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概要編集


巨大な頭だけのような見た目をしている妖怪で、妖怪の主。緑系の色が比較的多いが、原作のイラストの一部やアニメ5期版では茶色の体色が目立つ。名前の由来である、ホーミング性で石化/拘束/窒息/圧殺効果を持つ痰を武器として使う。その他、目から怪光を放つ。

ゲゲゲの鬼太郎3話。

かまいたち二口女が恒例のメンバーであるが、アニメ4期の特別編 (東映太秦映画村で公開されてたバージョン)では (1話の個体と同一かは不明だが)見上げ入道もいる。

  • 一方5期でのかまいたちはぬらりひょんに縁があり、あまりたんたん坊とは関連性がない。

人間子供をさらい、妖怪に変えることで妖怪を作ろうと画策する。「人間を使った妖怪の増殖」という意味では、4期の仲間にいた見上げ入道とは似ているのかもしれない(妖怪界の少子化に悩んでいたのは5期の話だが)。


鬼太郎達の敵として有名だが、地獄の案内役として人間を導くこともある (そのたんたん坊はかなり巨大)。


アニメ4期では夜間にパワーアップして無敵の強さになり、妖怪城に13体の妖怪を生贄にする事で地上を永遠に夜が明けない世界にして君臨しようと企む。


アニメ6期では人里離れた山中に妖怪城ごと封印されて岩山となっていたが、人間がそこをコンクリートの材料にするため切り崩した事で復活。子供を13人攫って人柱にする事で妖怪城を復活させた。

岩山の土砂を材料にしたコンクリートの中やその周辺を自在に移動できる能力が追加された他、妖怪城がある限り不死身で、倒しても妖怪城から妖力を供給されて瞬時に復活する。

自然を破壊する現代の人間に憤りこの世に人間は不要だと思い立ち、人間を取り込んで妖怪に変えられる妖怪城の力を使って、この世界の全てを妖怪だけの世にしようと企む。

だが鬼太郎に「今の傲慢な人間達には確かに腹が立つ事もあるさ。でも、そのやり口を真似て滅ぼそうとした時点で、貴様は人間と同等、いやそれ以下だ」「僕は自分と異なる物を認められない奴は大嫌いだ!!」と反論された。

人柱にされていた犬山まなが救出された事により妖怪城の機能が停止して不死身の力を失い、指鉄砲で眉間を貫かれて退治された。


その後は肉体を失い魂だけになって彷徨っていたが、名無しの力によって仲間二人と共に復活。同じく復活した見上げ入道と組んでおばけ学校の教師になり、妖怪になれるという噂を広めて勉強嫌いな子供たちを集めた。変装して学校に潜入した鬼太郎に出会っても正体に気づかず、「ここは好きなように勉強できるんだ」「おばけはいいぞ~、みんな個性豊かだ、そして自由だ」などと優しい態度で接していた。だがそれは演技で、子供たちを妖怪を造るための材料にするのが真の目的だった。

本性を現した後は、鬼太郎を追って学校に潜入した犬山まなの前に立ちふさがる。まなを再び人柱にしようとしてタンを吐きかけるが、蒼馬が彼女を庇い、身代わりに石化したために失敗。妖力を打ち消す呪文を唱えられ、見上げ入道を倒された。

仲間二人と共に鬼太郎と猫娘に復讐しようとしたが、鬼太郎と猫娘のコンビ攻撃の前に敗れ、鬼太郎に「お前は名無し様には勝てぬ」と言い残して滅び去った。


5期の妖怪城編集

アニメ5期での妖怪城は大幅な設定変更が見られ、目玉や根のような触手や背骨、本体等有機的な肉体を持ち、それそのものに意思のある存在である。海上を含めた優れた移動能力や、風・火・土・水の各属性を纏う化け竜を4体従えているなど、強力な力を持つ。この力と制御装置を狙ったぬらりひょん一味が暗躍した(一方たんたん坊はそうした能力を発動させるどころか把握していた様子もなかったので、もしかしたら単なる居城としかみなしていなかったのかもしれない)。


