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ドビン・バーン

どびんばーん

トレーディングカードゲーム『マジック・ザ・ギャザリング』の背景ストーリーに実際に登場する人物及びカード名である。初出は2016年発売『カラデジュ』より
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「軸受は固すぎる、ネジ穴はばらばら、鋳込み痕のスジも出ている。廃棄して、最初からやり直しなさい。」――ドビン・バーン(『断片化 』フレーバー・テキストより引用)


概要編集

ラヴニカに拠点を構えた ギデオン率いるゲートウォッチの面々へ依頼にやってきた同ゲームオリジナル種族ヴィダルケンの男性。

カラデシュ次元の領事府に所属するプレインズウォーカーで、近日に開催される発明博覧会の警備依頼のために訪れる。

当初、次元の外から来た存在がその次元の者たちに干渉するのを防ぐために結成された組織であり、次元内での争いに力を貸さないというギデオンの意向により依頼は断る方針だったのだが、同じくカラデジュ出身のチャンドラが自身同様に領事府の弾圧で苦しめられる人間がいるのを感じリリアナを伴い単独でプレインズウォークした事・領事府と敵対する革命派のリーダーが彼女の生き別れの母親だった事・そしてテゼレットが領事府内で地位を固め暗躍していた事が決定的となり彼らと敵対する事となる。


青い肌に赤紫色の眼を持ち、痩身で背は高く、真鍮の線条細工に覆われたカラデシュ流の衣服に身を包む。

完全なものなどなく、完全になれるものも存在しないという哲学を持ち、生ある者の本質はそう簡単に変えられるものではなく、人はたとえ記憶をすべて失ったとしても同じ過ちを繰り返すだろうという、ともすれば決定論的とさえ言える人間観が影響したのか、良くも悪くも『法の下に平等』を貫く厳格で真面目な性格。

その結果、背景ストーリーにおいてはかつてチャンドラの一家を追跡する任務を負っていた領事府のディレン・バラル遵法長とチャンドラとの交戦中の発言により、バラル遵法長が一家に過度な危害を加え、チャンドラの一家の被害の経緯に関する虚偽の公式報告を行っていた職権濫用が発覚した際はチャンドラとの交戦によって負傷した彼に手当てを手配しつつも前述の罪状により告発することを宣告する、たとえ領事府側の人物であろうと不正には公正な法の裁きに基づく正当な罰を以て応じようとする一面もあった。

領事府での地位は主席検査官。魔法で強化された先天的才能により、あらゆる機構や機械の構造的欠陥をはっきりと目で見ることが可能。ごく短時間の精査だけで完璧な分析を提供する――例えばある機械の弱点を指摘し、短所を浮き彫りにし、それがいつ、どのように故障するかを驚くべき精度で予測する。


その技能は戦乱でも活用され、敵のウィークポイントを見破り作戦の要を的確に潰す巧みな動きで革命派およびゲートウォッチの面々を苦しめる。



最終的に革命が成立し彼が所属していた組織は打倒される。

ドビンはカラデシュからプレインズウォークして立ち去った為、その後の足取りは不明だったが、ボーラスの軍門に下りアゾリウス評議会の実権を掌握する。


カード性能編集

ドビン・バーン編集

マナコスト(2)(白)(青)
カードタイププレインズウォーカー — ドビン
初期忠誠度3
能力[+1]:クリーチャー最大1体を対象とする。あなたの次のターンまで、それは-3/-0の修整を受けるとともにそれの起動型能力は起動できない。
[-1]:あなたは2点のライフを得て、カードを1枚引く。
[-7]:あなたは「対戦相手は、自分のアンタップ・ステップ中に、パーマネントを最大2つしかアンタップできない。」を持つ紋章を得る。

