概要
DM22-EX1『黄金戦略!!デュエキングMAX 2022』にて登場したクリーチャー。
転生編(2005年)以降、フレーバーテキストにて度々言及されてきた《仙界一の天才ミロク》その人。
効果
レアリティ | SR |
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コスト | 光/火文明(5) |
カードタイプ | クリーチャー |
種族 | スターノイド/マシン・イーター |
パワー | 5000 |
能力 | このクリーチャーが出た時、または自分のターンのはじめに、自分のクリーチャーを1体選ぶ。その後、その選んだクリーチャーよりコストが小さいウエポンまたはクロスギアを1枚、自分の超次元ゾーンから、その選んだクリーチャーに装備またはクロスして出す。 |
自分の他のクリーチャーに、クロスギアがクロスされているかウエポンが装備されていれば、このクリーチャーは相手の呪文によって選ばれない。 |
《最終龍覇グレンモルト》に酷似したクロスギアとドラグハート・ウエポンの展開補助能力を有しており、出したターンから問題なく効果が使える。これまでのドラグハートは、それを出すドラグナーの効果の関係上、呼び出したドラグハートをそのドラグナーに装備する為、クロスギアの様に様々なクリーチャーと自由に組み合わせる事は不可能だった。
またクロスギアはジェネレートとクロスにそれぞれコストを支払う関係上、コストの高いクロスギアは運用しづらく、かと言って低コストクロスギアを採用しても代用できるカードも多く、全体的に扱いにくさが目立っていた。
このカードはそれらの問題をある程度改善する画期的なカードであり、同パックには『サイキック・クロスギア』が登場。この効果を使えば表面のサイキック・クリーチャーを経由する事なく直接クロス可能。
ドラグハートもスピードアタッカー付与等、便利な効果持ちが多く、「対象クリーチャーのコストよりも小さい」と条件も緩い。また、《無敵王剣 ギガハート》を場に出せる数少ないカード。
他に自軍の高コストクリーチャーがいなくても、《ミロク》自身を選択すれば即座にコスト4以下を呼び出せる。特に、《銀河大剣ガイハート》を装備できることは長所として大きい。
また、後述のアンタッチャブル化の条件を満たせずとも、《ミロク》自身に《不滅槍パーフェクト》や《悪夢卍ミガワリ》等のコスト4以下かつ除去耐性を付与させるウエポンを装備させてやればある程度場持ちも良くなるので、戦況への柔軟な対応が可能。
二つ目の効果は他のクリーチャーが必要なものの、条件自体はこのカードの効果で簡単に達成し、相手の呪文をすり抜ける為ある程度は盤面に残せる。
総じてこれまでの戦略を更に昇華させる、無限の可能性を秘めたカード。今後のサイキック・クロスギア次第では更に恐ろしいスペックを発揮するだろう。
DM23-EX1『大感謝祭 ビクトリーBEST』にてアーマード・サムライのクロスギア関連のカードが登場。
文明も光と火で共通しており、《戦術の天才マロク》の存在から新規サムライデッキへの採用も検討できる。
背景ストーリー
2005年のフレーバーテキストにてその存在が語られたキャラクター。
それ以降何度か背景ストーリーで語られる程度で、本人の詳細は不明な点が多かった。
肩書きの通り、仙界一の天才とされる人物であり、クロスギアの開発者として有名。
- 五龍神の時代から存命しており非常に長命である。
- 弟子が何名も存在しており、《卍デ・スザーク卍》関連の魔導具を調査する為に送り込んでいる。
- ドラグハートに興味をもつ。
- 魔弾の製作者でもあり、《超銀河弾HELL》等の『超銀河』シリーズを開発している。
- 性別は女性。
- ある程度の次元移動が可能。
等、15年以上に渡って断片的に情報が語られており、2022年についにカード化された……が、まさかのネコミミな上に幼児体型という衝撃的なビジュアルが判明。
彼女の一言で言い表わすなら、傍迷惑な天才。
天才の二つ名に相応しい技術力を発揮しているが、基本放置してしまうので、悪用されたり暴走して騒動を引き起こす事もザラ。
おまけに、緊急時のセーフティーとなる武具を作りながら、肝心の使い手を用意してない等、本末転倒な結果を招く事もあった。
クロスギアを渡したクリーチャーの1人、アクア・ジゲンガエシからは、『渡すだけ渡して放置するミロクより、使い方を教えてくれる姉の方が信用できる』と愚痴られていた。
