曖昧さ回避
- 赤髪の白雪姫の登場人物→ガラク・ガゼルド
- トレーデングカードゲーム『マジック・ザ・ギャザリング』の登場人物。本稿で記述。
「マジック・ザ・ギャザリング」のガラク
概要
獲物を追い求め次元を旅する狩人のプレインズウォーカー。
野生の獣たちを召喚し、心通わせて強化する呪文を得意とする。
シャンダラー次元での狩りの際、鎖のヴェールと呼ばれるアーティファクトを探しに来たリリアナ・ヴェスと偶然居合わせてしまい、彼女によってガラクが召喚したクリーチャーが殺されてしまい交戦。ヴェールを手に入れた彼女に死と腐敗の呪いをかけられてしまう。
彼女を追跡して様々な次元を渡り歩いた末、イニストラードで発見するも逃げられてしまう。精神的にも肉体的にも限界になり正気を失って死を待つばかりかとなったところで、封印のオベリスク・獄庫から解放された アヴァシンによる 狼男をウルフィーへと生まれ変わらせる呪い黙らせの強力な魔法の波のおかげで一命を取り留める。この次元にはリリアナ関係無く呪いを解ける存在がいるかもしれない。同時に、今ならばまだリリアナの痕跡を追えるとも考えた。分かれ道に立たされたガラクは――魔法の波が押し寄せた方角へと背を向け、リリアナを追跡した。（しかしその後、アヴァシン教会の聖戦士オドリックに狼男と勘違いされて捕らえられてしまい、アヴァシンの元に護送されてしまう。）
その後のガラクはPC・XBOX360などでプレー可能なマジック2015 — デュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズで明らかになる
どうにか脱出したガラクであったが、さらにヴェールの呪いが進行し正気を失ってしまう。実は、リリアナが手に入れたヴェールは見境なく全ての殺戮に向かう怪物へと変えてしまう恐ろしいアーティファクト、その力に侵されたガラクは多元宇宙の各所で「プレインズウォーカー狩り」を繰り返す怪物と化す。
次元そのものを標的とする狩人と化してしまう危険が迫るものの、新米PW（つまりプレイヤー）の手によって、 オブ・ニクシリスに埋め込まれていた面晶体を埋め込むことによりガラクは正気を取り戻したことで最悪の事態を避ける事ができた。
ゲームでの性能
基本セットに神話レアとしてプレインズウォーカーカードが収録されるようになった基本セット2010から基本セット2015までのそれぞれにプレインズウォーカー・タイプ：ガラクを持つカードが収録されていた為、バリエーションは多い。
野生語りのガラク
| マナコスト | (２)(緑)(緑) |
|---|---|
| カードタイプ | プレインズウォーカー — ガラク |
| 初期忠誠度 | 3 |
| ［+1］：土地２つを対象とし、それらをアンタップする。 | |
| ［-1］：緑の3/3のビースト・クリーチャー・トークンを１体生成する。 | |
| ［-4］：ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+3/+3の修整を受けるとともにトランプルを得る。 |
ローウィンで初登場、基本セット2010と基本セット2011で再録された。マナ加速・トークン生成・全体強化とシンプル且つ接ボード・アドバンテージを稼ぎやすい。ちなみにコレが登場したのはスタンダードが時のらせんブロック+ローウィンブロックの時代。つまりアイツが活躍した時代で唯一の緑プレインズウォーカー。
原初の狩人、ガラク
| マナコスト | (２)(緑)(緑)(緑) |
|---|---|
| カードタイプ | プレインズウォーカー — ガラク |
| 初期忠誠度 | |
| ［+1］：緑の3/3のビースト・クリーチャー・トークンを１体戦場に出す。 | |
| ［-3］：あなたがコントロールするクリーチャーの中で最大のパワーの値に等しい枚数のカードを引く。 | |
| ［-6］：あなたがコントロールする土地１つにつき、緑の6/6のワーム・クリーチャー・トークンを１体戦場に出す。 |
基本セット2012と基本セット2013に収録。マナコストに緑マナ×３が入っているため緑の比重の多いデッキでないと使用できないものの、忠誠度上げながらトークン生成・緑では珍しいドロー効果といった強力な能力を持つ。
情け知らずのガラク→ヴェールの呪いのガラク
| 表面カード名 | 情け知らずのガラク |
|---|---|
| マナコスト | (３)(緑) |
| カードタイプ | プレインズウォーカー — ガラク |
| 初期忠誠度 | 3 |
| 情け知らずのガラクの上の忠誠カウンターが２個以下であるとき、彼を変身させる。 | |
| ［0］：クリーチャー１体を対象とする。情け知らずのガラクはそれに３点のダメージを与える。そのクリーチャーは彼に、それのパワーに等しい点数のダメージを与える。 | |
| ［0］：緑の2/2の狼クリーチャー・トークンを１体生成する。 | |
