概要
原作とアニメの間に若干の設定の相違は存在するものの、多くの作品で『妖怪による人間支配』を目論む同作最大の敵として登場。卑怯で狡猾な手口で悪事を働き、鬼太郎と対立する。
アニメでは腰巾着として朱の盆を引き連れている事が多い。どこか間抜けなコメディータッチな面もある。
基本的に他者を利用するのが得意な悪参謀タイプ。強い妖怪を雇ったり騙したりして、あの手この手で鬼太郎達を倒そうと画策。
電撃や念力爆弾などの多彩な妖力の他、爆弾や仕込杖などの扱いにも長じる。4期101話の冒頭においては、原典の『人々が気づかない内に民家に上がり込んでいる』能力を応用し、言霊使いの屋敷に入り口から侵入して誰にも気づかれずに一刻堂の部屋まで忍び込むといった芸当も披露した。
ぬらりひょんが創作において妖怪のボスとして扱われるようになったのはアニメ版鬼太郎の影響が大きいが、実は漫画版の『ゲゲゲの鬼太郎スポーツ狂時代』で墓の下高校校長として登場したのがボス妖怪として扱われた最初の事例だったりする。
当初は妖怪の存在を世間に認知させるために、墓の下高校野球部を高校野球に進出させようと尽力する好々爺的なキャラクターだったが、物語後半になって実は人間達と野球勝負して土地を奪い妖怪の国を打ち立てようと企てる邪悪な本性を現した。
人間から魂を奪ったり、マリリン・モンローや柳田國男などの死人を蘇らせて配下として操るなど妖術に長けている。だが最後は人間側の味方についた鬼太郎に地獄流しにされた。
『最新版ゲゲゲの鬼太郎』では、夜行さんよりも下の立場だったが、鬼太郎には原作及びアニメ第1期&3期の単独エピソード中の『先祖流し』によって2億年前に飛ばされ、そこから生き続けた事もあり、閻魔大王とも張り合う程のとんでもない力を身に付けた(参照)。巨大化や念力爆弾、たんたん坊ばりのタン攻撃、TVからの出現、アパラチャノモゲータ、トスイガータルポなどの能力も得た。鬼太郎が左目を開けた回では、地球を守る為に人間と戦って滅ぼされた幽霊族の末裔ながら人間を助け、無実の人間を地獄に送り、金を騙し取り、未成年なのにタバコを吸う鬼太郎を「ぶりっこ妖怪」と呼び、幽霊族の悲運を伝え、鬼太郎に人間と戦うために共闘しようと持ちかけた事もある(参照)(参照)。
このシーンは無論、『墓場鬼太郎』での出来事を踏まえた発言である。
『鬼太郎国盗り物語』では、妖怪共通の敵であるムーとの闘いにおいて鬼太郎に過去の対立を乗り越えて共闘を申し出て、手勢の精鋭部隊を駆使してムーを圧倒するなど妖怪総大将の威厳を見せつけた。
更に『妖怪大相撲』では審判委員の1人として登場するなど、妖怪世界の名士である事を誇示した。
このようにぬらりひょんが単なる敵の親玉ではなく鬼太郎の矛盾点を指摘したり(最新版など)、鬼太郎の協力者、鬼太郎を自分たちの手で倒す事にアイデンティティを感じるのみならず、日本妖怪としての確かなプライドを持っていたり(5期)、時にはコミカルなシーンを演ずる(3期や4期など)など様々な側面を被って登場するからこそ、彼は『妖怪の総大将』として今日も愛され続けているのかもしれない。
アニメ版
第1期
第12話に登場。原作とほぼ同じでこの時は敵ボスとしてではなく、ゲストキャラクターとして登場だった。
第3期
このシリーズ以降、「日本妖怪の総大将」と呼称され鬼太郎の宿敵として登場する様になる。
初登場は第4話とかなり早く、しかもこの段階で自身の一族と鬼太郎との因縁を語っているため、早期の段階で宿敵路線が決まっていたと思われる。