各地から集められた家鳴り達(と戦闘に巻き込まれ事故気味にボコボコにされた姿がウケてやる気を引き出した朱の盆)の力で城は目覚め、後には自我が生まれ、赤ん坊から子供のような性格を備え、ぬらりひょんを「父上」と呼び始めた。更に鬼太郎を陥れるために拉致・操作されたミウに影響されたのか、嫁まで欲しがり出す。が、覚醒したミウと鬼太郎とタンコロリン座敷わらしズによって、体内から「極炎乱舞」で背骨/屋台骨を折られ、津軽海峡に沈んだ。この段階では生きており、再度の起動を思わせているが、番組が打ち切りとなってしまったため、後の展開は不明。

  • 5期ではたんたん坊と妖怪城はどちらも「極炎乱舞」の地獄の焔に焼かれている (妖怪城の方は二度)。また、奇しくも二度目の時にはミウもその場にいたので、妖怪城は、以前に自分と以前の主人を焼いた焔の由来となるミウを嫁に欲しがったことになるが、むしろ鬼太郎とミウが新たなフラグを建てていた。
  • タンコロリンと座敷わらしズは、閻魔大王様によって、妖怪四十七士を見つける役目を賜ったねずみ男の (結果的には)初のスカウト対象となり、四十七士としても初の同時覚醒であった。
  • ついでに言うと、『日本爆裂』および運動会回と妖怪横町でのモブ的な出番を除けば、この回がタンコロリンと座敷わらしズ (厳密に言えば男児の方)の唯一の活躍したエピソードであり、ミウが次に登場する前に番組が終了してしまったのだ…。四十七士は、一応映画で再登場している (亀姫は映画とテレビでは見た目も異なっている)。



由来編集

百三鬼目 大かむろ

  • 水木御大による見た目は、狸の化身とされる大かむろ/おっかむろ (大禿)とかなり似ている。御大のたんたん坊は、速水春暁斎による大かむろの影響が見られ (首以下はないが)、御大の大かむろは毛髪がより長くなっている他、禿げていない。関連商品等では、大かむろはたんたん坊型になっている事もある。やのまんブックスが発行している「鬼太郎くんの仲間たち 妖怪対比図鑑」では大かむろとたんたん坊をそれぞれ1ページずつ見開きで掲載している。

びいがん御坊

  • こちらの「びいがん御坊」も関連性がある。


似ている名前の妖怪編集

特に関係はないと思われるが、アニメ2期第43話「足跡の怪」にタイタンボウという名前の妖怪が登場する。

いらずの山の巨石に祀られていて、石に悪さをする者に祟りを起こす。

祟られた人間は目や鼻や指が次々と溶けて無くなり、とうとう頭も溶けて無くなると、最後は血のように赤い足跡だけを残して消え去ってしまうというあまりにもショッキングな内容であった。

ゲゲゲの記憶補正102

二人の青年科学者が石を削って破片を持ち去ったために、その報復として近隣の村人数名を神隠しにして、さらに実行犯である青年科学者たちに上記の祟りを引き起こした。

神隠しにされた村人の子供から依頼を受けた鬼太郎が石の破片を取り返して巨石に戻すが一向に祟りは収まらず、実行犯の青年科学者を祟り殺した後にようやく怒りを鎮めて、神隠しにしていた村人達を解放した。

最後までその姿を現さなかったが、鬼太郎も祟りを鎮めるのがやっとの恐るべき妖怪であった。

  • タイタンボウに神隠しにされた村人達は完全にとばっちりだったが、実行犯の青年科学者は鬼太郎から祟りを鎮めるために石を返して欲しいと言われても、欲に目が眩んで返そうとせず、それどころか鬼太郎を殺そうとするなどまさに外道であり、完全に自業自得であった。
  • ちなみに同回の元になったのは鬼太郎とは関係ない短編読み切り作品であり、ストーリー自体は鬼太郎達が登場せず、青年科学者たちが主役な以外ほぼ同じ。
  • 打ち切りになってしまった5期の3年目にも「足跡の怪」が予定されていた事が、当時の公式ブログにて判明している。
  • なお、タイタンボウとはダイダラボッチの別名の一つでもある為、もし5期で足跡の怪が放送されていたらダイダラボッチが登場していたのかもしれない。


