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概要編集

「はいら」とも呼ばれ、恐れを意味する「畏(わい)」から取られているともいわれる。

姿は牛鬼のごとくのようで、前脚に鎌のような巨大な爪を1本ずつ備えている。


元々は、絵姿と名前だけが残されていた謎多き妖怪である。しかもどの絵にも残されているのは上半身の姿だけで、下半身は不明。


「年を取ったヒキガエルが変化した妖怪」「雄は土色で雌は赤い」「土を掘りモグラを食べて居た」「茨城県の山中で目撃談がある」「凶暴で人を襲う事もある」等とする資料があるが、これらは全て後世創作の疑いが持たれている。


鳥山石燕の『画図百鬼夜行』ではおとろしの隣のページに掲載されていることから、恐ろしいと畏れでセットとされる妖怪であるという説がある。


創作での扱い編集

ワイラ

謎多き妖怪であるが怪獣のようで見栄えが良いことから、和風ゲームのモンスターなどで登場することが多い。

『最新版』では、ぬらりひょんの部下としてさがりと共に鬼太郎の仲間を始末しており、合体もする(参照)。

5期では「妖怪四十七士」の茨城県代表に選ばれたが、大人の事情もあり、後期EDと映画にての限られた役に留まることになった。なお、第2EDの個体が後の個体とデザインが異なるが関連性は不明。

大晦日の畏畾

6期鬼太郎でも鬼太郎の仲間として登場している。最終回の終盤で成人したまなに襲いかかるも鬼太郎に追い払われた。

怪奇作家佐藤有文著の妖怪図鑑。熊と獅子を合わせたような姿で、翼を持ち人を食う。

初出は日本の妖怪が多く出演した『デビルサマナー』で種族は”妖獣”。一本角の赤い牛のような姿で原典で描写されていない下半身は影と融合している。『デビチル』シリーズでは鎌のような手を持ったとぼけたお化け姿で登場。

羽根が生えたという姿。こちらの使った術を返してくるという特殊な技を持つ妖怪。

虎のような魔物。上位種に「毒わいら」、「猛毒わいら」がいる。

赤い甲殻に覆われ下半身は蛇か魚の様、カマキリの鎌をおもわせる大きな鉤爪を持つ鬼。

  • 剛神―大江戸超神秘帖

滝沢一穂作、近藤ゆたか作画の、世界最大の人口を誇る江戸時代の江戸の町に襲来した「星夷(宇宙人)」との戦いを描いたSF巨大ヒーロー漫画。わいらは日光にすむUMAとして登場。

  • 今敏作短編「わいら」

戦国時代を舞台にした短編。「わいら」の正体とは…

  • 妖怪馬鹿

小説家京極夏彦の対談集。わいらが正体不明なことからさいとうたかおの作風を完コピしてDr.ゲンサイ・ノダの目撃談が描いてある。眉毛が某人物に似ていたようだが…

哺乳類系として扱われてきた他の作品と異なり、井戸の中に取り残されたガマガエルが変じた妖怪として登場。

孤独な境遇の子供に取り付き、腹の中にあるカエルの卵のような空間に子供を閉じ込める。なお閉じ込められた子供は胚のような形状になってしまう。

  • サクラコード

調伏屋に倒されそうになった「おとろし」を助けに来て融合し、伝承のおとろしの姿に変身した。


関連タグ編集

妖怪 おとろし 蝦蟇

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