初登場はエキスパンション:カラデジュより。

能力は相手のクリーチャーの動きを阻害・ドロー&ライフ回復・奥義は相手にマトモなプレーをさせなくする紋章の入手。+能力で時間を稼ぎ-能力でアドバンテージを稼いでフィニッシャーに繋げるコントロールデッキ向け性能。数で攻めてくる相手には白お得意の全体除去を絡めて対処しよう。


しかし登場当時のスタンダード環境はむしろ逆風。

これが登場したエキスパンションにはアーティファクトの新カテゴリ:機体は通常時はアーティファクトカードだが条件を満たすとクリーチャー化するという代物。その動きのせいで対クリーチャー用の呪文や能力はインスタントタイミングで使える(要は相手のターンに使用可能)カードでなくては仕留められないのである。ドビンも白の全体除去呪文の大半は自ターンでしか使用できないので効果が薄い。


法を築く者、ドビン編集

マナコスト(4)(白)(青)
カードタイプ伝説のプレインズウォーカー — ドビン
初期忠誠度5
能力
[+1]:あなたは2点のライフを得て、カードを1枚引く。
[-1]:クリーチャー1体を対象とし、それをタップする。それは、それのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
[-9]:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールしているパーマネントをすべてタップする。そのプレイヤーは、自分の次のアンタップ・ステップを飛ばす。

プレインズウォーカーデッキに収録されたドビン。

コントロールデッキ向けの能力を備えたプレインズウォーカー。6マナプレインズウォーカーとしては地味な部類だが、いずれの能力もシンプルながら癖が無く、使いやすい。

しかし登場時点のスタンダードには色の組み合わせが被るカードに強力なものが存在し、これらを押しのけて採用するのは難しいだろう。


大判事、ドビン編集

マナコスト(1)(白)(青)
カードタイプ伝説のプレインズウォーカー — ドビン
初期忠誠度3
能力[+1]:ターン終了時まで、あなたがコントロールしているクリーチャー1体がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、大判事、ドビンの上に忠誠(loyalty)カウンターを1個置く。
[-1]:飛行を持つ無色の1/1の飛行機械・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。あなたは1点のライフを得る。
[-7]:あなたのライブラリーの一番上からカードを10枚見る。そのうち3枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。

エキスパンション『ラヴニカの献身』でアゾリウス評議会のギルドマスターとして再登場した際の姿をカード化。

  1. 1能力は戦場に何も影響を与えない純粋に「充電」を目的とした能力であるものの、-1能力や-7能力で純粋なアドバンテージを得やすいのが特長。

コントロールに特化していた過去のカードと違い、こちらは3マナと軽くビートダウンデッキに組み込んでも悪くない働きをしてくれる。



支配の片腕、ドビン編集

マナコスト(2)(白/青)
カードタイプ伝説のプレインズウォーカー — ドビン
初期忠誠度5
能力対戦相手がアーティファクトやインスタントやソーサリーである呪文を唱えるためのコストは(1)多くなる。
[-1]:対戦相手がコントロールしているパーマネント1つを対象とする。あなたの次のターンまで、それに与えられるダメージとそれが与えるダメージをすべて軽減する。

エキスパンション『灯争大戦』にて青白の混成カードとして収録のカード。レアリティはこれまでで1番低いアンコモン(PWが36人も登場するので仕方ないのだが)。

能動的にアドバンテージを生み出せる能力は持たないものの、ビートダウン、コントロールどちらに相対しても対戦相手の行動を遅らせる汎用性を持つ。


なお、日本語版のブースターパックに限り、50%の確率で日本イラストレーター描き下ろしのオリジナルアート版プレインズウォーカー・カードが通常版の代わりに封入されており、

担当するのはナブランジャ氏(ユーザーページリンク参照)。


関連タグ編集

MTG プレインズウォーカー

カラデシュ(出身次元)

アゾリウス評議会(ラヴニカ次元の法と秩序を司るギルド。『ラヴニカの献身』時代にはラヴニカにてアゾリウス評議会の大判事に就任し、ギルドの指導者であるギルドマスターの座に就くこととなる)

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