概要
ミラディン次元に原生していたドラゴンがファイレクシアの油に侵食されたもの。
ゲームでは数少ない伝説の感染持ちクリーチャーである。
カードとしてはエキスパンション:ミラディンの傷跡、レアリティは神話。
感染
本来の意味では病原菌等々が付着・寄生することを意味するが、ここではファイレクシアの油の広まりを再現した同ゲームの特殊能力を解説する。
ミラディンの傷跡・ミラディン包囲戦・ミラディン包囲戦の3エキスパンションで構成されたミラディンの傷跡ブロックに収録された1部のクリーチーが所持しており、
油の侵食の広がりを再現したのか、ミラディンの傷跡では黒や緑、アーティファクトのカードのみが持っており、ミラディン包囲戦では旧ファイレクシアと正反対な白、新たなるファイレクシアで青と赤へと、拡がっていった。
定義は
『感染を持つ発生源からクリーチャーに与えられたダメージは、クリーチャーに残らない。それは、その点数に等しい-1/-1カウンターをそのクリーチャーの上に置く。』
『感染を持つ発生源からプレイヤーに与えられたダメージはそのプレイヤーのライフを失わせない。代わりに、それはその点数に等しい数の毒カウンターをそのプレイヤーに与える。』
10個溜まると敗北する毒カウンターの形でダメージを与える特殊能力。プレイヤーにダメージを与えてもライフが減らないので、通常の火力・クリーチャーと併用して攻めようとするとチグハグになり効率が悪い為、ダメージソースをデッキ内である程度統一する必要があるが、
その分、通常だとライフ20点でありそれと比べると半分で住む為、攻撃が通ればこれらの強化が通常の2倍の効率で作用するという利点がある。
また、-1/-1カウンターによる継続的な影響力から、クリーチャー間戦闘でも軽視もできない。
上記の通り、複数種類の色のクリーチャーが有するので、デッキの色によって戦法が変わる。
この特殊能力を使うデッキでメジャー戦略は
- クリーチャー除去や手札破壊などで道をこじ開け、高スペックの感染クリーチャーの攻撃を通す黒感染。
- 1、2マナの感染クリーチャーを展開して単体強化呪文を連打する、アドバンテージを捨ててスピードに特化した緑感染。
などがある。
カード性能
マナコスト | (3)(黒)(黒) |
---|---|
カードタイプ | 伝説のクリーチャー — ドラゴン・スケルトン |
パワー/タフネス | 4/4 |
能力 | 飛行 |
感染(このクリーチャーは、クリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒カウンターの形でダメージを与える。) | |
(黒):荒廃のドラゴン、スキジリクスはターン終了時まで速攻を得る。 | |
(黒)(黒):荒廃のドラゴン、スキジリクスを再生する。 |
上記の黒感染デッキで大型クリーチャーが必要になった際の候補。
1回のアタックで毒カウンター4個、なお且つ飛行持ちゆえにブロックもし難く、一撃一撃が非常に重い。
しかも、マナを払えば召喚酔いを無くす速攻を・イザって時に復活できる再生を持ち合わせているので奇襲性も耐久精度もある。
ただし、そのどちらもマナを要求する。マナコストも5マナとそんなに軽くは無く、ただ出しタイプのクリーチャーではないので出した直後の隙を突かれて仕事する前に落とされたといった事態を避ける為にも召喚するタイミングをしっかりと見極めるように。
なお、カードとして登場当時の環境で活躍できたかといえばそうでもない。
ドラゴン泣かせな天使や再生の適用外なマイナス修正系除去といった相性の悪い面々がそろっており、いま一歩真価を発揮し難かったのである。不遇……