曖昧さ回避
概要
如意とは、僧侶が読経や説法の時に手に持つ仏具であり、孫の手としても使われたものである。
この妖怪は、額にその如意の様な角を生やした、三つの目で痩せこけた体に鋭い爪を持つ姿で描かれている。
水木しげる御大の解説では付喪神の一種であり、孫の手のように長い腕と爪で痒いところを掻いてくれるが、油断すると引っ掻き傷を負わされるとされている。
創作での如意自在
ゲゲゲの鬼太郎
※イラスト右下のキャラクター
CV:田中亮一
アニメ4作に登場。角はなく赤い笠を被り、侍の様な口調で話す(水木氏は、トップ画像のような見た目のイラストも描いている)。
一人称は『拙者』。既婚者で、自分そっくりな妻子を持つ。
五徳猫と山爺と共に、鬼太郎を倒すために朱の盆に雇われた助っ人……なのだが、実のところねずみ男が適当に連れてきた妖怪である(しかも五百円を報酬に承諾)。山を削ってゴルフ場を作る人間を成敗するため……という建前でゴルフ場からゴルフボールを盗んで売っていた(ねずみ男曰く「相変わらずせこい」)。ねずみ男に連れてこられた時、ついでとばかりにホールの旗も失敬している(猫娘にもつっこまれた)。五徳猫とは顔見知りであり、鬼太郎の事を知っている。
ぬらりひょんの事を知らず、最初は五徳猫と共にぬらりひょんを標的と勘違いしていたが、鬼太郎が相手だと知ると五徳猫と共に逃げ出そうとした。
腕が伸縮自在であり、ゴルフボール泥棒に悪用していた。鬼太郎との対決ではこの能力を利用して頭突きしようとしたが、間にあった木に激突して自滅した。最後の悪あがきで妖気合体という名目で三人揃って肩車で突撃するが、当然転倒して自滅。
その後、やった事は窃盗程度であまり悪い妖怪ではなかったため、事情を知った鬼太郎ファミリーに迎えられ、温泉旅行に行ってきた目玉おやじ達からお土産の温泉まんじゅうを貰った。
陰陽師~平安妖絵巻~
「法具の如意自在」として登場。不思議な道具を背負う行商人のような姿をしている。