概要
『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズにおいては、中国妖怪のチーが玉藻前の実弟として有名だが、彼女自身も登場している。インドや中国を荒らした後、栃木県・那須高原にて殺生石と化している場合もあり、彼女への復讐としてチーが日本に襲来した。つまり、歴代のチー軍団との決戦は那須高原で行われたことになる。2期では、チーも殺生石第二号として姉の上に居座ることになった。
なお、2期ではチーの軍団は紙の精以外は全員眷属の変化であるため、玉藻前の眷属でもある。
ちなみに、九尾の妖狐自体は固有の種族でなく、天狐の部下で空狐のリーダーも九尾である。
6期にて、アニメでは大逆の四将の紅一点として第74~75話で初めて登場することとなる。何の因果か、同じドスケベ・ド変態妖怪のいやみと立て続けに登場した。
太古の秘密版
続ゲゲゲ同様、非常にカオスで18禁ネタが満載の鬼太郎挑戦シリーズに登場した。
チーはシリーズにて姉の復讐のために来日したりしていたが、肝心の姉自身は後に那須の殺生石を脱出して樹海に巣食った。「淫獣」として知られ、いやみ同様にエロパワーを武器にする。壺に隠れた気体の様な姿をしており、本来の姿は一切見せず、常に全裸の痴女として鬼太郎と色々ヤッている。件の壺は、水木しげるのアシスタントの一人茶々岡が樹海で行方不明になり、遺跡で捜索していた水木たちが発見し水木宅に持ち帰った。そうしたら全裸の玉藻が現れ、敵わないので樹海に戻しにいったら、全員そろって色ボケにされてしまった。
能力
男を誘惑して死ぬまで搾り取り、搾り取った精力を己のエネルギー「淫力」に変える。さらには身体を回転させて真空を発生させる「真空切り」や「真空二段切り」のほか、「マラ切り殺し」(ヴァギナ・デンタータ戦法)で獲物の陰茎をちょんぎってしまう。イチモツを文字通りの武器「マラ刀」に仕上げた(水木しげるを狙っていた)とある行者も、自慢のマラ刀をセックス対決でちょんぎられて殺された。
- もっとも、鬼太郎とねずみ男は高尾山の天狗の妻に手を出して(出されて)本当に陰茎を失くしたこともあるが(正確に言うと、陰茎を人質に取られていた)。
水木しげる達もかなり振り回されたが、最後は昏睡した鬼太郎を逆レイプした際に、目玉の親父がお得意の胎内回帰戦法にて鬼太郎の陰茎を通して玉藻前の胎内に侵入して「かき回した」のを真空二段切りで追い出そうとしたら、「生体内の核融合」なる現象が発生して爆発した。鬼太郎は体内に原子炉を持ってはいるが、それとは関係あるのかは不明。
ちなみに、富士の樹海が自殺・行方不明のホットスポットになっていたのは、彼女が巣食って霧を発生させて人間の雄を惑わせていたから。
- 最新版では、ゲゲゲの森は樹海にある。
6期版
CV:田中敦子
零や鬼太郎が探している最後の四将で唯一の中国妖怪(昨年の画皮以来)。地獄の四将編のラスボス。伝承の通り日本三大妖怪の1人で普段は美女の姿をしている。800年前の平安末期中国から日本まで来訪して、女官に成りすまして各地方の領主を誘惑して戦を起こして、多くの人間の命を奪ったことで、鬼道衆に封印されたがぬらりひょんによって、封印が解かれる。その復讐なのか鬼道衆の里を滅ぼした張本人であり、零が生き残ったことについては「食べ残しがあった」程度にしか思ってない。
その性格は悪辣かつ狡猾で邪悪。封印から復活した手始めに様々な国の要人を魅了して戦争を引き起こそうと目論み、地獄から地球の霊的エネルギーを吸収し獄卒を操る事で閻魔大王を倒して、日本を滅ぼすついでに地獄まで崩壊させようと企む。
尾を分けて分身する能力や人に化ける能力、人や妖怪をも魅了し空間移動や口から火炎弾を放つなど大逆の四将の中でもかなり多才。弟のチーも、火炎、雷撃、飛行、毒、魔法、召喚術などかなりの属性攻撃を持つ。空狐の九尾も、やはり火炎や雷撃、魔法等が使える。
本気になると金色に発光し、白面金毛九尾の狐となる。
分身の1体はA公国に乗り込んだ零や彼を探しに来た鬼太郎と戦闘になり、取り込んだ地獄の力で彼らを打ち負かして、本体のいる地獄に帰還する。後に他の国から合流してきた3体の分身と共に、鵺・砂かけ婆・子泣き爺・ぬりかべ・一反木綿の魂を零から奪還した直後地獄まで追ってきた鬼太郎を圧倒するが、伊吹丸の魂と融合した零に阻まれ、更に猫娘やまなが応援をよこした魔女姉妹に不死身の力を弱められてしまう。
その後全ての分身と融合して鬼太郎と零に襲い掛かるが、零に尻尾を全て切断され、鬼太郎の4人の仲間たち魂の一斉攻撃で倒されて、魂はちゃんちゃんこ包みで捕らえられてしまい、鵺の魂と共に復活した閻魔大王に渡されて、大逆の四将探しの幕が閉じられた。
しかし、閻魔大王との取引が猫娘に知られてしまい、鬼太郎は彼女の平手打ちを受けた。
余談
6期の玉藻は閻魔大王をも捕らえてしまった妖力を持つが、これは地獄の妖力を吸収していたからだと思われる。
歴代の閻魔大王は非常に強く、例えば3期では自在に対象を転生させたり、鬼太郎がすぐに勝てないと悟り子泣き爺を簡単に噛み砕く地獄の番犬などを従え、4期では怒るだけで現世に雷雨が轟く、5期では数十km(?)の体躯を持ちこの世を簡単に滅ぼす力を持つ魔神ヤトノカミを封印し、血の池地獄の力を吸収した不死身の初代ドラキュラ伯爵や西洋妖怪軍団を地獄究極奥義にて一瞬で沈黙・壊滅させる、地獄を単独で支える程の力を持つ。
地獄を支配しようとしたのは、原作のドラキュラ軍団や5期の西洋妖怪軍団(原作のドラキュラ軍団をオマージュしている)、サタンと、八大死神をはじめとしたサタンの軍団にも似ている。特に八大死神のブラックエンゼルとは、美女であり、火炎を噴いたり獄卒を手駒にし、実際に地獄を支配してしまったのも共通している。
ちなみに、鬼太郎が玉藻に対抗した際に見せた、仲間の力を借りてオーラを纏い空を飛んだりしたのは、かつて最新版にて、恐竜時代から生き延びて閻魔大王とタイマン張るほどの力をつけたぬらりひょん「食妖鬼」が、樹海のゲゲゲの森を襲ってきた際に発動した鬼太郎ミサイルに似ている。これに近い攻撃は、3期のヤマタノオロチを倒す際にも見せており、こちらではオカリナ剣を伸ばし、流星の様になって空を飛んでいる。
ちなみに、啖呵を切ったねずみ男は、ベトナム戦記でチェ・ゲバラに扮したねずみ男にどこか似ている。
関連タグ
Fateシリーズ …担当声優繋がりでキャス狐をキャス子演じてるというギャグがネットで見られる。また、尾が分裂して分身になるという点まで同じである。