また明かされた詳細設定によれば、《天龍神アークゼオス》から『《炎龍神ヴォルジャアク》の武装技術を誰でも使える様にしてほしい』と依頼される程高い技術力の持ち主であり、五龍竜神がオリジンに敗北した後、五文明の影響を受けない仙界で自分が生み出したクロスギア等の兵器開発・研究を続けていた。
ちなみに、依頼主であるアークゼオスが封印されているのは知らないようで、アークゼオスを探す為に世界移動の技術を進化させた事が判明。
その後、ドラグハートの研究過程で龍の世界、『龍幻郷』と関連性がある事に気付き、龍幻郷への扉を開いたらしいが、そこで《龍世界ドラゴ大王》と出会った際に彼からの頼みも聞いている。
以降も超獣世界で様々な道具の発展の裏で、彼女やその弟子が関わっており、《マッド・ロック・チェスター》が煉獄に堕ちたのも彼女が作った銃が原因。
また戦国編の『戦国武闘会』、ドラゴン・サーガ編の武術レース『デュエル・マスターズ』も純粋に「自分の作品の性能テスト」目的で開いていた。
実はレース『デュエル・マスターズ』の第一回はサイキック・クロスギアの技術を確立した後、性能テストの為だけにサムライ達を強制的にDS世界に送り込む暴挙をやらかしたのが始まり。
DS世界に和風要素があるのは、コレが原因である事が示唆されている。
その後、ツインパクト・ウェーブストライカー達をサムライ達にぶつけた「アカシック兄弟」とも交流しており、彼らからツインパクト計画に代わる世界救済計画、『アカシア計画』に必要な『ある物』の開発を依頼される。
それは機械仕掛けの神であり、ゴッドの力を再現・流用する計画によって、完全な存在として顕現する神の力で世界救済を達成するという内容。
しかし、依り代となる神は一方的に他者を吸収する欠陥品であり、結局凍結された挙げ句、ヨミが求める神の在り方、対等に競い合う事で完全な存在を目指す形とも相反する為、誰にも知られず死蔵されていたが、またしてもゾロスターがやらかす原因となった。
後に彼女の姉である《戦術の天才マロク》が登場。
前述した通り作品を放置しがちなミロクに代わり、開発した武具の運用を行っており、開発者のミロク以上にスペックを引き出せるらしい。
第一回『デュエル・マスターズ』にておいても、サムライ側の戦術指南役として協力していた事が判明。
また妹がおり、こちらは《戦闘の天才ムロク》という名で、戦場で戦略兵器を使いこなす天才らしい。
余談
2024年にエキサイティング・デュエパ・デッキという、デュエパーティー用デッキ、それが四種類発売される事になったが、各デッキの目玉となるクリーチャー、または関連のあるクリーチャー達は皆、何らかの形でミロクと関係がある。
ミロクが間接的に原因となって煉獄に堕ちた。
交流があり、研究に協力した事がある。
嘘を司る彼から、胡散臭い交渉を持ちかけられた事がある。
関連タグ
だいたいこいつのせい・全ての元凶:とは言え《禁時混成王ドキンダンテⅩⅩⅡ》がもたらした、進化クロスギアの復活&融合による暴走は流石に想定外だった模様。それ以外にも幾つか想定外は起きているが、大体は自分が蒔いた種である(デッドマンの一件で顕著)。
覇王ブラックモナーク,サファイア・ウィズダム,サファイア・ミスティ:同じくフレーバーテキストで存在が語られ、長らくカード化されなかった大物。
龍覇ザ=デッドマン:サイキック・クロスギアの技術をドラグハートに利用した張本人。
邪帝斧デッドアックス:そのデッドマンの記憶を利用して製作したミロク製ドラグハート第1号。
魂がやどる前の銀河大剣ガイハート:後にエピソード世界からドラゴン・サーガ世界に飛ばされてしまったガイアール・カイザーの魂がやどった。
爆炎大剣ガイサーガ:熱血星龍ガイギンガの物語から製作したミロク製ドラグハート。
ミロクの弟子ニョライ,魅力医ミョウオウ:弟子。名前は仏教関連と推測される。(ミロク⇒弥勒菩薩、ニョライ⇒如来、ミョウオウ⇒明王)
戦術の天才マロク:姉。
戦闘の天才ムロク:妹。
アセビ:『神アート 超獣世界の歩き方 ~アセビ見聞録~』で語られた旅人。ミロクからテレポート装置を譲り受けており、風景と一体化したクリーチャーを眺めるのに利用している。
告別のカノン弥勒:同じ「ミロク」の名を持つクリーチャー。しかし、現時点では関連性は不明。
神滅竜騎ガルザーク:ミロクのカードイラストの武器の中にガルザークに刺さっていた剣がある。後にオリジナル自体はミロク製ではなく、イラストにあるのは研究用にミロクが複製したレプリカと判明。
小山まさえ,野原みさえ,小山むさえ:三姉妹であり、名前の法則が同じことからネタにされている