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概要編集

ドミナリア次元の出身。

病に錯乱する兄ジョスを癒す手段を必死に探し求める彼女の前に、人間の姿からカラスの群れへ、そしてカラスの群れから人間の姿に変身出来る謎の男、通称:鴉の男の助言で薬を作るもソレを飲んだジョスはゾンビへと変貌してしまう。


ショックでが点った彼女はプレインズウォーカーの力で、残酷で自由奔放な生き方を選んだ。


だが、時のらせん・ブロック時代に行われた大修復で灯の性質が変化。力を失った彼女はニコル・ボーラスに相談。ボーラスはリリアナに4体の悪魔との契約を提案し、彼女はそれを承諾する。


しかし、次第にその契約を後悔するようになる。

彼女は契約した悪魔達を倒す為に次元渡りの旅に出た。


性質編集

外見は若い女性。だが実年齢は二百と二十九歳を越える、

悪魔との契約で若さを保っている屍術師。魔法を使うと、全身に契約の紋様が浮かび上がる。

リリアナ

利己的で性に奔放だが、自分のせいで破滅した兄を今でも悼んでいたり、謀略の為に誘惑したジェイス・ベレレンに本気で惚れてしまったり、非情になれない一面もある。


鎖のヴェール編集

悪魔コソフェッドとの契約で、探し当てた強力な魔法遺物。これを手にした事で強大な力を手に入れ、自身を支配するコソフェッドを逆に討ち滅ぼし、以後彼女の武器となる。


契約したデーモン4体のうち2体を始末する力を彼女に与えたが、その代わりに強い負担をリリアナに与えていた。これを発見した遺跡に返そうとしても手放せない呪われたアーティファクト


現在(2018年)詳細は不明だが、ウェールの力で人間をやめた存在人間では無くなりかけた者がいるので、危険な代物。


なお、余談であるが、

この鎖のヴェール、基本セットM15でカード化している。

(外部リンク参照)

プレインズウォーカーの強力なサポート効果を持つが、

ライフロス効果という、背景ストーリー同様にハイリスクハイリターンである。


四体の悪魔編集

  • コソフェッド

ORI_贮魂恶魔柯索非

上半身は人型に近いが、脚はなく、下半身は細長く伸びる蛇のような姿となっている。頭部には2本の角があり、肩からはぼろぼろの翼が生えている


鎖のヴェールをリリアナに取りに行かせるが力を手に入れた彼女に追い詰められ、――お前はそのヴェールがどんなものなのか分かっていない、自分を殺してもお前の求めるものが手に入るわけではない――と警告するが滅ぼされる。


  • グリセルブランド

グリセルブランド

イニストラードのデーモン。湾曲した4本の太い角と長い鉤爪を持ち、額には炎の様な光が揺らめいている。あっけない最期故にファンからネタにされてしまっている。


しかし、ゲームでは召喚に成功すれば大きなアドバンテージが得られる黒でも一二を争う優良クリーチャーとして有名。詳しくはこちらを参照。


  • ラザケシュ

(2018年現在イラスト無し)

アモンケット次元にて、刻の訪れとともにその扉は開放され、王神の帰還を迎え入れると伝えられている「来世への門」。それが開かれた時に現れた王神・・・ではなく第三のデーモン。1対の翼と長い尾を持ち、皮膚は爬虫類のような鱗に覆われている。ゲートウォッチの面々の協力もあって撃破で撃破できたのだが、討伐に協力させる腹でアモンケットに居ることを黙っていた為、不信感を抱かれてしまう。


  • ベルゼンロック

ボーラスと戦いで敗北したドミナリアで待ち受けていた最後の1体。ゾンビ化した兄ジョスをリッチ化し差し向け彼女を精神的に追い詰めるものの、ジョイラ率いる新生ウェザーライト号の面々とゲートウォッチの共同戦線の末、ギデオンに黒き剣で刺し貫かれたところにトドメを刺された。