余談編集

  • 実は漫画版において子供を妖怪に変えて都を作ろうと計画したのは妖怪城の封印を解いたねずみ男で、たんたん坊自身はむしろその提案に「妖怪に変えれば人間に戻すことはできない」とあまり乗り気ではなかった(結局その憂いを「構わない」と切り捨てたねずみ男に押し切られる形で実行した結果、鬼太郎に再度封印されたことを考えると、ある意味作中最大の被害者と言えるかもしれない)。
  • 5期では、ねずみ男が「痰壺地獄」という技を一度だけ披露しているが、鬼太郎の「地獄究極奥義」とたんたん坊の痰から由来しているようなネーミングである。蛇足だが、4期でねずみ男を演じた千葉繁と同じくがんぎ小僧を演じた千葉一伸が共演した某作では、前者演じるキャラの攻撃を浴びた後者のキャラが「痰壺じゃありましぇーん」と返しているシーンがある。
  • 6期では、妖怪城のエピソードは第3話である。3期の妖怪城は第1話、4期の見上げ入道は第1話である事から、これらを意識していると考える視聴者もいるが、そもそもアニメ1期の妖怪城が第3話である
  • ただしそのアニメ1期では何故かやにやに坊という名前になり、痰ではなく目ヤニを飛ばす妖怪に変更されている。さらに手下の二口女も大口女に変更された。
  • アニメ3期において、劇場版の対チー戦 (妖怪城つながりでもある)では、二口女以外は鬼太郎サイドとしてと見られるが、かまいたちは1話以降、これ以前からも仲間として見られている(原作でも万年竹の回などで味方として登場している)。たんたん坊自身は終盤の盆踊りの際に群衆に紛れているが、隣のかまいたちより少し低いくらいと体が小さく、顔もよく見えないことから、同一個体またはそもそもたんたん坊なのかは不明。ただ、1話で悪事を働いた理由を鬼太郎に訊かれた際に「俺たち妖怪と人間は昔はうまくやっていたのに、それを忘れて我が物顔で振る舞う人間が許せない」と語っており、人間と妖怪の共存・友好のために開催された盆踊り大会にいても全く不自然ではない。なお少し離れたところには朱の盆もいた(ぬらりひょんの姿はなかったが、担当していた青野武氏は井戸仙人役で登場している)。
  • 4期の最初のED (『カランコロンの歌』by 憂歌団)でも、体色が異なるたんたん坊が行進に混じっている。
  • 6期の妖怪城戦にて、城内でたんたん坊がいきなり扉の向こうに現れたり、指鉄砲で額を貫かれて両の目が別方向を向いているのは、大かむろに対するオマージュだと指摘する声もある。
  • 6期の声優である塩屋浩三氏は、4期の子泣き爺を務めたり、ドラマ版の『悪魔くん』に子役として出演している。また、3期の妖怪城回でもアナウンサーを演じている。ついでに言うと弟の氏は、浩三氏も黒怪物役で出た上記の劇場版にて、陰の立役者ともいうべき丸毛役をしている。
  • また塩屋氏は『クロスウォーズ』でオレーグモンを演じたがかまいたち役の松野太紀も同作でのルーチェモンや『セイバーズ』のアグモンを演じている (『クロスウォーズ』の声優の就任には、5期鬼太郎での繋がりが関係していたとも判明している)。
  • また鬼太郎役の沢城みゆきは、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』にて妖怪フタクチオンナを演じている。
  • たんたん坊も見上げ入道も、共にゲーム『妖怪大魔境』や『復活!天魔大王』のボスであり、ボスとして登場する順番も繋がっている。


関連イラスト編集

トリオ妖怪(たん坊以外ちょい美化)



外部リンク編集



関連タグ編集

妖怪

生首 大首 つるべ落とし おとろし 同様に巨大な首だけ系妖怪

化け狸 大かむろ

二口女 かまいたち(ゲゲゲの鬼太郎)

タイタンボウ

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