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公転周期が75.3年なので短周期彗星として分類される。天文学者エドモンド・ハレーが彗星の記録を調べ上げ、同一の彗星が回帰する事を予言して没した(ハレー本人はハレー彗星を観測していないが、彼の功績に因んで名付けられた)。

前回の接近は1986年。次回の地球接近は2061年頃。ハレー彗星が注目を集めやすいのは、公転周期が短いので、頑張れば生きているうちに2回遭遇出来るかもしれないという部分もある。


1910年の接近時は地球の公転軌道が彗星の尾の内部を通過することになった。この時彗星の尾に含まれるシアン化合物によって地球上の生物が全て窒息死するという噂が広まった他、地球上の空気が5分間ほどなくなるという噂も一部で広まった。自転車のチューブを買い占め、チューブ内の空気を吸って一時的な酸素枯渇に備える者、水を張った桶で息を止める訓練をする者、全財産を遊びにつぎ込む者、世界滅亡を憂えて自殺する者などが現れたという。

この1910年のハレー彗星接近に関するエピソードは『ドラえもん』原作コミックス第33巻に収録されているハリーのしっぽに描かれている。


ところが、1986年のハレー彗星地球回帰は有史以来最も観測困難な条件だったので、漫画・アニメ等で豪快に描かれるような姿は、とてもじゃないけど日本からは観測不可能であった。アマチュア天文家の中には南半球まで観測ツアーに行った人も居たらしい。

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