概要
背景ストーリーのドラゴン・サーガに合わせ、これまでサイキック・クリーチャーが利用していた『超次元ゾーン』を活用する、もう一つのギミックとして登場した特殊カードタイプ。
両面にイラストが描かれたカードで、基本的なルールはサイキック・クリーチャーとほぼ同じなのが特徴。
サイキック・クリーチャーの『覚醒』に相当する『龍解』によって裏返り、真の力を解放するデザインとなっている。
『ドラグハート・ウエポン』、『ドラグハート・クリーチャー』、『ドラグハート・フォートレス』、『ドラグハート・セル』の四つに分類され、呼び出すには超次元呪文に相当するドラグナーと呼ばれる種族が基本的には必要となる。
分類
ドラグハート・ウエポン
武器の形をしたドラグハート。
クリーチャーに装備して使用して使い、クリーチャーにクロスギアの様に効果を与える。
ドラグハート・クリーチャー
ドラグハート・ウエポン、もしくは後述のドラグハート・フォートレスが龍解する事で現れる、ドラグハートの真の姿。
上記二種のドラグハートを出したターン、龍解条件を満たせばすぐに龍解できるが、その場合召喚酔いで攻撃できない。
また龍解しても「場に出た」扱いにはならない。
背景ストーリーの内容を反映して、基本はドラゴンのクリーチャーとなる。
ドラグハート・フォートレス
ウエポンに続く新たな形態。
『フォートレス』の名前の通り、城塞や建築物等が描かれており、ウエポンと違って出せばそのまま場に残り続ける。
そのため、D2フィールドの様に展開を有利に運ぶ効果を発揮し続けるのが特徴で、カードも横向きになっている。
このフォートレスから龍解するドラグハート・クリーチャーは、サイキック・クリーチャーの『解除』に相当する『龍回避』でフォートレスに戻れる。
ドラグハート・セル
《極真龍魂オール・オーバー・ザ・ワールド》を構成する特殊なドラグハート。
龍解前は全てフォートレスだが、最大の特徴として単体では龍解できず、指定の五枚全て揃って『スーパー龍解』でリンクして初めて一体のクリーチャーが完成する。
サイキック・スーパー・クリーチャーの『サイキック・セル』に相当する。
3D龍解
デュエル・マスターズどころかカードゲームの歴史上でも類を見ない、折り畳み式のカード。
ウエポン→フォートレス→クリーチャーの順番に3段階の変形をするドラグハートを指し、サイキック・スーパー・クリーチャーとは異なり最初から三枚分のサイズの超大型カード。
背景ストーリー
DMR-13以降のドラゴン・サーガの世界で登場した武具。
ドラゴンの力を宿しており、ドラグナーはこの武具と心を通わせる事で真の力、ドラグハート・クリーチャーとしての姿を解放できる。
その正体は、エピソード世界で第百回戦国武闘会が行われていた頃に《仙界一の天才ミロク》が開催した全文明入り乱れてのレース大会『第一回デュエル・マスターズ』において使用された新型のクロスギア。(※)
それを力を求める原初のドラグナー《龍覇ザ=デッドマン》が悪用、『デュエル・マスターズ』の歴代優勝者の魂を封じた物がドラゴン・サーガの時代に使われているドラグハートである。
各文明はそうとも知らずに研究を重ね、建造物までドラグハート化させる等技術が発展。
最終的に最強のドラグハート、《極真龍魂オール・オーバー・ザ・ワールド》をデッドマンが完成させるも、《最終龍覇グレンモルト》によって破壊され、デッドマンも《超戦龍覇モルトNEXT》の手で討ち倒された事で全てのドラグハートに封印されたドラゴン達は解放された。
※後にDM22-EX01『黄金戦略!!デュエキングMAX 2022』の背景ストーリーにて判明。
当初は五文明による武闘レース大会、と思われていたがその起源は実際にはもっとヒドイ内容で、サイキック・クロスギアの技術を開発したミロクが性能テストの為に、なんと戦国編のサムライ達をDS世界に送り込み(しかも当人達の許可も無しに)、そこに世界の破滅回避の研究を続ける水文明の天才、アカシック兄弟が研究の為のデータ収集目的で介入。
その結果、超次元クロスギア&サムライVSツインパクトウェーブストライカー軍団の対決、と言うカオスな構図となり、元のDS世界の住人達はその戦いに巻き込まれる事になった。
この戦いで生き残ったザ=デッドマンは、超次元クロスギアにセーフティ機能として自我となる魂が組み込まれている事に着目。
その技術を応用、更に《龍素王Q.E.D.》が研究していたDS世界の龍の力である『龍素』も利用し、ドラゴン達の魂を超次元クロスギアに封じたのが、ドラグハートの始まりであった。
ちなみに、ドラグハートに封印されてもドラゴン達の自我はしっかり残っており、当然自分達を封印したデッドマンを恨んでいる。
また、《爆竜勝利バトライオウ》がモルトの力になるべく自ら《爆熱剣バトライ刃》に変化したように、ドラグハートの製造自体はミロクやザ=デッドマン以外にも行える模様。
背景ストーリー上でもドラグハートは消滅したが、ミロクが自分の作品を独自にアレンジされている事を知り、興味をもった彼女が20年ぶりに『デュエル・マスターズ』を開催した為、カード化されてないだけで、まだまだドラグハートは存在する可能性がある。
その後、『ドラグハートには必ずしも魂を封入する必要は無く、記憶や物語からもドラグハートを製造可能』、というミロクの研究結果が判明。
試しにデッドマンの記憶から《邪帝斧デッドアックス》を製造する事で、この研究結果が正しい事が立証された。
またこの研究結果に辿り着くまでに、とある依頼で検証が行われたが、当初ミロクは『「物語」には「運命」が強く関わっている』事に着目し、「物語」から「運命」が決まると考察したが、実際は『「運命」が観測されて「物語」になる』という結果に。
この時は予想外の事態が起きた為、ミロクも珍しく困惑していた。
更に、「運命」に対して何らかの「選択」をする事で、「物語」として確立する事が判明。
デッドアックスはこの研究結果から完成し、更に《グラッサ》が龍解させた《爆炎大剣ガイサーガ》も、ミロクが物語から鍛造したドラグハートである事が判明した。
関連動画
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龍覇ザ=デッドマン:初代製造者
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