復讐を完遂したリリアナは、ゲートウォッチらと共に敗北を喫したニコル・ボーラスに雪辱を果たさんとプレインズウォークを行う。


しかし、リリアナはプレインズウォークに失敗。

そして、うろたえるリリアナの前にニコル・ボーラスが現れた…


「リリアナよ。おぬしは契約文をもっと詳細に読むべきであったな。」


そう、全てはニコル・ボーラスの罠だった。

ボーラスは4体の悪魔との契約に、「リリアナと契約した悪魔が死亡した場合は、契約者の「所有権」はボーラスへ移る」という内容を密かに加えていたのだった。

リリアナはボーラスの「所有物」となってしまい、彼に従う事になってしまった…


人間関係編集

  • ガラク:かつて彼の獣を殺したことで対決、その際に死と腐敗の呪いをかける。以後、ガラクに追われることに。
  • ジェイス:かつて自身の計画のためテゼレットと対決させようと近づいたものの自身が乙女のように純粋な恋をしてしまう。そしてテゼレットとの対決に勝利した彼を待っていたが彼は別の地に去って・・・要するに元・恋人。
  • テゼレット:実はジェイスとのの出会いは、ボーラスの指示でテゼレットに掌握された下部組織『無限連合』奪還の任に就いた時の事。それ故、ジェイス同様に因縁深い相手。
  • サリア:、ターゲットのデーモンが中に囚われているオベリスク『獄庫』を仲間が人質に取られ半強制的に壊させられる羽目に。しかしサリアも獄庫の中にあのお方までいるとは思いもしなかっただろうに…
  • ギデオン:後に加入するプレインズウォーカーのチームであるゲートウォッチのリーダー…なのだがソリが合わないのか「筋肉」という蔑称でばっかり呼ばれる(ほかにもバリエーションがあり、「生焼けの牛肉みたいなの」「歩く解剖学図」「厚切り肉」など)。しかしなから、利他主義者である彼から最後まで彼女を信頼している、そしてラヴニカでは…
  • チャンドラ:デーモン討伐に役立つかどうか試す為、彼女を焚き付けてカラデシュ次元に向かわせる。それがきっかけとなり同次元での領事府対革命派の対立に巻き込まれることに。
  • ボーラス:かつては彼の元で働いていた。彼女にデーモンとの契約をもちかけたのもこの人。後に敵対するのだが『デーモンが死亡したら契約はその紹介者に渡る』という、現実世界でもありそうな落とし穴を仕掛けられ、やむなく彼の隷属にされてしまうが…

カード性能編集

リリアナ・ヴェス編集

マナコスト(3)(黒)(黒)
カードタイププレインズウォーカー — リリアナ
初期忠誠度5
能力[+1]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。
[-2]:あなたのライブラリーからカードを1枚探し、その後あなたのライブラリーを切り直し、そのカードをその一番上に置く。
[-8]:すべての墓地にあるすべてのクリーチャー・カードを、あなたのコントロール下で戦場に出す。

初登場はローウィン。他、基本セット2010、基本セット2011、基本セット2015で再録。

理想は1番目の能力でアドバンテージ確保かつクリーチャーを墓地に溜めさせ、3番目の能力に繋げてゲームエンド、という流れである。1番目の能力は自分も対象にできるため、フィニッシャーを墓地に落としておくのも有効。

欠点は奥義以外で戦場に触れないこと。5マナと重いためビートダウンデッキ相手には悠長すぎる嫌いがある。

どうしてもデッキ同士の相性に左右されやすい為、主軸にはし難いが、黒絡みのコントロールができるとこっそり、1,2枚入っている隠し味的なカードだった。


余談であるが当時の恋人であるジェイスと地味にシナジーしている。


ヴェールのリリアナ編集

マナコスト(1)(黒)(黒)
カードタイププレインズウォーカー — リリアナ
初期忠誠度3
能力[+1]:各プレイヤーはカードを1枚捨てる。
[-2]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げる。
[-6]:プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーがコントロールするすべてのパーマネントを2つの束に分ける。そのプレイヤーは束を1つ選び、その束にあるすべてのパーマネントを生け贄に捧げる。

イニストラードに収録された2枚目のリリアナ。3マナと軽いのに戦局に干渉する力がハンパ無い。

[+1]能力は各プレイヤーへの手札破壊。 継続的に手札破壊ができるため、対戦相手の選択肢を減らし続けることができる。これが登場したブロックは墓地テーマのエキスパンションなので、デッキ次第ではデメリットをメリットにも。

[-2]能力は強制生贄。初期忠誠度からは連続して使えないものの、確実に頭数を減らせるので、リリアナ自身を守ることにつながる。

[+1]能力にやや癖があるものの、軽く手札と戦場のどちらも攻められるプレインズウォーカーであり、ゲームの序盤から攻防に渡って活躍できる。コントロール相手に早いターンから出せば完封することもでき、対ビートダウンにおいても対処必須なプレインズウォーカーなので壁役になってくれる。スタンダードのみならず様々な環境で活躍するパワーカード。