初期はあくまでずる賢さが強調されていたためか戦闘描写が殆ど無く、のっぺらぼうの回で再登場した際には無抵抗で鬼太郎の背負い投げを食らう体たらくだった。
しかし中盤辺りから仕込み杖による剣客の側面が強調され始める様になり、第58話『妖怪城の目目連』では鬼太郎のオカリナ剣を飛び斬りで叩き落とすなどの活躍を見せる(結局ちゃんちゃんこを食らって撃退されたが)。
更に第60話『巨人妖怪ダイダラボッチ』では、砂かけ婆の砂攻撃を片手で払いのけて電撃を放つ、駆け付けた鬼太郎と飛び蹴りの応酬をするなど他の回と比較しても妙に強力に描かれていた。
劇場版では「妖怪皇帝」を名乗り、異次元妖怪を率いて東京を混乱に陥れ、『地獄編』では地獄の奥の院から盗んだ天叢雲剣の力で鬼太郎達を苦しめた。
しかし、最後は鬼太郎に剣を折られた挙句に、改心してぬらりひょんを裏切った朱の盤の体当たりを受け共に地獄に落ちていった。
第4期
第46話の妖怪大裁判で鬼太郎の担当弁護士として登場した。多少腰の低い性格を演じていたが、47話で実は鬼太郎を冤罪に陥れようとした真犯人と発覚、天狗ポリスから逃れようとするが、恐竜時代への古代流しの刑に処せられた。
その後、これといった説明もなく古代を生き延びて復活し、第3期と同じく朱の盆をお供に付けて鬼太郎を付け狙う様になる。
第96~99話にて地獄以上の苦痛を味わうという試練を受け入れ、強大な妖力を得て「妖怪王」と名乗り、西洋妖怪の首領・バックベアードを従え日本を征服するも、ベアードが横暴な態度に腹を立て裏切り謀反を起こす。一度は倒されたかと思われたが、すぐに復活し返り討ちにして実権を取り戻す。最後は残りの配下達の力を吸収し巨大化して挑むものの、鬼太郎達の活躍によって敗れ去った。
本来は妖怪王編で死亡する予定だったが、京極夏彦氏が脚本、キャラクターデザインを行った第101話『言霊使いの罠!』にて、それを知らなかった京極が再登場させた事で、生き延びる事になった(この回があったために急遽決まったためか、妖怪王編のラストでぬらりひょんが元に戻って生還したという描写は無く、それ以外にも言及された事は無い。第4期のぬらりひょんはそういった設定的なものをひらりとかわして生き延びており、ある意味不死身の様な存在と言える)。妖怪を言霊で伝承の元になった事象に戻してしまう陰陽道・いかるが流の陰陽師である一刻堂に、彼の先祖と500年前に交わしていた契約を口実に鬼太郎の抹殺を依頼した。最終的に先走って晒した醜態で失敗し逃亡したが、一刻堂には、最後に「蛸」が正体であると言われてしまった。
再登場以降はすっかり元の悪巧みしか能がない小悪党キャラに戻ってしまい、第113話ではねずみ男に騙されて使えない刺客を雇う事になるなど、冴えない活躍に落ちぶれた。
第5期
第4話から黒幕として登場し、第8話で自身の妨害をする鬼太郎抹殺を目論み、綿密な策略で追い詰めるが、最終的に失敗した。その際、額に鬼太郎との戦闘で髪の毛剣に斬り付けられた傷ができ、以降ある種のトレードマークとなっている。
この件もあって鬼太郎の事を深く憎んでおり、「鬼太郎の抹殺こそが自らの生きがいだ」と語っている。西洋妖怪の首領・バックベアードとは鬼太郎の存在や手強さを教えるなど一応の協力関係を築いており、第4期妖怪王編の様な上下関係や第6期の様な険悪さこそ無かったものの、後述の様に衝突する場面はあり、「私以外に鬼太郎は殺せない」とも語っている。
