「この悪鬼ども、あなたよりちょっと扱い難いわね。」
「心温まる感想ですな、姉上。」
概要
元々はアヴァシン教会の最上位の聖職者、月皇ミケウスと遠縁の親戚にあたる高貴な一族の出なのだが、とある出来事(推測だが一族代々の屋敷を焼いた→リンク先参照)がきっかけで放逐、追放された先でグール軍団とスカーブ軍団で壮絶な姉弟喧嘩が勃発。後に屍戦争と呼ばれ、行政区の1つムーアランドが興廃する原因となる。
姉は戦争ルールを押し付ける細かさを、弟はそれに従わない性格を嫌っており仲は険悪。
ただし、意見の合意から協力してアヴァシン教会の総本山に攻め込んだり、姉が捕まったときに救出にスカーブを派遣したりと、仲がいいのか悪いのか・・・
ちなみに
グール呼びとは屍術でグールと呼ばれるゾンビを呼び出す魔導師、いわゆるネクロマンサー。
スカーブ師は死体から繋ぎ合わせた素材から怪物を作る錬金術師、要するにフランケンシュタインの怪物を作る専門家である。
ゲームでの性能
背景ストーリーでの登場はイニストラード・ブロックなのだが、カード化されずにおわった。
しかし統率者戦専用の特殊セットでそれぞれカード化。そして異界月にてタッグでカード化された。
縫い師、ゲラルフ
マナコスト | (3)(青)(青) |
---|---|
カードタイプ | 伝説のクリーチャー — 人間・ウィザード |
パワー/タフネス | 3/4 |
能力 | (2)(青),(T):各プレイヤーはそれぞれ、自分のライブラリーの一番上から3枚のカードを自分の墓地に置く。これにより墓地に置かれたクリーチャー・カードを最大2枚まで追放する。青のX/Xのゾンビ・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。Xはこれにより追放されたカードのパワーの総数である。 |
統率者2014にて初のカード化。能力はライブラリー破壊+ゾンビ・トークンの生成。
多人数戦が前提の統率者戦に良くマッチした能力。ある程度のランダム性はあるものの、その名に違わず適切な材料を縫い合わせることができるため、巨大なゾンビを用意できる。青お得意の妨害カードを駆使して確実にダメージを通していきたい。
ただし、多人数戦でこそ光るカードであるため、通常の2人対戦では別のカードに出番を譲ったほうがよいだろう。
グール呼びのギサ
マナコスト | (3)(黒)(黒) |
---|---|
カードタイプ | 伝説のクリーチャー — 人間・ウィザード |
パワー/タフネス | 3/4 |
能力 | (黒),(T),他のクリーチャーを1体生け贄に捧げる:黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンをX体戦場に出す。Xは、その生け贄に捧げられたクリーチャーのパワーである。 |
こちらも統率者2014にて同じくカード化。能力はクリーチャーの生け贄によるゾンビ・トークンの量産。
生け贄に捧げるクリーチャーに特に制限はないため、最初の1体さえ用意できれば延々とゾンビを増やすことが可能。シンプルな能力ゆえシナジー等を考えずに使っても十分強力だが、種族シナジー路線の統率者デッキでゾンビ軍団を展開するのも良い。
ただ、特殊カードセットが使用可能な通常フォーマットだと他に優秀なトークン精製カードがあるのでお呼びがかかることは無い・・・
ギサとゲラルフ
マナコスト | (2)(青)(黒) |
---|---|
カードタイプ | 伝説のクリーチャー — 人間・ウィザード |
パワー/タフネス | 4/4 |
能力 | ギサとゲラルフが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上からカードを4枚あなたの墓地に置く。 |
あなたの各ターンの間、あなたはあなたの墓地からゾンビ・クリーチャー・カードを1枚唱えてもよい。 |
(※注)日本語版には誤訳があり、墓地から唱えられるカードの枚数制限が書かれていない。
イニストラードを覆う月・ブロックのエキスパンション:異界月にて今度はコンビでカード化。
ゾンビクリーチャーを使いまわせるのがポイント。ぜひとも強力な特殊能力をもったゾンビを繰り返し召喚して相手をげんなりさせたいところである。
なお、機体カードの能力発動要員補充がしやすいのかカラデシュ、そして優秀なゾンビクリーチャーが複数居たからなのかアモンケットにてそれぞれ出番がちょっとだけ増えた。