しかしイニストラード環境、再録された団結のドミナリア環境でも共通して「相手の攻撃の手数が妨害出来る数より多い場合ジリ貧になりがち」と多勢に無勢な点が弱点。


闇の領域のリリアナ編集

マナコスト(2)(黒)(黒)
カードタイププレインズウォーカー — リリアナ
初期忠誠度3
能力[+1]:あなたのライブラリーから沼カードを1枚探し、それを公開してあなたの手札に加える。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
[-3]:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+X/+Xか-X/-Xの修整を受ける。Xは、あなたがコントロールする沼の総数である。
[-6]:あなたは「あなたがコントロールする沼は『(T):あなたのマナ・プールに(黒)(黒)(黒)(黒)を加える。』を持つ。」の紋章を得る。

基本セット2013で収録。

屍術師要素どこ行ったといわんばかりの沼特化型PW。

[+1]能力はこの手のカードでは珍しい土地サーチ・・・なのだが自身も4マナとそこそこ重く、ココからマナ加速するのも、それ以上に高いマナ域を目指すデッキでないと機能しづらい。

[-3]能力は沼の数を参照する強化、あるいは弱体化。プレインズウォーカーがクリーチャーを直接除去できるのは魅力。しかし最初にこの能力を使うと自身も即死してしまうという大きなデメリットがある。プラス能力が自身を守れるようなものでもないので、他の防御手段がなければ基本的には4マナ単体除去として使い捨てるか、もしくは後から戦場に出るクリーチャーへの牽制として使うことになる。


全体的に重く、黒単色に近いデッキでなければ2番目の能力を活かしづらいことから、総じて黒単色に近い構成のコントロールデッキ向きの性能と言える。


異端の癒し手、リリアナ→反抗する屍術師、リリアナ編集

表面カード名異端の癒し手、リリアナ
マナコスト(1)(黒)(黒)
カードタイプ伝説のクリーチャー — 人間・ クレリック
パワー/タフネス2/3
能力絆魂
あなたがコントロールする他のトークンでないクリーチャーが1体死亡するたび、異端の癒し手、リリアナを追放し、その後、これを変身させた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。そうしたなら、黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
裏面カード名反抗する屍術師、リリアナ
マナコスト(1)(黒)(黒)
カードタイププレインズウォーカー — リリアナ
初期忠誠度3
能力[+2]:各プレイヤーはそれぞれカードを1枚捨てる。
[-X]:あなたの墓地にある点数で見たマナ・コストがXの伝説でないクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
[-8]:あなたは「クリーチャーが1体死亡するたび、次の終了ステップの開始時に、それをあなたのコントロール下で戦場に戻す。」を持つ紋章を得る。

マジック・オリジンでプレインズウォーカー瞬間を再現した両面カード。

それゆえ場に出した時は普通の人間クリーチャーだが条件を満たすとプレインズウォーカー化する仕様となっている。


変身する能力には他のクリーチャーを必要とすることと、[-X]能力はあまり大きいクリーチャーは戻せないことを考えるとこれでガッツリとリアニメイト戦法をやるよりは、ビートダウンのサポート役、もしくは当時のあった、1ターンだけクリーチャーを場に戻す『先祖の結集』( カードテキストは米国公式ウェブサイト参照)のような他の墓地利用カードと絡めるか。


最後の望み、リリアナ編集

マナコスト(1)(黒)(黒)
カードタイププレインズウォーカー — リリアナ
初期忠誠度3
能力[+1]:クリーチャー最大1体を対象とする。あなたの次のターンまで、それは-2/-1の修整を受ける。
[-2]:あなたのライブラリーの一番上からカードを2枚あなたの墓地に置く。その後、あなたはあなたの墓地からクリーチャー・カード1枚をあなたの手札に戻してもよい。
[-7]:あなたは「あなたの終了ステップの開始時に、黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンをX体戦場に出す。Xはあなたがコントロールするゾンビの総数に2を足した数に等しい。」を持つ紋章を得る。

エキスパンション:異界月にて、自身が開放に関わったナヒリの手によってエムラクールがイニストラード次元を来襲時、それに対し「最後の希望」と名乗り立ち向かうシーンのカード。

どっかで聞いたような肩書きだが指輪の魔法使いは関係ない


[+1]能力はクリーチャーへのマイナス修整。タフネス1のクリーチャーしか倒せない・・・のだが、3マナで出せるプレインズウォーカーが使ってくるとなると話は変わってくる。これに着地されると小型クリーチャー主体のデッキは非常に戦い難くなってしまう。

また、[-2]能力は《墓地にライブラリーのカードを落とす→墓地から回収》という手順なのがミソ。クリーチャー特化のデッキならアタッカー補充、コントロール路線のデッキなら優秀な特殊能力持ったクリーチャーの使いまわしと色々応用のきく能力。