第30話で片車輪を使った鬼太郎抹殺に失敗し、朱の盆、蛇骨婆と共に天狗ポリスに逮捕された。その後、39話で石詰め五千年刑の執行寸前、旧鼠の呼んだかまいたちの助力と獄中で新たに身に付けた鉄の爪で護送の檻を破り、「鬼太郎を倒す機会をやる」とかまいたちを仲間に加え、一味を引き連れて脱獄に成功した。
飽くまで自分で鬼太郎を倒す事に執着しており、第47話で百々爺が鬼太郎に濡れ衣を着せようとした際は不服だった様で、密かに百々爺の逃亡を妨害し鬼太郎を助けている。
第61話では妖怪城の主・たんたん坊に従うふりをし、たんたん坊が鬼太郎に倒された後に妖怪城とその操縦装置を奪う事に成功。72話で妖怪城を(予期せぬ朱の盆の活躍もあって)家鳴りの力で復活させると、日本妖怪の頂点に立てると言われる程の力を手に入れる。85話では次々と妖怪を城へ取り込ませ強化させたが、取り込まれた鬼太郎が城内で放った『獄炎乱舞』により津軽海峡に撃沈され、しばらくの間傷を癒す様に妖怪城に言い渡し去っていった。その後テレビ本編は打ち切りにされたため、出番がないまま終了した。
最後の登場となった劇場版『日本爆裂』では世界悪党妖怪サミットに出席中、日本列島がヤトノカミの復活により崩壊の危機にあると知り、「日本はヤトノカミに滅ぼされる」と祖国をコケにしたバックベアード達への反感もあって、窮地に陥った鬼太郎に思わず「頑張らんか!」と応援してしまっている。鬼太郎が勝って日本が守られた後は、コケにした面々の鼻っ柱を明かす事になった結果に満足し、高笑いをあげながら会議を退出していった。
第6期
最終章『ぬらりひょん編』にて登場。デザインは水木御大の妖怪画に近しいもの。
前章『地獄の四将編』にて『大逆の四将』を解き放った真の黒幕であった事が判明。間接的とは言え石動零の里を滅ぼした首謀犯(実行犯は玉藻前)でもある。
部下の朱の盆や、敵対者である鬼太郎相手にでも丁寧な口調で話すが、「ぬらりくらり」を口癖にしているのに違わず常に陰謀を張り巡らせている老猾な男で、人間・妖怪を問わず自身の利益にならない者や目障りな者、用済みとなった者は躊躇無く始末する冷酷で残忍な性格をしている。中の人がこのキャラクターを演じている事もあって、余計にその印象が強い。
これまでのアニメ版と異なり支配欲の権化ではなく、「人間が沢山作った光を駆逐し闇を取り戻す」という「妖怪の復権」を掲げる妖怪側の保守過激派頭目として鬼太郎達の前に立ちはだかる。なお「妖怪の復権」の妖怪とは妖怪という種の事を指しており、個々の妖怪の事は朱の盆以外全て駒としてしか見ていなかったりする。
その目的のため『大逆の四将』脱獄の手引き以降も、人間に不満を持つ妖怪を焚きつけて暴れさせたり、その妖怪を鬼太郎にわざと退治させて妖怪同士の対立を煽ったり、爆弾テロを仕掛けて人間同士の不信感や対立を煽るなどして世界に混乱と分断をもたらしている。更に何処へでも侵入出来る能力の他、政治家に賄賂を贈るなど政財界にも顔が広く、その存在が表沙汰にされる事なく社会の影で暗躍している。
明言はされていないものの、草案の書類を持っていた事から『妖対法』の成立にも一枚噛んでいると思われる。
妖怪の過去にこだわりつつも人間との付き合いにも長けるその姿は、人間との共存の未来を夢見るが一部の人間としか親しくない鬼太郎と対極的(この辺りは、人間の廃絶を目論みながらも人間を操る術に長けている名無しとも通じるものがある)。
