効果
アカシック・ゼノン |
SR 水/火/自然文明 コスト5 |
クリーチャー:サイバーロード/ジ・アンサー パワー7000 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、自分のツインパクト・クリーチャーがあれば、山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。 |
自分のツインパクト・クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。 |
各ターンに一度、自分のツインパクト・クリーチャーが攻撃する時、そのクリーチャーの呪文側を、バトルゾーンに置いたままコストを支払わずに唱えてもよい。 |
概要
『エキサイティング・デュエパ・デッキ 双極のアカシックZ計画』にて登場したクリーチャーで、まさかの新規ジ・アンサー。
効果はツインパクトの補助であり、デュエパーティー向けだが、通常のレギュレーションでも活用できる調整になっている。
第1効果はマナ加速。
ツインパクト・クリーチャーに反応しての効果だが、このカード自体コスト5なので、初動としては使えない。
自身がツインパクトで無いのが足を引っ張るものの、コンダマはマナに置かれたツインパクトをアンタップするので、多色ツインパクトを扱う上でシナジーはある。
全虹帝ミノガミのマナからの踏み倒しを使うなら、少しでもマナを増やせる点が噛み合う。
2つ目の効果はスピードアタッカー付与。
ツインパクトなら無条件で即攻撃でき、マナ加速で少しでも早く大型クリーチャーを呼び出せれば、非常に頼もしい効果となる。
そして3つ目、最大の特徴でもある呪文踏み倒し。
要するにスマッシュ・バーストを付与する様な効果で、ツインパクトは初動として使う低コスト呪文、またはクリーチャー側は軽量で呪文が重量級だったりするが、それらをスピードアタッカーを与えながら即座に使える。
ツインパクト版爆獣マチュー・スチュアートや、インビンシブル呪文が付いたクリーチャー等、場合によってはとんでもない破壊力をブチかます事もあり、ツインパクトの可能性を広げる1枚と言える。
背景ストーリー
水文明の天才兄弟、『アカシック兄弟』の弟。
ギュウジン丸が侵略者を生み出す切っ掛けとなった、ツインパクト技術を開発した張本人。
世界の終わりまでシミュレートした世界最大の演算装置、『アカシック・レコード』を秘匿し、アカシック・レコードに強制接続された兄、タレスが世界の終わりを知った事で、滅亡回避の為に日夜研究をしている。
ゼノンは開発担当で、世界の構造変える事で滅亡回避を実践し、兄タレスはアカシック・レコードと一体化している為、シミュレート結果がどう変化しているかを確認している。
その技術力は他のクリーチャー達とは次元が異なり、平行世界へのアクセスすら可能としている。
上位存在ではないが、それに匹敵する技術と精神の持ち主。
ゼノンはこれまでに様々な実験を、様々な並行世界で実施。
現在までに判明しているのは以下のとおり。
- アカシック計画
サバイバーの他種族を取り込む生存戦略に着想を得て、異なる種族のクリーチャー(サイバーロード+別種族)を合成する計画。
名前に「アカシック」を含むクリーチャーは大抵この計画の産物。
- ツインパクト計画
クリーチャーに魔力(呪文)を合成する計画。
世界の構造をより変革させる為、生物ではない要素を合成対象にしている。
仲間が揃うと力を増すクリーチャー達、ウェーブストライカーをDS世界に呼び寄せ、ツインパクトを施して実験した。
- アカシア計画
ゴッドの生命力に着目し、神との融合を目指す計画。
ゴッドはかつて荒廃した世界を復元した実績があり、ツインパクト計画の一件で知り合ったミロクに、ゴッドを再現した機械神の製造を依頼。
- アカシックZ計画
アカシック計画から派生した計画。
ツインパクト計画の成果から、2つの計画を混ぜた内容で、他種族を合成したクリーチャーに、更に呪文を合成してツインパクト化させる。
しかし、ツインパクト計画は前述の通り侵略者の誕生を招き、アカシア計画に至っては、機械神がとんでもない欠陥を抱えていたので、オラクルの信者達が被害にあう等、ミロク程ではないが碌でもない結果を残している。
実は、超獣世界はサファイア・ウィズダムが構築した『十二のプログラム』により、世界に異変が起きると修正される仕組みになっており、シミュレート結果が変わらなかったのはそのせい。
それでも諦める事なく研究を続けており、特にツインパクト計画は滅亡までの過程に変化が生じた為、更なる計画を考案している模様。