概要
アラーラの断片ブロックのエキスパンションの一つ、『アラーラ再誕』のカードの一つ。
レアリティはアンコモンなのだが、
一部フォーマットでは禁止カードに指定された時期があったほどのコスト・パフォーマンスが群を抜いて高いことでも有名なカード。
ここでは特殊能力の1つ、続唱についても解説する。
続唱
「あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、点数で見たマナ・コストがその呪文より低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそのカードをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。その後、これにより追放されたすべてのカードを、あなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。」を意味する特殊能力。要するに使ったカードよりマナ・コスト低いカードがランダムで(無償で)発動するというもの。
ランダムとはいえ、唱えた時のコスト以下の踏み倒し + 続唱呪文(の単体効果)と考えると破格のコスト・パフォーマンスとなる。
そのため続唱呪文は、同じ効果の続唱を持たない呪文に比べて大幅に重い。
1部を除いて・・・
カード性能
マナコスト | (2)(赤)(緑) |
---|---|
カードタイプ | クリーチャー — エルフ・狂戦士 |
パワー/タフネス | 3/2 |
能力 | 速攻 |
続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。) |
4マナ3/2・速攻持ち、そして続唱のおかげで1枚呪文がついてくる。
アンコモンだということを忘れてしまいそうなパワーカードである。マナ加速が得意な緑を含んでいることも強みで、3ターン目から一気に攻勢をかけることも珍しくない。
加えて赤緑には、火力・除去・クリーチャーなど、使用場面を選ばないカードが多いことも強力さに拍車をかけている。このカードと対戦環境を意識してデッキを組めば、続唱を無駄にすることなく確実にアドバンテージを得られる。
- モダンでは
公式フォーマットの一つ、モダン(ミラディン・ブロック以降のカードが使用可能なルール)では、
ジャンド(黒赤緑)系デッキが常に要対策デッキに居続けており、かつ、ジャンドで常に4枚採用され続ける(かつ他の上位デッキで採用されることの少ない)カードであるとして、2013年2月1日よりモダンで 禁止カードに指定された。( 外部リンクを参照)
が!
その後2018年2月19日より禁止解除されることが決定された。( 外部リンクを参照)
モダンにおいて他のデッキのバリエーションが増え、解禁してもかつてほどデッキの多様性に悪影響を及ぼさないと判断されたためである。
また同時に解禁された精神を刻む者、ジェイスと互いに牽制しあう役割も期待されている。