正に鬼太郎の宿敵にして、第6期における最後の敵を務めるに相応しい存在だろう。
第94話で奪い取った富士のエネルギーを西洋妖怪に手渡し、その力でバックベアードを復活させ、共通の敵・鬼太郎を倒す為に同盟を結ぶ。
第95話で共に人間への宣戦布告と街の焼き払いを行った。その結果人間と妖怪の不和は決定的なものとなり、人間側を説得しようとした鬼太郎も総理に殺され、その魂もあらざるの地へ引きこもってしまう。
親友を眼前で殺された事で人間への憎悪に取り憑かれたねずみ男を妖怪大同盟に引き入れ、彼に反人間派の妖怪達を焚きつけさせて遂に人間と妖怪の大戦争(第二次妖怪大戦争)を開始した。
第96話では戦争が優勢である事を見届けると、用済みとなったバックベアード達を彼等にとって猛毒となる神聖な『レックス・ネモレンシス』の血液入りワインを飲ませ、始末(妖怪も人間も支配しようとするベアードとは思想が相容れなかったという理由もある)する。
更に犬山まなをねずみ男に射殺させようと拳銃を手渡したが、彼女への情を捨てられず頓挫した事で彼も用済みと判断し始末しようとするが、裏切りに激怒し暴走したベアードが世界各地で被害をもたらし始める。これはぬらりひょんにとっても全くの誤算で、暴走したベアードを止める手立てまでは講じていなかった。ベアードの妖力を見誤ったと失策を認めるが、もはやどうにもならない状況に陥る。目玉おやじに争っている場合ではないと停戦を提案されるも「人間と手を組む事など有り得ない」と拒み、付近で起こった爆発に乗じ逃亡する。
最終回であらざるの地から帰還した鬼太郎がねずみ男の必死の呼びかけに応じた人間達と妖怪達の応援の力でベアードを撃破した後、苦々しい表情で敗北を認める。
しかし、和解・更生を勧める鬼太郎に対して「同志を無駄死にさせた責任はあっても償うべき過ちなど無い」と自らの考えを曲げる事は一切無く、「むしろ鬼太郎がこれまで多くの妖怪達を倒した罪こそ償うべき」と指摘。そして最後は、「敵の情けを受けて生きるくらいなら潔く自ら死を選びます」「私が去っても志を継ぐ者はきっと現れますよ…」と言い残し、爆弾を起動させ自爆して消滅を遂げた。
- ただしこの時、第6期の設定では肉体の死後に残る筈の炎に似た形状の魂が現れなかったため、偽装自殺ではないかとする意見もある。しかし自爆の際に出した謎の水晶玉は第89話の手の目が自爆する際にも使われており、魂が残らず手の目が消滅した事を思わせる発言をぬらりひょんが口にしているためどうかは不明。
ぬらりひょんの同族殺しの誹りは鬼太郎に少なからず影響を与えたのか、10年後に犬山まなを襲ったわいらに対し、ちゃんちゃんこパンチでは無く薙ぎ払いで追い払うに留めていた。
また、同じく10年後の場面は妖怪の隔離区域と思われる『霊毛ちゃんちゃんこと同じ柄の隔壁で囲われた場所』があったり、頭から妖怪の存在を否定する者がいたりと、人間と妖怪の距離がかなり離れている様に描かれている。それどころか件の隔壁の看板は「関係者“は”立ち入り禁止」と落書きされている事から(関係者というのが政府と妖怪のどちらを指すにしろ)互いの憎悪意識が燻り続けているとさえ言える。
この様な事件の爪痕を残したため、本当は死んで勝ち逃げする為に自爆したという解釈も出来る。
実写版
実写版でも黒幕として登場しており、1985年に放映された月曜ドラマランド版ではボディコンの女性姿(演:夏樹陽子)という斜め上の人間態をとっていた(正体は着ぐるみで表現され、桑原たけしが声を担当)。