| 裏面カード名 | ヴェールの呪いのガラク |
| マナコスト | (無し) |
| カードタイプ | 〔黒/緑〕 プレインズウォーカー — ガラク |
| ［+1］：接死を持つ黒の1/1の狼クリーチャー・トークンを１体生成する。 | |
| ［-1］：クリーチャーを１体生け贄に捧げる。そうした場合、あなたのライブラリーからクリーチャー・カードを１枚探し、それを公開してあなたの手札に加える。そのあと、あなたのライブラリーを切り直す。 | |
| ［-3］：あなたがコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+X/+Xの修整を受けるとともにトランプルを得る。Ｘは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードの枚数である。 |
エキスパンション・イニストラードの事前情報として「忠誠度能力を5つ持つプレインズウォーカーが収録される」という話から、忠誠度能力を4つ持ったPW が数ヶ月前に禁止カードになった事を知るプレーヤー達を大きく動揺させるものの、いざ蓋を開けてみたら、表に2つ裏に3つ能力を持った両面カードであった。ちなみにこのカードイラストのガラクのみ上着を着ているのは、単にイニストラード次元が寒かっただけだそうな。
獣の統率者、ガラク
| マナコスト | (４)(緑)(緑) |
|---|---|
| カードタイプ | プレインズウォーカー — ガラク |
| 初期忠誠度 | 4 |
| ［+1］：あなたのライブラリーの一番上から５枚のカードを公開する。これにより公開されたすべてのクリーチャー・カードをあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。 | |
| ［-3］：あなたは、あなたの手札にある緑のクリーチャー・カードを１枚戦場に出してもよい。 | |
| ［-7］：あなたは「あなたがクリーチャー呪文を１つ唱えるたび、あなたのライブラリーからクリーチャー・カードを１枚探してもよい。そうしたなら、それを戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。」を持つ紋章を得る。 |
基本セット2014に収録。マナコスト6マナ重くトークン生成能力は無くなったものの、代わりにクリーチャー限定のドロー能力とマナコストを踏み倒す能力を得た。
頂点捕食者、ガラク
| マナコスト | (５)(黒)(緑) |
|---|---|
| カードタイプ | プレインズウォーカー — ガラク |
| 初期忠誠度 | 5 |
| ［+1］：他のプレインズウォーカー１体を対象とし、それを破壊する。 | |
| ［+1］：接死を持つ黒の3/3のビースト・クリーチャー・トークンを１体生成する。 | |
| ［-3］：クリーチャー１体を対象とし、それを破壊する。あなたはそれのタフネスに等しい点数のライフを得る。 | |
| ［-8］：対戦相手１人を対象とする。そのプレイヤーは「クリーチャーが１体あなたを攻撃するたび、それはターン終了時まで+5/+5の修整を受けるとともにトランプルを得る。」を持つ紋章を得る。 |
基本セット2015で登場したヴェールの呪いの進行によって 正気を失い無差別にPWを狩るようになった姿のもの。そのためマナコストに黒が混じっている。（何気にあのお方以外で初の基本セットで収録された多色カード。しかも新録。）。マナコストは合計7マナとかなり重いものの忠誠度能力4つ持ち、しかもうち一つは他のプレインズウォーカーを問答無用でぶち殺すというほかに類を見ない忠誠度能力を持つ。先に述べたように召喚には手間がかかるものの頂点捕食者の名に恥じぬ圧倒的なパワーを持ったプレインズウォーカーカードである。
呪われた狩人、ガラク
| マナコスト | (４)(黒)(緑) |
|---|---|
| カードタイプ | 伝説のプレインズウォーカー — ガラク |
| 初期忠誠度 | 5 |
| ［0］：「このクリーチャーが死亡したとき、あなたがコントロールしている各ガラクの上に忠誠カウンターをそれぞれ１個置く。」を持つ黒であり緑である2/2の狼クリーチャー・トークンを２体生成する。 | |
| ［-3］：クリーチャー１体を対象とし、それを破壊する。カードを１枚引く。 | |
| ［-6］：あなたは「あなたがコントロールしているクリーチャーは+3/+3の修整を受けトランプルを持つ。」を持つ紋章を得る。 |
エルドレインの王権で久々のカード化。
自前の能力で忠誠度を増やせないが、生成したトークンが死亡すると増えるという癖があるものの、忠誠度を減らすことなくトークン×２・クリーチャー破壊＆ドローとアドバンテージに直結する2つの能力を持つ、6マナという重さに相応しいカードパワーを持つプレインズウォーカーカード。やはり重さが気になるのでマナ能力を持ったクリーチャー等々でカバーしたい。