妨害に補充と非常に器用。3マナながらも汎用性が高い1枚である。


死の使い手、リリアナ編集

マナコスト(5)(黒)(黒)
カードタイププレインズウォーカー — リリアナ
初期忠誠度5
能力[+2]:クリーチャー最大1体を対象とし、それの上に-1/-1カウンターを1個置く。
[-3]:-1/-1カウンターが置かれているクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
[-10]:あなたの墓地からすべてのクリーチャー・カードを戦場に戻す。

プレインズウォーカーデッキ収録のリリアナ。ゲームを決定付けるだけの莫大なボード・アドバンテージを稼ぐことができる能力を持っている割には7マナのプレインズウォーカーとしては[+2]能力・[-3]能力共に地味。


死の権威、リリアナ編集

マナコスト(3)(黒)(黒)
カードタイププレインズウォーカー — リリアナ
初期忠誠度5
能力[+1]:黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンを1体生成する。あなたのライブラリーの一番上からカードを2枚あなたの墓地に置く。
[-3]:あなたの墓地からクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。そのクリーチャーは、それの他のタイプや色に加えて黒のゾンビでもある。
[-7]:ゾンビでないクリーチャーをすべて破壊する。

アモンケットで登場したリリアナ。忠誠度能力はトークン生成&墓地肥やし、リアニメイト、全体除去で、いずれもゾンビに関係している。

マナコストが重い割に1枚では盤面に直接干渉する能力に乏しい。その分クリーチャーで戦場を固める能力は高い。

中速デッキにて場をトークンで安定させながら優秀な特殊能力持ちクリーチャーを使いまわして、堅実なアドバンテージを得て有利に持っていくじっくり戦うタイプ。


屍術師、リリアナ編集

マナコスト(3)(黒)(黒)
カードタイプ伝説のプレインズウォーカー — リリアナ
初期忠誠度4
能力[+1]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは2点のライフを失う。
[-1]:あなたの墓地からクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
[-7]:クリーチャー最大2体を対象とし、それらを破壊する。墓地からクリーチャー・カード最大2枚をあなたのコントロール下で戦場に出す。

基本セット2019のプレインズウォーカーデッキに収録されたリリアナ。イクサランブロック以降なのでカードタイプ表記が変更された。(詳細は該当記事を参照)

[+1]能力は地味ながらも確実かつ継続的にライフを減らせるため、ダメージソースとして有用。[-1]能力はカウンター消費量が少ないので連打しやすい。

ライフを削りながら奥義を目指しつつ、有力なクリーチャーが死亡したら適宜回収するという、極めてシンプルな使い方になる。


死が触れぬ者、リリアナ編集

マナコスト(2)(黒)(黒)
カードタイプ伝説のプレインズウォーカー — リリアナ
初期忠誠度4
能力[+1]:あなたのライブラリーの一番上からカードを3枚あなたの墓地に置く。そのうち少なくとも1枚がゾンビ・カードであるなら、各対戦相手はそれぞれ2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。
[-2]:クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-X/-Xの修整を受ける。Xはあなたがコントロールしているゾンビの総数に等しい。
[-3]:このターン、あなたはあなたの墓地からゾンビ・カードを唱えてもよい。

基本セット2019で登場したリリアナ。過去のリリアナと比べ全ての能力がゾンビに依存しており、実質的にゾンビデッキ専用のプレインズウォーカーとなっている。活躍できるかはカードプールにどれだけ有用なゾンビが存在するかに依る。幸い、同セットには墓地の司令官(カードテキストは米公式サイト参照)といった強力なゾンビが収録されているため、ポテンシャルは十分高い。


惜しむらしきは登場時期。基本セット2019発売した年の秋発売エキスパンション:ラヴニカのギルドの際に優秀なゾンビが多数収録のアモンケット。ブロックがスタン落ちするのが辛いところである。


戦慄衆の将軍、リリアナ編集

マナコスト(4)(黒)(黒)
カードタイプ伝説のプレインズウォーカー — リリアナ
初期忠誠度6
能力あなたがコントロールしているクリーチャーが1体死亡するたび、カードを1枚引く。
[+1]:黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-4]:各プレイヤーはそれぞれクリーチャー2体を生け贄に捧げる。
[-9]:各対戦相手はそれぞれ、パーマネント・タイプ1つにつき、そのタイプであり自分がコントロールしているパーマネント1つを選び、残りを生け贄に捧げる。