妖怪帝国建設のためにぬらり塾の塾長に変身していたという設定。霊界での決戦で正体を表すが、その際の挙動はどう見ても宇宙刑事シリーズの戦闘シーンのそれである。
1987年の『悪魔くん』とコラボしたビデオ作品『妖怪奇伝ゲゲゲの鬼太郎 魔笛エロイムエッサイム』では妖怪皇帝姿で汐路章が演ずる。
桜の精である桜子と共謀し、あまつさえ求婚までするものの、桜子に恋した星先生の行動で人間に情が湧いて振られた事にキレて処刑しようとする器の小ささを見せた。
とはいえ、配下の妖怪を吸収してパワーアップするなど様々な妖術を扱う強敵に変わりなく、鬼太郎にサーベルをお返しとばかりに突き立てられて奈落の底に落ちたと思いきや、カブトムシに化けて生き延びるしぶとさを見せたが、郵便配達員(演:水木しげる)に偶然踏み潰されるというなんとも水木作品らしいオチで締められた。南無。
2008年の『千年呪い歌』では妖怪の総大将として緒形拳が演じた。千年杉で出来た杖から呪力を放つ能力を有する。
自然を汚し、妖怪の迫害を続けるだけでなく同族間で殺し合う人間を醜いもの激しく憎んでおり、人間が幽霊族を滅ぼした過去を知っていた。
人間によって世界が滅ぼされる前に人間を滅ぼしてしまおうという事で濡れ女を利用してがしゃどくろを蘇らせたが、がしゃどくろに吹っ飛ばされて消息を絶った。
これだけ大層な目的を語っておきながら、濡れ女を利用するだけしておいて惚けた様子で切り捨てるところもある意味でぬらりひょんらしい。
部下・協力者一覧
ぬらりひょんの部下というより仲間。参謀役。初登場は原作からと実は以外に長い。
ご存知アニメから登場したぬらりひょんのレギュラー部下。間抜けでドジな愛すべき馬鹿ポジションだったが、第6期ではかなり有能なキャラと化した。
鬼太郎の仲間だが、初登場の1980年代の『最新版』やアニメ第3期ではぬらりひょんの部下として登場した。
アニメ第3期の映画や実写2作目で部下として登場。
- 百鬼夜行衆
『最新版』に登場。夜行さんの部下。実はぬらりひょんも元メンバー。
- 再生妖怪軍団
ぬらりひょんが妖怪香炉を使って再生した妖怪。『最新版』とアニメ第3期に登場。
アニメ第3期と4期、『最新版』に登場。
テレビと映画の実写に登場。
日本神話で有名な龍。アニメ第4期で2回程登場。
アニメ5期に登場。朱の盆に騙されていた。
『最新版』とアニメ第4期に登場。
- 半魚人&妖怪イカ
アニメ第4期でぬらりひょんに協力したが、彼に裏切られた。
アニメ第5期での部下、人間に化けている時の名前は“ひとみ”。元々は人間の少女だったが盗みを働いた天罰で妖怪になってしまい、ぬらりひょんの世話になっていた。ぬらりひょんの命令で人間の少女に成りすまして鬼太郎に接近して罠に嵌めるのだが……。
アニメ第5期に登場。火の代わりに電気エネルギーを吸収させた結果、第6期のベアードよろしく爆弾化した。
アニメ第5期での部下。元々はぬらりひょんに世話になっていたフリーの殺し屋だったが、鬼太郎に負けた雪辱を果たすために改めてぬらりひょんの部下に。
アニメ第5期での部下。全身にあらゆる毒や病原菌をため込んでおり、爪を突き立てて相手に毒を送り込むのが得意。
アニメ第5期での部下。巨漢で怪力の持ち主で、口から泡を吹いて相手を固める事もできる。旧鼠とコンビを組む事が多い。
