アトラクサ
あとらくさ
かつてミラディンと呼ばれていた次元を支配する邪悪な機械帝国「新ファイレクシア」に属する天使。
在りし日のミラディンにおいてアトラクサはミラディン人と共にファイレクシアによる浸食と戦っていたが、次第に追い詰められるミラディン人の撤退を独力で支援し新ファイレクシアに捕縛された天使だった。
法務官エリシュ・ノーンはアトラクサの不屈の精神を『完成』に役立つ拾い物と見なし他派閥の法務官の貢献を求めたことにより、(反対した一名除く)賛同したジン=ギタクシアス、シェオルドレッド、ヴォリンクレックスら3人の法務官達も加わった手によって、ファイレクシアの唯一の目的の証として、ミラディン侵攻に勝利したことの象徴として、畏怖の念を抱かずにはいられないほどに『完成』されたアトラクサが誕生した。
※『完成』:新ファイレクシアの目指す「全ての生物の新ファイレクシアへの同化」及びそのための様々な生物の精神への浸食や肉体の改造によるファイレクシア人への同化のこと。
法務官の声、アトラクサ
マナ・コスト | (緑)(白)(青)(黒) |
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カード・タイプ | 伝説のクリーチャー — 天使・ホラー |
パワー/タフネス | 4/4 |
能力 | 飛行、警戒、接死、絆魂 |
あなたの終了ステップの開始時に、増殖を行う。(望む数のパーマネントやプレイヤーを選び、その後すでにそこにあるカウンター1種類につき、そのカウンターをもう1個与える。) |
統率者戦用デッキ『致死性の繁殖』に収録。特殊セットでの収録ゆえに使えるルールはレガシー等々限られている。
4マナ4/4に加えて、各色に対応した戦闘向きのキーワード能力を4つと、コスト・パフォーマンスは極めて優秀。
さらに毎ターン増殖を行う誘発型能力も持つためコンボやギミックのポテンシャルも高い。ただし毎ターンに1回ずつなのでかなり悠長。
主にプレインズウォーカーや+1/+1カウンター等々と組み合わせると良い。
2021年に、クリーチャー・タイプにファイレクシアンが追加された。
偉大なる統一者、アトラクサ
マナ・コスト | (3)(緑)(白)(青)(黒) |
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カード・タイプ | 伝説のクリーチャー ― ファイレクシアン・天使 |
パワー/タフネス | 7/7 |
能力 | 飛行、警戒、接死、絆魂 |
偉大なる統一者、アトラクサが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード10枚を公開する。各カード・タイプにつきそれぞれ、それらの公開されたカードの中からそのタイプのカード1枚をあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。(「アーティファクト」「インスタント」「エンチャント」「クリーチャー」「ソーサリー」「土地」「バトル」「プレインズウォーカー」はカード・タイプである。) |
『ファイレクシア:完全なる統一』で再びカード化。今度は通常セットでの収録なのでスタンダード等々でも使用可能。
テキストを見ると「バトル」という聞いたことも見たこもないカード・タイプが存在し『これはタルモゴイフ同様、未来で追加されるカード・タイプなのでは?』と大勢が予想に頭を悩ませる…
が!
いざ使ってみるとそれとは関係なく現代でも強力なカード。
能力4つに7マナで7/7とコストパフォーマンスは優良。除去耐性こそないが場に出た時に手札補充というアドバンテージも稼げ、後続も高確率で手札に確保できる。と、グリセルブランドに負けず劣らずなハイスペック大型クリーチャーとなっている。
当然ながら、ギックスの残虐等々でマナ・コストを踏み倒すリアニメイト、レガシー以下なら実物提示教育等々で直接馬に出すという案が出されている。
なお、デッキのカード・タイプが分散しているほど加えられる枚数の期待値は上がるが、3枚程度補充できれば十分な結果といえるため、無理にタイプをばらけさせてデッキの質を落とさない方が良いだろう。