2019年発売のエキスパンション:灯争大戦収録のカード。レアリティは神話レア。

マナコストこそ高めだがその代わり忠誠度能力+αと多数の能力を持つ。


なお、日本語版に限り、50%の確率で日本の絵師描き下ろしのオリジナルアート版プレインズウォーカーが通常版の代わりに封入された。しかも、出現確率は「各プレインズウォーカー・カード毎に50%」なので、手に入り辛い神話レアに属するこのカードのオリジナルアート版の封入率が非常に低い。


なお、このカードの絵師は、あの大ヒットRPGで幻想的なイラストを世に送り出してきたマルチアーティスト天野喜孝が手がけ、世界中2ゲームのプレーヤーを驚かせる事になり、公式も目玉カード扱い。


イラアドと低封入率のせいで、かつてのスタンダード高額の代表精神を刻む者の様に相場が高騰した。


死の魔道士、リリアナ編集

マナコスト(4)(黒)(黒)
カードタイプ伝説のプレインズウォーカー — リリアナ
初期忠誠度
能力[+1]:あなたの墓地からクリーチャー・カード最大1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
[-3]:クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それのコントローラーは2点のライフを失う。
[-7]:各対戦相手はそれぞれ、パーマネント・タイプ1つにつき、そのタイプであり自分がコントロールしているパーマネント1つを選び、残りを生け贄に捧げる。


基本セット2021のプレインズウォーカーデッキに収録されたリリアナ。

若干マナコストが6と高めで、同デッキに専用のサーチカードが収録されている。(この二つに関しては基本セット2021の他プレインズウォーカーデッキも共通)。


死者を目覚めさせる者、リリアナ編集

マナコスト(2)(黒)(黒)
カードタイプ伝説のプレインズウォーカー — リリアナ
初期忠誠度4
能力[+1]: 各プレイヤーはそれぞれカード1枚を捨てる。そうできなかった各対戦相手はそれぞれ3点のライフを失う。
[-3]:クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-X/-Xの修整を受ける。Xは、あなたの墓地にあるカードの枚数に等しい。
[-7]:あなたは「あなたのターンの戦闘の開始時に、墓地からクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたのコントロール下で戦場に出す。それは速攻を得る。」を持つ紋章を得る。

お互いの手札破壊、クリーチャー除去とヴェールのリリアナを彷彿とさせる能力を持つ。あちらと違いマナが重くなって素早く出せないものの、フィニッシャー級のリアニメイト能力を有する。

手札と盤面両方に触れれることを生かした制圧や手札を捨てることを生かした墓地活用戦術に向いている。


なお、基本セット2021では特殊デザインのカードが存在し、死者を目覚めさせる者、リリアナ含むプレインズウォーカー・カードには特殊イラストの拡張アート版が存在する。


関連タグ編集

MTG プレインズウォーカー ネクロマンサー 闇落ち 闇属性


































さらなるネタバレ編集


逃亡したリリアナを追う、テヨ・ペラダ、ケイヤ、ラッドの三名(ラッドは非PWが次元を渡る実験をされていた)は、ドミナリアに向かう。するとそこにはリリアナの名を騙る老婆と、老婆の魔術で召使にされていた本物のリリアナの姿があった。


そこで追跡者たちはひとまずリリアナは後回しにして偽物の対処にまわる。そして背後にジンの魔力があることに気づいた。そしてそれを片付け老婆を討伐した後、証拠を持ち帰ろうとするケイヤとリリアナが根は悪人ではないことに気づいていたテヨとの間で口論が沸き上がる。


しかしここで一行は妙案を思いつく。ラヴニカ側が示した討伐の証拠として”リリアナ・ヴェスの遺体”と”鎖のヴェール”を持ち帰らなければならないのだが、遺体に関しては名を騙っていた老婆を持ち帰ればいい。あとは鎖のヴェールだけ。


そして、若者たちの説得とギデオンとの触れ合いで心境に変化が生じていたリリアナはついにヴェールからのうごめく声と鴉の男の制止を振り切り鎖のヴェールを手放すことに成功。その後ケイヤの「後日指定した時間のフイオーラのとある宿でケイヤと合流する」という約束も履行したリリアナは、(表向きは討伐されたことにして)晴れて自由の身となる。


しかし、悪魔の契約や鎖のヴェールの呪いから解き放たれたリリアナには一つ心に引っかかるものがあった。自分を最後まで信じその身を犠牲にしてリリアナの魂を救ったギデオンのことである。そこで彼をゾンビではなく正真正銘の人間として蘇生させる手段を模索するため、かつてその次元を訪れたときに名乗っていた名を再び使い学園の教授の一人として紛れ込むのだが・・・

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