ぬらりひょんが鬼太郎を抹殺するために目玉おやじを人質に取り本所七不思議で待ち伏せした妖怪軍団。メンバーは、狸ばやし、送り提灯、雷獣、板鬼、狐者異(こわい)、足洗い、おいてけ堀、草かまいたち。『最新版』とアニメ第3期の最終回に登場。
アニメ第3期・4期・6期でぬらりひょんに協力していた。
かつて鬼太郎に退治された妖怪。アニメ第3期の最終回でぬらりひょんに協力していた。
アニメ第3期に登場。
アニメ第4期と漫画版の『妖怪千物語』で協力したが、アニメ第5期では上記の様に妨害している。
『最新版』とアニメ第4期で部下になった。『最新版』では野衾を使って複製人間を作った。第4期ではぬらりひょんに騙された。
アニメ第5期に登場。ぬらりひょんが復活させた。
『最新版』とアニメ第3、4期で部下になった。
アニメ第3期に登場。
アニメ第4期でぬらりひょんが五徳猫と一緒に雇った。
アニメ第3期と6期に登場。
『最新版』での部下。何故か合体した。
『最新版』とアニメ第3期の映画で配下になった。
アニメ第6期に登場、朱の盆が封印を解いて賛同者にした。ぬらりひょんの事を「あの方」と呼んでいる。
アニメ第6期と実写版に登場。
アニメ第6期に登場、ダイダラボッチを復活させ、操るために暗躍した。
アニメ第6期に登場、自分の住処がなくなった元凶だと知らないで、彼に賛同する。
アニメ第3期の初代映画で手を組んだ。
第6期に登場。
アニメ3期映画の部下。
ドラマ『魔笛エロイムエッサイム』とアニメ第4期で配下として登場。
アニメ第5期で登場。
アニメ第4期で部下として登場。第5、6期では同盟を組んだ。ただし第4期では彼を裏切っており、6期では逆に裏切られた。
実写映画版第2作での部下。夜叉は彼が雇った東アジアの妖怪である。
- 月曜ドラマランド版での部下
吸血鬼エリート(演:佐渡稔)、おっかむろ(演:汐路章/CV:西尾徳)、あみきり(演:うえだ峻/CV:西尾徳)、のびあがり、見上げ入道が部下として登場。
これをベースとした『ひかりのくに テレビえほん ゲゲゲの鬼太郎』では「けしょうき」や「しんりんぼう」といった妖怪も部下として登場。
- 魔笛エロイムエッサイム版での部下
濡女(CV:余貴美子)、夜道怪(CV:加藤精三)、鉄鼠(CV:桑原たけし)、鳥天狗(CV:山崎猛)、朱の盆(CV:上田敏也)、ぬっぺふほふ(CV:神山卓三)、川猿(CV:森篤夫)、家鳴り(CV:篠田薫)、河童(CV:小金澤篤子)、童(CV:平辻朝子)、あまめはぎ、貧乏神が部下として登場。
キャスト
アニメ版では青野武氏が第3期と第5期の2シリーズで長期に担当したため、そのイメージが強いといファンも多い。とはいえそれぞれ世代間で差はある。
アニメ版
※…大塚明夫は青野武とMGSシリーズで共演していた他、父周夫同様にねずみ男のCVを務めた事がある。また直接関係はないが、周夫氏は『ぬらりひょんの孫』でぬらりひょん役を演じている。明夫は番組終了時に、父の携わった作品にレギュラーとして携われることを喜ぶコメントをしている。
ゲーム版
- 滝口順平(『ゲゲゲの鬼太郎 異聞妖怪奇譚』)
実写版
妖怪シリーズ
水木しげるが深く関わってきた『妖怪シリーズ』にも何度も登場しており、こちらでは本来の伝承により近い「妖怪の総大将」として敵ではなく味方サイドの存在として格を見せている。
『妖怪大戦争ガーディアンズ』にも本編と『平安百鬼譚』の両方に登場し、部下にしゅのぼんがいるのも『ゲゲゲの鬼太郎』と同じである。