ラザーヴ

らざーゔ

ラザーヴ/Lazavとは、トレーディングカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』の背景ストーリーの登場人物の一人である。「ディミーアの黒幕ラザーヴ」、「万面相、ラザーヴ」としてカード化されている。

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目次 [非表示]

1 人物説明

2 語録

2.1 『ラヴニカへの回帰ブロック』

2.1.1 『ギルド門侵犯』

2.1.2 『ドラゴンの迷路』

2.2 『ラヴニカのギルド』

3 カードとしての能力

3.1 『ギルド門侵犯』

3.1.1 ディミーアの黒幕ラザーヴ/Lazav, Dimir Mastermind

3.2 『ラヴニカのギルド』

3.2.1 万面相、ラザーヴ/Lazav, the Multifarious

4 関連タグ

4.1 『ラヴニカへの回帰ブロック』時代のギルドマスター

4.2 『ラヴニカのギルド』時代のギルドマスター

5 外部リンク

5.1 背景ストーリー解説記事

5.2 登場作品

5.2.1 『ラヴニカへの回帰ブロック』

5.2.2 『ラヴニカのギルド』

5.3 非公式リンク

人物説明

「メレットの負債は全額、明日の締めとともに支払われるだろう」ラザーヴはワティスへと言った。「引き換えに、今後一切この一家との接触を断ってもらおう。良いかね、ワティス殿？」

「何様のつもりだ？」頭部を傾けて角を向け、全身で威嚇しながらグリンブリー・ワティスは言った。

「何者でもない」その声はかすかな風音のようでありながら神々しく、だが柔らかさは一切なかった。ラザーヴが片手を振ると、部屋全体が回転を始めた。銀色に輝く呪文が、我が家の縁を取り囲むように燃え上がった。私は床にしがみつき、世界の重さに肺が圧迫されるように思えた。回転は次第に速まり、家具は軋み、壁は震え、窓は歪んでガラスが弾け飛びそうだった。そして甲高い音を立てて全てが急停止した。

　しばしの間、絶対的な静寂だけがあった。やがてグリンブリー・ワティスが呟いた。「わかったよ。あんたの言う条件は飲んでやる」ふらつき、バルコニーから落下しかけながら、我が家から去っていった。

ラヴニカ次元のギルド、「ディミーア家」の『ラヴニカへの回帰ブロック』から『ラヴニカのギルド』の時代におけるギルドマスター。

シェイプシフターの男性。

素性不明の身ながら、一連の不可解な行動と多くの偽装によって、

「『ラヴニカ・ブロック』の時代に起きたギルド間の激しい抗争によって死亡した前ギルドマスター、ザデックの魂と交信する解しがたい魔法を使える」

と主張し、ザデック亡き後本拠地ダスクマントルへの道筋すら失われ、多くの所属員達も離脱しほぼ完全に消滅したとまで言われたディミーア家を再建しギルドマスターの座を手に入れた。

精神感応によって潜伏工作員に命令を与え、実行すべく「起動」させた後、彼らの関与に関する記憶を消し去ることができ、

自身もシェイプシフターとしての姿を変える能力を利用し、情報収集や撹乱を行う。

語録

『ラヴニカへの回帰ブロック』

『ギルド門侵犯』

「荷車の車輪のひとつから小さな釘を一本抜くだけでも、地区全体が回らなくなるのだよ。」（交通渋滞/Gridlockのフレーバーテキストより）
「ボロス軍は洞察力に欠けている。適当な身代わりさえ与えてやれば、あやつらの目に真の脅威は映らないだろう。」（大規模な奇襲/Massive Raidのフレーバーテキストより）
「認めるは危うし。認めずば命なし。」（ディミーアの魔除け/Dimir Charmのフレーバーテキストより）
「正しい疑問を正しく問えば、真実はおのずと明らかになる。」（強要された自白/Coerced Confessionのフレーバーテキスト]より）

『ドラゴンの迷路』

「この世で一番油断がならないのは、耳を傾けるべきと思わせる妄言であろう。」（つぶやく幻/Murmuring Phantasmのフレーバーテキストより）

『ラヴニカのギルド』

「ディミーアの工作員は誰か。誰でもないし、誰でもある。」（諜報強化/Enhanced Surveillanceのフレーバーテキストより）
「侵入者の影響によって陥落したギルドが出たという情報がある。確認が取れるまで冒険は控えるのだ。」（悪意ある妨害/Sinister Sabotageのフレーバーテキストより）
「同盟はとうの昔に擦り切れておる。我等はただ、ゆるい糸を見つけて引っ張っているだけだ。」（悪意ある噂/Vicious Rumorsのフレーバーテキストより）
「人々は味気のない真実を噛むことよりも甘い嘘を味わうことを好む。」（虚報活動/Disinformation Campaignのフレーバーテキストより）
「どのギルドも潜入者を恐れている。私には分かる。そのすべての一員であったことがあるのだから。」（ディミーアのギルド門/Dimir Guildgateのフレーバーテキストより）

カードとしての能力

『ギルド門侵犯』

ディミーアの黒幕ラザーヴ/Lazav, Dimir Mastermind

カード名	ディミーアの黒幕ラザーヴ/Lazav, Dimir Mastermind
マナ・コスト	(青)(青)(黒)(黒)
カード・タイプ	伝説のクリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
パワー/タフネス	3/3
能力	呪禁
	クリーチャー・カードが1枚いずれかの領域から対戦相手1人の墓地に置かれるたび、あなたは「ディミーアの黒幕ラザーヴは、これの名前がディミーアの黒幕ラザーヴであり、他のタイプに加えて伝説であり、呪禁とこの能力を得ることを除き、そのカードのコピーである」ことを選んでもよい。

『ラヴニカのギルド』

万面相、ラザーヴ/Lazav, the Multifarious

カード名	万面相、ラザーヴ/Lazav, the Multifarious
マナ・コスト	(青)(黒)
カード・タイプ	伝説のクリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
パワー/タフネス	1/3
能力	万面相、ラザーヴが戦場に出たとき、諜報1を行う。（あなたのライブラリーの一番上からカードを1枚見る。あなたはそのカードをあなたの墓地に置いてもよい。）
	(X)：あなたの墓地にある点数で見たマナ・コストがXのクリーチャー・カード1枚を対象とする。万面相、ラザーヴは、名前が《万面相、ラザーヴ/Lazav, the Multifarious》であり、他のタイプに加えて伝説であり、この能力を持つことを除いてそれのコピーになる。