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概要編集

日本の妖怪

伝承により姿は様々だが、その漢字が表す通り全身に百(無数の意)の目を持つのが特徴的であり、鳥羽石燕の『今昔画図続百鬼』を始めとして、多くは以下のように伝えられている。


百々目鬼は元々人間の女性だった。しかしながら、生まれつき手癖が悪く、金と見るや盗みを働いてしまうどうしようもない人間だった。ある日彼女はその腕に無数の目が生えていることに気が付き、身体を見渡すと、そこらじゅうに眼球が埋め込まれていた。彼女の盗んだ金に宿る精霊たちが、目玉となって彼女の身体を蝕み、人間から化け物へと変えてしまったのである。


栃木県宇都宮市には、百目鬼が退治された場所として「百目鬼」という地名が残る。そして、この百目鬼が百々目鬼の由来になったという説もある。


創作ではキモい妖怪の筆頭として挙げられる事が多く、石燕の図では顔が見えないものの美女の姿で描かれることが多い。


とくに害を為さないが、目玉の一つが空中を追いかけてきて驚かすという伝承もある。


百頭と呼ばれる似たような特徴を持つ怪魚も伝わっている。


創作における百々目鬼編集

ゲゲゲの鬼太郎編集

鬼太郎とひとみさん。

ぬっぺふほふのような身体を持つ「百目」とは別の妖怪として登場。

第5期では第8話に人間から変化したばかりの新米百々目鬼「ひとみ」が登場する。

詳細はひとみ(ゲゲゲの鬼太郎)を参照。


妖怪ウォッチ2編集

百々目鬼ちゃん

百々目鬼(妖怪ウォッチ)を参照。


無双OROCHIシリーズ編集

百々目鬼(無双)を参照。


荒神編集

宮部みゆきによる原作では「目がない」ことが一つの特徴だったが、テレビドラマ版ではワニやオオサンショウウオを百々目鬼風にしたような容姿であった。


女神転生シリーズ編集

初出は日本の妖怪が多く登場した『デビルサマナー』。種族は”鬼女”で腰から下を布で隠した、体中に目玉がある女悪魔である。


地獄先生ぬ~べ~編集

才女であると期待されていた6年生の篠崎愛の体に目玉ができる怪現象が起きるのだが…


神楽シリーズ編集

他作品の同胞達との最大の違いは体の背面から生えた無数の触手で、彼女達のアイデンティティとも言える「腕に生えた無数の目玉」は自身の腕ではなくその触手にびっしりと生えており、これを使用して伝承通りに敵の持ち金を盗むだけでなく犠牲になった女性を陵辱する。

その際に触手の目玉を犠牲者の胎内で爆発させて妖気を放出(物理的ダメージはなきに等しい)し、自身の妖気への過剰適応を促して新たな同胞に作り替えてしまう。

その生態から、Pixivにおいては「敵キャラとしての百々目鬼」よりも「シリーズ内ヒロイン達の闇堕ち妖怪化のバリエーション」として描かれる事が殆どである。


関連項目編集

目目連 百目

蓮コラ

妖怪化

志村ダンゾウ:腕に多くの写輪眼を持つ。

百目タイタン

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百目鬼 どうめき

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