そのプレイヤーはその中から1つを選び、残りはそのオーナーの墓地に置かれる。
と定義付けられている。
そのため、クリーチャー版とクリーチャー版、プレインズウォーカー版とプレインズウォーカー版を場に並べることは出来ないが、クリーチャー版とプレインズウォーカー版を並べることは(一応)可能。
造物の学者、ヴェンセール
マナコスト | (2)(青)(青) |
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カードタイプ | 伝説のクリーチャー — 人間・ウィザード |
パワー/タフネス | 2/2 |
能力 | 瞬速(あなたはこの呪文を、あなたがインスタントを唱えられるときならいつでも唱えてよい。) |
造物の学者、ヴェンセールが戦場に出たとき、呪文1つかパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。 |
時のらせんブロック第3セット『未来予知』で初カード化。場に出すときパーマネントのみならず呪文も強制的に手札に戻させる能力を持つ。幅広い状況で活躍可能。
滞留者ヴェンセール
マナコスト | (3)(白)(青) |
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カードタイプ | プレインズウォーカー — ヴェンセール |
初期忠誠度 | 3 |
[+2]:あなたがオーナーであるパーマネント1つを対象とし、それを追放する。次の終了ステップの開始時に、それをあなたのコントロール下で戦場に戻す。 | |
[-1]:このターン、クリーチャーはブロックされない。 | |
[-8]:あなたは「あなたが呪文を1つ唱えるたび、パーマネント1つを対象とし、それを追放する。」を持つ紋章を得る。 |
新カードタイプゆえに調節が遅くなってカードタイプ:プレインズウォーカーは未来予知での登場見送りになったが、ローウィン組5人らに遅れこそしたがミラディンの傷跡でプレインズウォーカーとして登場を果たした。[+2][-1]能力どちらもデッキを選ぶタイプ。[+2]能力はわかりにくいが、①一時的に追放して戻ってきた土地やクリーチャーはアンタップ状態で場に戻ることを利用してパーマネントのアンタップ ②場に出た時に能力を誘発パーマネントの効果を繰り返し使用 といった使い道がある。癖は強いがうまく使いこさせれば大きなアドバンテージを得られる1枚である。